退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「人間であること」について

2013-01-30 02:42:51 | Weblog
晴れ。寒さは緩む。

NHKスペシャル取材班「ヒューマン なぜ人間になれたのか」を途中まで読む。

内容については明日あらためて。
最先端の研究をする各国のさまざまな学者たちに次々と取材できるのがいいところ。

それらをどう「結論」に持っていくかが腕の見せどころだけれど
今のところ若干の「?」はありつつおおむね良好といった感じ。

たとえばゲノム、遺跡とその発掘物、人への実験などを元に
あれこれと推測していく作業はいかにも楽しい。

最後までじっくり味わうことにする。
おそらくは「矛盾」が「原動力」になっているということだけは確かなよう。

もっともいたずらに「結論」を出すことより
それをもたらす「過程」に実は興味があったり。

集めた「事実」からいかに「理論」を作り出すのか。
実はそこにも「人間」が現れると思われるので。

複雑な世界を目の前にするとき
われわれの「浅墓な合理性」などはどこかへ吹っ飛ぶもの。

とはいえ「卑小」でありながら「崇高」をもたらすこともあるのだから
なんともややこしいこと夥しいというのが「実情」。

「外部の観察者」からすると
「めんどくさい生き物」だというあたりに落ち着きそうではある。

なにしろ「生き残ること」にかけては相当の「力」の持ち主で
その「暴力性」は他に類を見ないだろうから。

いっそ動物たちのように「シンプル」に生きられればと願ったりするあたりも
「ご都合主義」の誹りを受けて致し方ない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする