もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

おでんとちゃうねん。

2018-12-16 09:57:13 | 食べ物
先日、出店のおっちゃんから大きな大根をいただきました。

さて、いったいどうしよう…
で、少し考えたのち、
「そうだ!あれを作ろう!」

というわけで出来上がったのがこれ。
CA395899.jpg
おでんちゃいまんねん、関東煮(かんとだき)ですねん♪

以前から何度か取り上げている(↓)この話。
「悔しい夕飯」「いつの間にか標準語」「懐かしの味」などなど)

関西では、昔はこれを「おでん」と呼ばず「関東煮(かんとだき)」と呼んでおりました。
(かんとうだきではないのでご注意。)
今でも、ちょいと古いうどん屋さんや食堂ののれんなどには、
「関東煮」と書いてあるところをたまに見かけますが、
さすがにほとんどのところでは「おでん」と表記されておりますね。
思うにこれはコンビニの影響が大きすぎるんだろうな~。
夏が終わるや否や、あれだけ大きな声で「おでん!おでん!」とアピールされたら、
そりゃもう、「おでん」と認識するしかないよね。

実際私も、コンビニで買って食べるあれについては、
はっきり「おでん」と認識しているし、「かんとだき」とは毛の先ほども思わない。
同じように、チェーン店などで食べるそれについても、やはり認識は「おでん」。

でもね、家でこうして自分で炊いた(煮炊きするという関西弁)もんや、
個人でやっている昔ながらのお店で食べるそれは、
今でもやはり「おでん」ではなく「関東煮」として認識してしまいます。
この差はなんやろうね?

じつは、「おでん」と「関東煮」はすごく似ているものの、そのルーツは少し違って、
「おでん」はもともとは「お田(でん)」であって、
味噌を塗って焼いた豆腐やコンニャクなどの田楽料理から派生したもの。
一方「関東煮」は、関東とはいうものの、いわゆる関東地方とは全く関係なく、
古くは、江戸時代中国の広東地方から伝わった煮物料理が起源で、
「広東煮(カントンダキ)」が「関東煮」に変化したという説や、
日露戦争後大陸に派遣された、陸軍関東部(いわゆる関東軍)に関係した人々が、
帰国後あちらでよく食べた煮物料理をアレンジし、「関東煮」と名付けたのが始まりという説。
(当時は、舞鶴港など関西方面が帰国の港でした。)
だから、とても似てはいるものの、違う料理ではあったのですね。

とはいうものの、今ではその差をはっきり示すことはまず無理で、
「関東煮」は「おでん」の一方言的なものとしてとらえられてしまっております。

ですから、家で私が関東煮を作っている様子を娘が見た場合、
「あしたはおでん?」
とそう言われても、すなおに「うん。」とは言えず、
つい、「そう、かんとだきと答えてしまいそうになるのです。

決してひねくれているわけではないのですが、
なんか、こう、心の中がもやもやするんです。
なんというのか…

自分で自分に嘘はつきたくない。

そういう感じ?


(=^^=)ゞ

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2 コメント

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Unknown (モッピ〜)
2018-12-16 13:53:42
へぇ〜〜〜関東煮・・・初めて聞きました
そうゆうルーツなんですね

今この記事見てビックリしたんですが
偶然にも今日の晩御飯はおでんです
あ・・・かんとだき 笑
返信する
モッピ〜さんへ (ひす)
2018-12-16 16:59:16
こんにちは。
そうそうそう、
こういうわけで、いまだに私は「かんとだき」♪
(=^^=)ゞ

今日は心から冷えるんで、温かい「おでん」がいいですよね~♪

で、そのあとは、心底あたたか~い「犬布団」が最高!
ヽ(^∀^)ノ
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