退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「子ども」について

2013-01-24 02:16:15 | Weblog
くもり一時雨。帰りには降られずにすむ。

「野村胡堂伝奇幻想小説集成」読了。

最後に収録されていた「幻術天魔太郎」は初出不明なものの
文字遣いからすると「子ども向け」でいかにも楽しい。

未読だけれどこれが「立川文庫調」なのかも。
何だか知らないがスラスラと読めて爽やかな気持ちになる。

たとえば「ライトノベル」と比べてみたらどうなるのだろう。
自分が感じたようなことをそれらの読者たちが感じているのだとしたら。

共通点は「子どもであること」。
ただし現代はいささか「リアル」にこだわりがあるのかもしれない。

とはいえその一方で「ハリー・ポッター」を中心とする「ファンタジー」も好まれていて。
子どもたちを取り巻く環境が複雑になったせいか。

いたずらに「大人であること」を求められる環境の中で
それでも所詮「子どもは子ども」であるのが「現実」。

ベビーカーにいたりよちよち歩きをしたりする幼児の顔はいまだ「健全」。
にもかかわらずそれがあっという間に煤けてしまう「残酷」よ。

「遊びの中の学び」をもっとしてもらいたいもの。
もっともその重要さに気付く親たちがどれほどいるかと思うと心許ない限りで。

個人的には彼ら彼女らにせめて「笑い」を提供していきたいところ。
もちろんそれが受け入れられるかどうかを確かめつつの作業。

「健やかな愛情」に包まれてたくましく育つことを祈るのみ。
それを「歪める者たち」については容赦しないつもりではある。

「ヘンなおぢさん」は他愛もなくそんなことを思う。
コメント
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