退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「好ましいものと好ましからざるもの」について

2013-01-16 02:09:25 | Weblog
晴れ。それほど冷えず。

「貝殻追放3」を読み始める。

犬たちと子どもの描写が素晴らしい。
とりわけ後者は愛に満ち溢れていて素敵。

新しい歯医者の初日。

いささか閑散とした雰囲気の待合室には
自分を除くとお年寄りばかり。

いかにもな昭和のオヤジが院長。
レントゲンは鉛のベストなしでフィルムは自分の指で押さえる「ワイルドさ」がなかなか。

仮歯を削った粉が顔に吹きかかってもお構いなし。
もちろん後で看護師が拭いてくれたけれど。

とはいえ腕の方は確かなよう。
むしろその「素っ気なさ」にどこか「懐かしさ」を感じた次第。

診察券もまるで昔の市場で配られていたサービス券のような薄っぺらな紙。
次回は一週間後だが今後が何だか楽しみ。

その一方。

例えばゲームを始めるに当たって「ルール」を知るのは当然のことだろう。
大まかに覚えた上で少しずつ慣れていくというのはわかるとして。

身近な若者たちはどうもそれができないらしい。
こちらとしてはそれでよく「不安」にならないものだと感心するばかり。

彼ら彼女らが最優先するのは「好き嫌い」で
「嫌い」だと判定したものについては驚くほどの拒否感を示す。

いかに「嫌い」だとはいえ何度も繰り返せばある程度のことは覚えてしまうのが「定石」のはず。
ところが極端な場合になると何ひとつ「吸収」しないのだ。

「異物の侵入」を圧倒的に拒むあたりはまるで「免疫システム」。
それが生まれつきのものなのか後天的なものなのかは不明だけれど。

誰しも幼年期は「好奇心のかたまり」であるのが人の常だとして
それがいつの間にそのようなことになったのか是非知りたいところ。

実はすでに「生存競争」に疲れていて
ある種の「防御」としてそうなったのだとすると暗澹とならざるをえない。

とりあえず「無事に生き延びること」を祈ってはいるのだが
今のところ「有効な手助け」は思いつけぬままではある。
コメント
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