退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「染色の美しさと『男子による管理社会』の気持ち悪さ」について

2024-05-17 03:31:15 | Weblog
くもりのち晴れ。昼夜の気温差が激しく。

「柚木沙弥郎の染色 もようと色彩 日本民藝館所蔵作品集」を見て読む。

染色作家の名前は「ゆのきさみろう」と読む。
「民藝風」のものよりシンプルな「もようと色彩」の組み合わせがいい。

今年1月末に彼岸へ。
作品はこちらまで。

どこかミロの切り絵を思わせるところもあり。
しばしその美しさを楽しむ。

ルート・マダー「モニタリング」(’17)を観る。

タイトルロールと音楽からしていかにも「ドイツ風」。
基本は「不穏」。

舞台は「階級の分断」がハッキリした世界で。
もっとも「エリート中産階級」も「最適な人間」でなければ「排除」される。

「Ich liebe dich=I love you」が冒頭とラストに。
その「意味の違い」を味わえということか。

内容はタイトルに表されていて。
主人公が「お前たちには魂がない」と言いつつ「家族」の元へ戻るのも覚えておこう。

「老人たちのエリートへの嘲笑」もあり。
「女子銀行員の誘惑」の結果がむしろ「憐れみ」になるのも。

監督はオーストリアの女子らしく。
子どもが赤ん坊を殺すシーンは「やりすぎ」のような。
コメント
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