退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「境遇」について

2013-01-08 03:19:40 | Weblog
晴れ。おだやか。

いつものペースに戻れたのがうれしい。
風邪の方はあと一息。

久方ぶりに引いたせいか思ったより長引く。
「一病息災」と思えばこれも仕方なし。

ポックリまではこの調子で。
計算上はあと8年。

永井荷風「ふらんす物語」を読み続ける。

生活に困らないだけの「資産」があると
人はかくも「気分」に生きることができる存在らしい。

ボードレール、モーパッサン、ドーデー、ゴンクール兄弟といった名前があちこちに。
もっともこちらが知っているものを挙げただけ。

現代の目からしても「俗人」に飽き飽きするのは同じだとして
勝手に「ロマンチック」を生きる自分にはもう鈍感ではいられない「ご時世」か。

もっともその種の「青春」は時代を問わず誰にでもあり
他人のあれこれをいちいちあげつらうほどの余裕もなく。

レベルの高低を無視すれば「下等遊民」であるわが身も同様。
つまりはパリのカフェがドトールになるだけのこと。

ただし女子とはあまりお付き合いがないので
適当に「知ったかぶり」をするのみ。

今日は独特のなまりで延々と過去を語るおじさんの声を聞くことに。
そこにはあまり「幸せ」がない雰囲気が濃厚だったけれど。

できれば何事にも淡泊なのが好ましいのは
そうした「濃厚さ」にうんざりするから。

いずれ「環境」と「経験」がもたらす「反応」にすぎないと言えばそれまで。
われわれは一見複雑のようで実に単純な「機械」だとも言える。
コメント
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