退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「民主主義は民衆主義であり衆愚になりやすいことと設定が上手だが結末が残念な映画」について

2024-07-30 03:09:42 | Weblog
晴れ。風強し。

西部邁「保守の遺言 JAP.COM衰滅の状況」を読む。

著者の書いていることは「正しい」。
それが「負けること」を知った上でのことだけれど。

「語源」を明らかにしつつ語るスタイルは変わらず。
敢えて「核保有を説く」のにふむふむ。

「国際社会」は結局のところ「ヤクザ」で。
「武力を背景とする外交」が「常識」。

「話し合い」を大事にしたい気持ちはわかるとはいえ。
それで終わったためしがないのも事実。

一般的には「超」が付くほどの「悪い国」である北朝鮮の「外交」は案外「まとも」で。
それに比べればわが国には「外交」などないと言っていいほど。

なぜならかの国はミサイルの「タイミングと落としどころ」をきちんと計算していて。
役に立つはずもない「Jアラート」とやらでいたずらに大騒ぎする国とは違う。

いずれにせよ。
著者は「現実を把握せよ」と言いたかったはず。

「民主主義」は「民衆主義」でしかなく。
それがほぼ自動的に「衆愚」になることも。

実際そうなっているのだから何ともはや。
インターネットという「テクノロジー」がそれを加速させたのも忘れずに。

わが国がずっと「アメリカの属国」であり続けているのも同様。
繰り返すが好ましいのは「世界レベルで活躍するスポーツ選手」のみ。

スコット・マン「FALL フォール」(’22)を観る。

設定が見事。
伏線もなかなかの出来。

「夢オチ」の採り入れ方も悪くなく。
「適者生存」という台詞の意味も味わえる。

「生き延びる」のは「残酷なこと」。
「スニーカーより人間が緩衝材として適している」のを覚えておこう。

ハゲワシはむしろ主人公を励ます結果に。
「肉を喰われた相手の肉を喰らう」ことにもなり。

文句があるのは「放蕩娘の帰還」という物語の結末。
そこだけが残念至極。
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