退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

よくも悪くも

2010-03-06 00:58:17 | Weblog
晴れ。おだやか。

福田和也「日本の家郷」を読む。

「彷徨」「何処でもない場所」「虚妄」。
「西洋近代」に真正面からぶつかるとそういうことになるらしい。

遣唐使廃止以降だろうと江戸時代だろうと
「鎖国」をした時に「日本文化」は花開くとして。

たとえばケータイ。

「電話」と「メール」の機能さえあればいいという「世界標準」に対して
日本のケータイはその特異性から「ガラパゴス・ケータイ」とも呼ばれている。

「進化」から取り残された島国として
文化としての「世界」を敢えて見ないことにしたらいいのかもしれない。

誰もがケータイの画面を見つめる姿はもちろん異様だけれど
いつのまにかそうした風景に慣れてしまえるほどわれわれは「柔軟」でもある。
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