もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

野良猫の「かしこ」

2013-05-04 11:35:48 | ねこ

「こんばんは、こんばんは!」
「やあやあ、こんばんは!」

しっぽをフリフリしながら仲良く挨拶をしているのは、以蔵とポンタ。

この日は↓のようなことで、私の帰りが遅かったため奥さんが夜の散歩に出てくれていたのです。
http://mongonight.blog60.fc2.com/blog-entry-40.html
そこにタイミングよく私が帰って来たので全員でお散歩に出たら、
これまたタイミングよくお散歩中のポンタと出会ったというわけです。

そしてポンタと別れた後、みんなでトコトコ家に向かうと…


「おや?かしこ?!」

かしことは、近所で暮らす野良猫ファミリーのうちの一匹。

実はこの子は黒にゃんの兄弟猫で、その中でもぬきんでて頭がよく、ほかの子の面倒見がよかったために、
私たちは賢い子、「かしこ」と呼んでおりました。
↓の2番目の写真の子です。
http://blog.goo.ne.jp/pudo-ru/e/01fc34f5bcc14e6b1261a4414f020265

だから成長してからも、いつもきれいでたくましく、見ていてほれぼれするほど。
また、前述の父親と同じく、この子もすごく家族を大切にしていて、
家族猫はもちろん、他から来た新入りの面倒までよく見ておりました。
(「七三」もこの子を頼り、いつも一緒に行動しております)
これはこの愛情深さは、この家族の血なんでしょうか、
この子のひとつ年上の兄弟たちも↓のような行動をとっていましたから。
http://blog.goo.ne.jp/pudo-ru/e/96f28572f4a9a62dd25a2ab508102373

そんなわけで、かしこに関してはいつも見かけると気になる存在であったのですが、
数日前奥さんが見たとき、何やらすごく体調が悪そうで、
話を聞くと、どう考えてもその症状は猫エイズ。

それだけに昨晩見かけたときは気になって気になって。
そして、我慢できずいったん帰宅したのち、カロリーの高い療養食の缶詰を手に再び表に。
かしこは相変わらず道路わきで丸くなっていたので、持参の器に缶詰を入れると、
しばらくにおいをかいだのち、勢いよく食べ始めました。

むろん無責任なエサやりがいけないことは十分承知していますが、
エサ入れ持参で周囲を汚さぬようにしておけば迷惑は最小限。
なにより、この子の場合おそらくもう繁殖する力もないから…
そんなことを考えながらかしこを眺めていると、



ん?背後に見覚えのある姿が…

あれは黒にゃんの母親、つまりかしこの母親。
ご飯のにおいを嗅ぎつけて、自分も食べに来たのかな?
そう思い様子を見ていると、
あれ?
エサには寄り付かず、かしこのしっぽをしきりにかいで、
そしてかしこの背後でじっと様子を眺めていたと思ったら…


「はいはいはい、前を通りますわよ…」

私とかしこのわずかな隙間を、わざわざ邪魔するようにゆっくり通過。
そしてその後、私の手の届かない範囲でじっと座ってこちらを観察。
しかも、その間私に対する愛想らしきものは一切なかったので、
これはおそらく、私に対する警告。

「うちの子に変なことしなや!ちゃんと見てるで!」

というアピールなんじゃないかな?
この家族ならたぶんそういうことくらいするから。


そういうわけで、母親に見守られ、私に見つめられながらもほぼ完食。

でも、こうして立ち上がると、丸まっていたときには気付かなかったけれど、
すごく痩せて骨ばってきている。
そのうえ、時折舌を出して「けほっけほっ!」と咳き込む様子は、見ていて本当に痛々しい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その後奥さんといろいろ話をしました。
端的に言えば、保護するべきかどうか。
今の状態ではしんどい場所で飢えて死ぬのは目に見えているけれど、
保護はあの子の自由を奪うこと。
事実、かなり病状が悪そうにもかかわらず、毎日巡回しているからこれはあの子の生き甲斐でもあるだろう。
では、えさだけを与えるか?
それもきっと以前のボスネコと同じことにしかならない。
この先梅雨にでもなれば、濡れて寒い思いをするのは避けられない。

そういうわけで、うだうだうだうだ考えた結果、
可能ならば、保護してうちで最後を看取ろうと。

そのためには、あの子と信頼関係を築かねば。
最低でもあの子を抱っこできるくらいまでは。
(ちなみに、昨日は鼻先を指で触る程度で逃げ出しました。)
だから、これから毎晩エサやりと化す予定です。


【おまけ日記】

黄身の醤油漬け
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