退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「もったいない造りの本と昨日書いた時代とはまた異なる『日活』の作品」について

2020-10-15 02:24:56 | Weblog
晴れ。ドトールの冷房のために上着を持って出かける陽気。

坪木和久「激甚気象はなぜ起こる」を読む。

寝惚けて一度早起きしてしまったせいか内容が身に沁みず。
どうにも眠くなっていけねえ。

その後復活してどうにか。
それにしても本書はいささか長すぎるし整理されていなさすぎる。

「温位」というエネルギー保存則を元にした「基準」にはなるほど。
その他にも興味深い解説があるのにもったいない限り。

本書の内容は出来れば2冊に分けるべきだったのではないか。
ブルーバックスで1冊とエッセイで1冊という風に。

編集者がもっと仕事をしないと。
「素人」には質・量ともに「付いて行きにくい」もの。

斎藤武市「ろくでなし稼業」(’61)を観る。

「エースのジョー」宍戸錠と「ダンプガイ」二谷英明の掛け合いが楽しく。
おきゃんなマダム南田洋子にウブな娘吉永小百合という「贅沢」。

金子信雄と小沢栄太郎のいかにもな「悪玉ぶり」。
深江章喜がシャープで待田京介と土方弘は「コメディ・リリーフ」(特に後者)。

沢本忠雄は「純情な青年」。
山田禅二の船長も案外活躍して。

宍戸錠が2曲も歌うのは小林旭の「渡り鳥シリーズ」の監督のせいか。
「バンサ」藤村有弘がニ谷英明と同じ衣装でプラカードを持って本作を宣伝するサービスも。

主役ふたりの「殴り合い」には「本物の匂い」があり。
「技斗」高瀬将敏の「成果」だろう。

助監督に神代辰巳の名前があるのも覚えておこう。
こういう時代の「日活」もあったのだということでよろしく。
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