もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

さようなら もこ。

2011-08-15 11:07:53 | もこ
いつかはお別れの時があるということは、もちろん分かっておりました。
でも、それはあまりに急すぎて、そしてあっけなく…

昨夕、三階から降りてきた もこの様子がどうもおかしい。
フラフラした足取りでいつもの定位置のクッションまでいくとそこで横たわり、
そのまますごく苦しそう。
暑さにやられたのかと思い口を開けると、舌に血の気がなく真っ白。
実は普段元気イッパイに見える もこですが、
心臓に障害があることが分かっておりました。
そこで、かかりつけの先生に連絡を入れ、お盆休み中の中無理して診察してもらいました。
病院に着いたころには、ぐったりし既に鼓動も止まりかけ。
診察台に寝かすと、口から水を吐きそれを見た先生は、
「以前診察した時は、第2段階くらいでしたが…
急激に悪化したようです。
肺水腫。かなり難しい状態です。」
そう言って、心臓に直接注射をしてくださいました。
おかげで、再び力強く鼓動が始まりましたが、相変わらず血の気がないので酸素吸引をすることに。
そして先生と話をし、覚悟を決めた私は家族に病院まで来るように連絡をいれました。

奥さんが到着した頃、もこは少し意識を取り戻したのか、
こちらが名前を呼ぶと、顔を向けてくれました。
しかし、それでも呼吸は上手くできないようで、
やがて鼓動が遅く弱くなっていき、
最後に私の顔を見上げ、
目が会うと、安心したかのようにそのままゆっくり沈んでいきました。

先生の話では、心臓の発作を起こして以降は、
意識はかなり混濁しているはずで、痛みや苦しみはなかったですよとのこと。

思えば前の日には、鳥の肝を煮ている私の足もとでちょこんとお座りし、
そして美味しそうに肝を食べ。
さらに、その後も大好きなグリニーズをほおばり、
そして朝まで私に寄り添い、身体をなでられながら気持ち良さそうに寝ておりました。
昼間は昼間で、たまたま調子を崩し家で寝ていた奥さんの周囲で、
これまた安心しきって寝ておりました。

だから、最後の最後まで、もこはお腹いっぱいで、私たちと一緒にいれました。
そしてこの最後も、持病の発作で苦しまず、私たちに面倒もかけず…
そう思うと、もこにしてみたら大往生だから、悲しむことなどないはずなんです。
それは重々分かっていて、納得もできるのです。

ただ、

ただ、

今はまだ私たちの気持ちが、どうしようもありません。
もこがいないことが、寂しくて、つらくて。
今まで普通にあの子がいた場所にあの子がいない。
それを見てしまうと、もうたまらないのです。

だから今しばらくは、言わせてください。



「もこがいないのはイヤだ。寂しい。」


でも大丈夫。
何度経験しても慣れることはないけれど、
乗り越える方法はもう知っているから。

ただ、今しばらくは もことの思い出に浸っていたいので、
今週は、日記やブログの更新や、お友達皆様の方への訪問もお休みさせていただきます。

でも、大丈夫。
明日 もこを送ったら、だんだんと復活します。
なにより、他のわんたちもいるから止まってはおれませんので。



以下は、もことの思い出を書かせていただきます。

もこは某保健所のHPで見つけ、処分前日に無理言って引き取らせてもらいました。
「引き出しても、弱っているし、かなりの歳なので、そう長くはないかも知れませんよ。」
担当の方はそう言っておられました。
だから、「元気なもこもこの子になりますように。」と願いをこめて、
その場で「もこ」と名づけました。

初対面は、どちらが前か分からぬほどぐちゃぐちゃで、むちゃくちゃ臭かったね。
真冬だったけど、車の窓を全開で帰ったよ。



あまりにも臭かったから、家に帰る前にコインシャワーでお風呂に入ったね。
このとき、やっとお顔が見れましたよ。



我が家のわんこたちの歓迎振りにはびっくりした?

こっちは もこちゃんのその声にまず驚いた!
「ぎょ!ぎょっ!」
今までこんな鳴き方するわんこは見たことない!
だから、つい名前を「もこ」ではなく「よしこちゃん」にしそうになったよ。
(よしこちゃん=魔法使いサリーに登場するダミ声の女の子)


でも、カットをしてみたらすごく美人さんでビックリ!
実はすごい甘えたさんやったんやね。



家にはすぐに慣れてくれて、おトイレもすぐに覚えたね。
そうそう、ベランダを気に入って、そこににウンチをしに来る猫のパトロールを毎日してくれてたね。



でも、爪や毛の手入は大っ嫌いで、よくお母さんに食って掛かってたね。

歯もないくせに…

小さな体のくせに、びっくりするような食いしん坊さんで驚いたよ。



「ペロリだぎょ♪」

その食いしん坊振りがあまりにすごく、
そのあちこちうろうろ ご飯を探す様がまるで営業のようだったから、
ついに「もこ屋さん」という屋号までついたよね。

「ご不要になりました美味しいものを引き取りますぎょ♪」


そうそう、最初は骨が浮き出てガリガリだったから、
「もこもこになりますように。」
そう願って、名前を もこにしたんやけど、
気がついたら、「もこもこ」どころか「でぶでぶ」になってしもて、
いつしか、家族から「こぶたちゃん」と呼ばれるようになったよね。



「でもこれは毛が膨らんでるからだぎょ!」

そういう主張も…
シャンプーのとき見事に退けられたよね。



「も・もこは脱いでもすごいだけなんだぎょ…」

だから、毛が伸びるといよいよ真ん丸ムクムクになるので、
いつしか「こぶたちゃん」は「こぐまちゃん」に進化したよね。




でも運動も大好きで、お散歩では常に先頭を行く突撃隊長やったね。



無論、散歩のおやつの時も、先頭で突撃!



色が黒いから夜道の散歩は目立つように白っぽい服を着ていたね。
そこは女の子!
ワンピースがすごく似合ってて可愛かったよ。

「もこも、やるときはやるぎょ!」
(でもお尻丸出しワカメちゃん!)

で、いつしかお洋服がパンパンに!
もこちゃんなんでかな?

「服が縮んだんだぎょ!」


でも、もこは夜のお散歩よりも朝のお散歩の方が大好きやったね。
だって、朝は大好きなご近所のおばあちゃんに会えるから!

「こんにちは~!おはようございま~す!」


「ごあいさつが済んだから、おやつを頂きますぎょ♪」


お散歩といえば、公園も楽しかったね。
秋の公園



ただ歩くだけやのに、みんなと一緒に出かけるのがすごく嬉しかったんやね。



「満足だぎょ!」

そうそう、ほかの子が嫌がるカートも、もこちゃんだけは自慢げに乗っていたね。


体が小さいからか高い場所が好きやったんかな?

そういえば家でも、気がつくとどこでもよじ登って、
こうして椅子の上にいるのはもちろんのこと


時にはビックリするような場所でちょこんとお座りしていたね。



メッサーに乗るときも…

「もこは、一番いい場所に乗るぎょ!」


お家でもおりこうで、私たちが店から戻ると、いつもみんなと一緒にお出迎えしてくれてたね。

「お帰りなさいませ、ご主人様~♪」


「やや!今度はおねえちゃんが帰ってきたぎょ!」



そうそう、お店でも届く荷物のチェックなんかもまめにしてくれてた。

「クンクンクン… 磯の香りがするぎょ!」


もうおばあちゃんで歯がほとんどないのに、寝る前の歯みがきガム大好きやったね。
少ない歯で器用に一生懸命噛んでたね。
でも、ダイちゃんのを横取りするのは悪いくせやったよ。

「……、もこ知らんぎょ。もこはもう寝てるぎょ。」


そうそう、小さくてすごく体温の高いあんたは、
冬場は、足を暖めるのに最適で、「もこたつ」と呼ばれては、
お母さんとパパの間で取り合いになっていたね。








普段はお母さんにカットしてもろてたけど、
たまにきちんとカットしてもろたら、すごいべっぴんさんが出てきてパパびっくりしたわ!

「お姉さんよりベッピンだぎょ♪」

ちなみにこれは、カットされた毛から生まれたもこのクローン。




今年はお腹が痛くなって手術をしたけど、このときもよく頑張ったね。





そうそう、今年はなんとテレビに出て、それを見た人らがようさんお店に来てくれたね。
あんたは愛想がいいから、我が家で一番いい看板犬やったよ。

「もこは人気者なんだぎょ♪」




最後までみんなといっしょやったよね。



よくがんばったね…



また、


また、絶対会おうね。



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9 コメント

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もこちゃん、おやすみなさい。 (マリ)
2011-08-15 20:31:27
こんばんは。ちょうど実家に来ていてひす兄からのメールを一緒に読みました。
きれいな言葉抜きで、母も泣いています。
私がもこちゃんに会えた回数ってそんなに多くなかったけれどとってもとっても愛くるしかったよね。
サヨナラの時は必ず来るの分かっているけれど、現実としてうけとめるのは出来ないよね。
お別れに行けない私たちからももこちゃんにお伝え下さい。頑張ったね。おやすみなさい、って。

なんか悲しくてうまく書けません
返信する
なんて伝えたら良いか・・・ (ままりん)
2011-08-16 07:53:33
おはようございます。
今ブログを拝見してびっくりしています。
なんて言葉を伝えたら良いのか 良い言葉が
見つかりません。

そして自分の家の子達の事を見ているようで・・・。

我が家の天使たちの一番下が9歳上は14歳 いつ
何時 どんな事があってもおかしくありません。

そして もこちゃん 1枚目の写真が
いちごに似ています。いちごも心臓肥大と
肺水腫をもっています。

最近 ごはんは食べていますが だんだん
痩せてきて不安はつきません。

沢山 沢山 もこちゃんのお話してください。
楽しみにしています
返信する
Unknown (モッピ~)
2011-08-16 08:27:44
ビックリしました
何もいい言葉が思い浮かびません すみません
 
ただただもこちゃんのご冥福をお祈りいたします
虹の橋を渡って むこうの友達と走り回ってオヤツ食べて
いつか会える日まで元気に待ってくれると信じて。。。

最期まで大好きなぷーどる♂♀さんと一緒に居られたことは
もこちゃんにとって一番の幸せだったと思います
保護されて家族になってもこちゃんは幸せだってと思います
たくさんもこちゃんの話してくださいね
近くで聞いてると思います
返信する
もこちゃんへ (LadyRose)
2011-08-17 11:37:01
もこちゃん。。。
優しいパパとママ、そして楽しい仲間と過ごせてよかったね!

辛い時もあったかもしれないけど、最期まで優しく見守ってくれる人がいてよかったね。。。

またいつかパパとママと仲間に会える日を楽しみに待ってね。。。

可愛いもこちゃん。。。
貴方がいたから、みんなが楽しく過ごせたよ。。。


《ぷーどる♂♀さんへ》
この度は、もこちゃんが旅立ち、さぞかしお寂しくなられたことと思います。

先日の“魂の色”を読ませていただき、命の儚さを感じながらも、魂の存在の有り難さ、重みを感じていたばかりでした。
もこちゃんに会ったことがないのですが、もこちゃんの存在がこの世からなくなったことを思うと、悲しくなりました。


またいつかは会えるのだとぷーどる♂さんから教わったばかり。。。
でも別れは悲しく辛く、寂しいものですよね。。。

沢山の愛情をもらったもこちゃんはきっと幸せだったと思います。

今は寂しさで一杯のことだと思います。
思い切りもこちゃんとの楽しかった思い出を心行くまで抱きしめていてくださいませ。

愛は尊いものですね。。。

もこちゃんのご冥福をお祈りいたします。
返信する
ありがとうございます。 (ぷ♂)
2011-08-19 16:49:22
皆さんどうもありがとうございます。

本来ならば、お一人お一人にお礼と感謝の気持ちをこめてレスしたいのですが。
今まだ、本調子ではないので、後もう少し時間をください。

やはり、店や家で、
ついもこの面影を追いかけてしまうと、
気分が落ち込み、めそめそとしてしまうのです。

でも日に日にましにはなってきておりますから、来週は何とか戻れると思います。

そういうわけで、個レスは今しばらく…

すみません。
返信する
マリちゃんへ (ぷ♂)
2011-08-20 13:21:21
ありがとう。
こちらはもう随分落ち着きました。
悲しい気持ちはまだあるけれど、
今いるほかの子達が、それを随分薄めてくれてます。
あの子らも、もこのこと分かってるんかなぁ?
でも、ほんまに可愛かった。
もこは、もこで、他の誰でもなく、
他に代りなど絶対ないから、
やっぱ、もこと暮らせてすごく幸せやったと思います。
返信する
ままりんさんへ (ぷ♂)
2011-08-20 13:27:50
ありがとうございます。
本当に急だったのですが、
お医者さんのお話を聞くと、これはもう避けられない寿命であったようで、
それをしると、幾分か心が楽になりました。
この数日、毎日のようにあの子の影を追い、話をし、そして泣いていましたが、
そのたびに、楽しかったこと、嬉しかったこと、
そういう大切な思いでも甦り、
私はしだいに悲しみを薄めていくことができつつあります。
何度経験してもなれることはないですが、
何とか、何とかできるようにはなってきております。
なんせほかの子たちもまだまだいるし!

いちごちゃんはよく似てますよね。
実はそちらで拝見していつもそう思っておりました。
小さい子ですから病状が心配ですね。
でも、ままりんさんの愛情が一番の薬であると思いますので、
いちごちゃんは幸せな子だと思います。
だから、
もこもそうであったと、
そう願っております。
返信する
モッピ~さんへ (ぷ♂)
2011-08-20 13:33:14
ありがとうございます。
急なことでショックでしたが、
落ち着いて考えると、避けることが出来ぬことならば、
これ以上なく良い状況だったのかなとも…
もしこの発作が、私たちが不在で留守番させていたときや、
深夜だれにも気づかれずに起こっていたら…
そう思うと、今回はみんな揃っていて、
一番迅速な対応の取れるときで、
しかも休日にもかかわらず診療してもらえて。

だから、もこは最後までついていた子。
幸せだった子。
いや。
きっと、私にそう思えるようにするために、もこが頑張ってそうしてくれたのかな?
だとしたら、幸せなのはこちらですね。

だから、泣いてばかりはいられませんよ。
返信する
LadyRoseさんへ (ぷ♂)
2011-08-20 13:47:50
ありがとうございます。
もこが幸せだっとと、そう思っていただければ、
それはとりもなおさず私たちの幸せ。

よく誤解されますが、
私たちが、あの子達を助けてるのではなく、
あの子達が私をたちを助けてくれてるんですよ。
そういう思いは、その子たちがいなくなってからよく分かるもので、
「本当にあの子からはたくさんの者をもらったね。」
夫婦腕そう話をしております。
あの子達からもらえるものは、
他では決して手に入れることのできない、絶対に減らない、輝きをなくさない、
そして、他の誰かには絶対価値の分からない、だれにも手出しできない、
そんな私たちだけの宝物。
こんな宝物なんてほかにはないですよね。

正直、まだまだ寂しく悲しいですが、
夫婦で泣かずにポツポツと思い出話ができるようにはなって来ました。
それは、あの宝物が悲しみを徐々に薄めてきてくれているのだと思います。
(これは私の感覚で、ぷ♀はまた違うと思いますが…)

というか、この悲しみは、今までの幸せの裏返し。
そう考えると、悲しみも悲しいだけではないような、
なんというか、悲しみの中にとても大切な核があるような…
なにより、私たちだけに許された悲しみのような気がして、
悲しみそのものを否定してはいけないような気がするのです。
(悲しめないことの方が、元悲しいような気もしますし。)

だから、まだしばらくは、悲しみつつも止まらず進んで生きたいと考えております。
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