退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「田舎=日本であること中南米の国に似ていることあるいは世界に配慮した映画」について

2023-11-06 04:41:17 | Weblog
晴れ。厚めのシャツで過ごす。

花房尚作「田舎はいやらしい 地域活性化は本当に必要か」を読む。

「過疎地域の美化」を正す内容。
本作に描かれる内容が何と現在の「日本」に似ていることか。

「補助金」によって「現実」を塗布され。
「今のままでいい」と思う人々よ。

「効率」などどこへやら。
「公務員」は「都会並みの給料」を得てそれ以外は「ブラック企業」が「当然」で。

まともに仕事をしない人が職場に普通にいたり。
それを誰も咎めないのも同様に。

もっとも著者は「カジノ誘致」を勧めたりしているので。
全面的に同意できるかと言われれば微妙。

それとは別に。

阪神が日本一になったことに浮かれる人々を見ると。
なるほど「中南米の国」に似て来たと思うのみ。

「贔屓のチーム」を称えるのはよろしい。
おそらくは「そこにしか『楽しみ』がない」のが「貧しい」だけ。

クロエ・ジャオ「エターナルズ」(’21)を観る。

なるほど世界を慮るとこんな風になるのかと思った次第。
ここに日本人俳優がいないのを覚えておこう。

キンゴのクメイル・ナンジアニは「ボリウッド」を代表し。
「ドン・リー」となったマ・ドンソクは「ここまで来たか」といった趣き。

マッカリのローレン・リドロフは「聾唖者」。
スプライトのリア・マクヒューは「子ども」。

主演のジェンマ・チャンは香港系イギリス人。
ファストスのブライアン・タイリー・ヘンリーは黒人。

イカリスのリチャード・マッデンはスコットランド。
ドルイグのバリー・コーガンはアイルランド。

ベンのハーズ・スレイマンはレバノン出身で「子持ちのゲイカップルの夫」。
「メジャー」なサルマ・ハエックとアンジェリーナ・ジョリーは「控え目」で。

あらゆる方面に「配慮」している模様。
「政治的に正しい配役と設定」は「世界中で売れるため」。
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