くもりのち雨。パラパラ降る。
作田啓一訳ルソー「社会契約論」を途中まで読む。
このところドトールでの読書が周囲の喧騒のせいで今ひとつ。
ややオープンな座席だと余計に集中しづらい。
自分に落ち着きが足りないのかもしれない。
静かに過ごせる昔の「喫茶店」のような店を見つけるべきだとは思うものの。
「客単価が安い」という経済的な理由のせいか
町から「落ち着ける場所」が減ってしまったという「言い訳」もないわけではないけれど。
たとえば必ずと言っていいほど話の中身と比例するように「不幸な臭い」のする不自然な笑いと声の大きさ。
「キャリーバッグ」という不快な音を立てるかばんのゴロゴロ(お年寄りは仕方ないのでOK)。
テーブルの上でプラスチックの灰皿がコマのように回って立てる音や
「かかとを上げて歩くこと」も知らずやたらにドタドタもしくはカンカンという靴音。
あるいは時間帯に関係なく大きな音で閉められるドア、
身体を投げ出すように電車の座席に腰を下ろす動作も含めて。
気分はほぼ「他人の心の声が聞こえる超能力者」と言うのは大げさか。
彼ら彼女らは疲れ切っているのかその言動には「弛緩」しか感じられない。
「たまたま同じ場所にいる他人」には「無関心」であるのが基本とはいえ
その「所作」をもう少しどうにかしていただきたい。
かつて永井荷風は近所から聞こえる「ラジオの音」を不快に感じたという。
そこまで「神経質」ではないつもりなのだが。
麻雀マンガ「哭きの竜」の主人公の台詞になぞって言えば
人々の「背中」だけでなくあらゆるものが「煤けている」。
「ボロは着てても心の錦」と歌ったのは水前寺清子だったか。
そのような「心意気」はどこに消えてしまったのだろう。
作田啓一訳ルソー「社会契約論」を途中まで読む。
このところドトールでの読書が周囲の喧騒のせいで今ひとつ。
ややオープンな座席だと余計に集中しづらい。
自分に落ち着きが足りないのかもしれない。
静かに過ごせる昔の「喫茶店」のような店を見つけるべきだとは思うものの。
「客単価が安い」という経済的な理由のせいか
町から「落ち着ける場所」が減ってしまったという「言い訳」もないわけではないけれど。
たとえば必ずと言っていいほど話の中身と比例するように「不幸な臭い」のする不自然な笑いと声の大きさ。
「キャリーバッグ」という不快な音を立てるかばんのゴロゴロ(お年寄りは仕方ないのでOK)。
テーブルの上でプラスチックの灰皿がコマのように回って立てる音や
「かかとを上げて歩くこと」も知らずやたらにドタドタもしくはカンカンという靴音。
あるいは時間帯に関係なく大きな音で閉められるドア、
身体を投げ出すように電車の座席に腰を下ろす動作も含めて。
気分はほぼ「他人の心の声が聞こえる超能力者」と言うのは大げさか。
彼ら彼女らは疲れ切っているのかその言動には「弛緩」しか感じられない。
「たまたま同じ場所にいる他人」には「無関心」であるのが基本とはいえ
その「所作」をもう少しどうにかしていただきたい。
かつて永井荷風は近所から聞こえる「ラジオの音」を不快に感じたという。
そこまで「神経質」ではないつもりなのだが。
麻雀マンガ「哭きの竜」の主人公の台詞になぞって言えば
人々の「背中」だけでなくあらゆるものが「煤けている」。
「ボロは着てても心の錦」と歌ったのは水前寺清子だったか。
そのような「心意気」はどこに消えてしまったのだろう。
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