もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

今日のピーコ ~ピーコおつかれさま~ (ぷーどる♀)

2014-03-24 15:29:17 | ピーコ
~17日から19日までのピーコ~

17日のピーコ。獣医さんで液滴。
  水は少しだけなめる。
  獣医さんが流動食を食べさせてくれる。
  夜、全てではないが、吐いた。
  落ち着いたところで食べさせてみるが、
  すぐに、全て吐いた。

18日、獣医さんで液滴。
  水はペロペロと2回だけなめる、というのを
  何度か繰り返す。口を潤す程度。
  夜、流動食を口に入れるが、全て吐く。
  水を少し飲めたと思ったら、すぐに吐いた。
  その後、水をほんの少しなめた。

19日朝、自分で水を飲もうとするが、飲めない。
  獣医さんで液滴をしてもらうが、昨日までのように
  お座りの姿勢はとれず、力がない。
  昼の2時半頃から10~15分ほど
  以降、約30分おきに、けいれんをおこす。

  手足が冷たく、内腿も冷たい。
  内腿は皮膚がただれていて さすれない。
   主人が暖めていてくれた湯たんぽを足の辺りに置いて
  手足を握るが、中々温まらない。
  その間にも、けいれんがおこる。
  手足をつっぱり、首をそらし、口をパクパクさせる。
  手を握ると掴むような感じで力を入れてくる。
  口から血が滲む。口内炎によるものなのかどうか
  わからない。
  30分置きくらいに繰り返すけいれんにどうしたらよいか、
  わからなくなる。
  おさまると、こちらの顔をじっと見る。
  見ているうちに、またけいれんが始まる。
  そういったことを繰り返すうち、6時になる。
  主人に連絡する。
 
 安楽死を覚悟して
 ピーコと過ごした家のあちらこちらを
 主人が抱っこしてピーコに見せる。
 娘とも最後のあいさつをして病院へ向かう。
 病院への道を少しそれて
 早咲きの桜を見せる。
  歩き出すと、グゥグゥとないている。
 病院までずっとグゥグゥないていた。
 
 病院でデュロテップパッチを貼ってもらって
 家路につく。
  帰り路、ずっとグゥグゥないている。
 帰りには、もう聞けないと思っていた声。
 嬉しくて、主人が「ケーキを買おう。」と言った。

 家に着き、ほっとした。
 ピーコが生きて、ここにいる。
 私は再びピーコの寝床を私のベッドに整え、
 安堵した主人はビールを飲んでいた
 そして
 8時10分すぎに 最期のけいれんをおこして
 ピーコは眠りについた。

 主人と娘がピーコに顔を寄せ、
 私もピーコの顔を見ていた。
 ピーコは家族に囲まれて逝った。
 
 ピーコは、辛い治療も文句ひとつ言わず
 (抗がん剤で吐いた日々も温熱療法でピリピリした日々も
  高濃度ビタミンC療法で5時間も病院に居なければならなかった日々も)
 ずっと私につきあってくれていた。
 (否、つきあわせていた。)
 ピーコは力の限りがんばってくれたと思う。
 
 至らぬことばかりだったように思うけれど
 それでもピーコは、好きでいてくれたんだと思う。

 ピーコの最期にあたって、
 獣医さんが「デュロテップパッチというものがあるんですが
 注文しても、業者さんがなかなか持ってきてくれなくて
 忘れられていたり、2ヶ月先になったりするんです。
 高額なので在庫を置きたがらない獣医さんもいます。
 他の獣医さんでも持っているというのは聞かないし、
 知らないですね。。月曜日に、また注文してみますね。」
 とおっしゃっていたので月曜日を待った。
 が、月曜日、輸液をしてもらいに行ったのに
 その話をするのを忘れてしまっていた。
 帰ってから思い出したのに、夕方、電話するのを忘れた。
 獣医さんも忘れてしまっていたんだろうか。 
 次の日も、息を引き取る日も行ってたのに
 忘れてしまっていた。

 結局、そのパッチは別の獣医さんのところにあって
 息を引き取る少し前に貼ってもらうこととなった。
 薬が効き始めるのには半日くらいかかる。
 私は、最後の最後、肝心なところで
 しくじってしまった、と思った。
 けれど、人間で、そのパッチを使った人のブログを
 読ませてもらうと、副作用がきつく出る人もいて
 その場合は、かなり苦しいのだと知った。
 大丈夫だったかもしれないが、副作用がきつく出たかもしれない。
 吐き気がして眠くて朦朧として、家族の顔を満足に見られなかったかもしれない。
 ピーコ自身、しっかりと私たちを見ていたそうだったから
 苦しかったろうけれど、あれでよかったのだ、と思う。

私、しばらくは、九分の腑抜けでいるかもしれないけれど
もう大丈夫です。
ぼちぼちと、普段の五分の間抜けになれそうです。
 
 
 

 
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日のピーコ ~おやすみな... | トップ | 風邪ひいてました »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ピーコちゃん (ままるー)
2014-03-30 02:59:21
ピーコちゃん無茶苦茶良いコでしたね
かわいいお顔もお茶目なところも
ちょっぴり気の強いところまでも大好きです
ピーコちゃんがこんなに頑張っていたのに全然知らずに
ご家族がこんなに頑張っていたのに
何もしてあげずごめんなさい
今更ですがピーコちゃんのご冥福を祈らせて下さい
あちらのみんなの所で
不自由な身体から開放されて
明るく元気になっていますね
ピーコちゃんはとってもとっても幸せなコです
返信する
ままるーさんへ (ぷーどる♀)
2014-03-30 16:28:45
ままるーさん ありがとうございます

ピーコは精一杯ギリギリまで生きてくれました
長い間、痛みもあり、苦しかったろうに泣き声も出さず
最期のときには どこにそんな底力があったのか
もう水を飲む力さえなかったのに
私達を見ていてくれました

昨年の手術以降、今年1月末から
別の獣医さんに通っていたこともあり
ピーコの頑張りは、どなたにもお伝えしてきませんでした
ピーコのために祈ってくださって ありがとうございます
何より 嬉しいです

私もピーコの臆病なところも、気の強いところも
おちゃめなところも 全てが好きでした
感情表現もあまり上手くはなかったけれど
今は何も気にすることなく 
他の子達と遊んだり
好きなことをしていてほしいです
返信する
こころより (セイ)
2014-03-31 01:46:41
ご家族みんなが、たくさん悩んで苦しんだけれども、よい看取りができてほんとによかったです。

>しばらくは、九分の腑抜け
 ぼちぼちと、普段の五分の間抜け

もう!
あんなにピーコの治療や看護のことで逡巡して振り返っては自分を責めて、ぷーどる♀さんどうにかなってしまうんじゃないかとすごく気をもみましたが、
まだ気持ちの整理と悼む気持ちとおだやかな気持ちと交互だろうに↑のようなことを言ってこっちが笑わせてもらっちゃって。

とても間の悪い時にご連絡差し上げて申し訳なかったと王様がしおれております、勘弁ね~。
逆にわたしのほうは、父の時に緩和ケアをしたのに助言もなにも連絡も差し上げずごめんなさい。
見守るしかできないと思ってしまっていたけれども、もっと関われることがあったのではないかと今になって後悔してしおれています。

ピーコはもちろんですが、わたしはぷーどる♀さんがほんとに心配だったよ・・・
ちゃんとふりかえっている文章を読ませてもらって、これを書くのがどれほどのことかじんじん伝わってきて、せつなく読ませていただきました。
返信する
セイさんへ (ぷーどる♀)
2014-03-31 18:08:52
セイさん 
私もよい看取りができたと思います。

うむむ。ご心配をおかけしてしまって。。
自分では考えがまとまっていたつもりでも
あちらこちらをフラフラぐるぐるしていたようです。

王様~大丈夫ですよぅ~。
ちゃんと、ピーコの顔を見てましたから。
それにね、ランの時は、ずっと傍についていたのに、
ひすと交代して、洗面所へ行ったほんの十数秒の間に
息をひきとったんです。
私が傍にいたら、「逝くんじゃねえ!」と言われているような気がして
おちおちと逝けなかったのかもしれんです。
「あれ~?」という感じで送り出してくれるような
ひすの方が、間近にいてくれると、
「逝き心地」がよかったんじゃないかと思うんです。
なので、ピーコも間近にひすと娘を目にしつつ、
一歩後ろに私、で、丁度よかったと思うのです。
私自身も、王様の優しく穏やかな語りかけに
ほっとさせてもらいました。
王様、本当にありがとうございました☆

セイさんも、どうかしおれたりしないでください~。
私は子供の頃からひとりでいる時間が多かったからか
人に相談するのも上手く出来なくて、
もしかしたら、助言してもらっていても、
ちゃんと受け取れなかったかもしれません。
なので、ぜ~ったい、後悔したりしないでくださいネ☆

ちなみに、腰が痛くてよく眠れないものの
食欲がなくなることは全くなくて
毎食、よく食べております。あ、犬じゃなくて、私のことです。
本当にもう大丈夫です。

セイさん、王様、
本当にありがとうございます
返信する

コメントを投稿

ピーコ」カテゴリの最新記事