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    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

ピーク1の思い出

2020-04-25 09:33:29 | ぷ♂の日記
いきなりですが、このピーク1というストーブを初めて見たときにはたまげました!
だって、
プレヒート不要で即火が付くのですから!
しかも、燃焼音もほとんどなく夜の山の静けさを全く損なわない!

とまあ、このように新製品としてのピーク1にまずびっくりしたのですが、
実はそれより何より、当時それを持っていた一つ上の先輩の印象が強く、
だからそれと相まって、このピーク1というモデルは、
今でも私の中では一つ特別な存在としてあるのです。

その先輩というのは高校時代の先輩で、
当時の私同様山登りが趣味な先輩でしたが、
そのころ私が所属していた山岳部に属していたというわけではなく、
気が付くと何となく仲良くしてもらっていた方でその名を高村さんといいます。

高村さんは背が高く、非常にスリムながら筋力は結構あって、
山登りの中でも、特に岩登りいわゆるロッククライミング、
その中でも今でいうボルダリングが非常に好きな方でした。
だから、山に行き峰々を縦走しつつ景観を楽しむといった風ではなく、
ただひたすら目の前の巨岩にしがみつき、それを登り切って征服出来たら、次の巨岩へ、
そういう楽しみ方をする方。
実は、当時山岳部にいた私ですが、、
アルプスの素晴らしい景観よりも、そのはずれにある岩場に目が釘付けになる、
そんんな嗜好でしたから、高村さんとは妙に気が合い、
クラブのない週末には、ともに自転車で県境の山丹羽切、ひたすら巨岩にしがみつき、
夜になったら簡易テントで寝て過ごす。
と、そのように楽しく過ごしておりました。

さて、そういう時夜の準備で高村さんが出してきたのが、
まだ発売間もない緑色のピーク1 モデル576。(いわゆるアマガエルですね)
当時まだ自分専用のストーブを持たず、クラブ備品の重いホエーブスしか知らなかった私にとって、
それは未知の未来の、とにかくもの凄いものだったのです!

またそういう時は、やはり一つ上の先輩も同行していて、
その方が持ってこられたガスランタンのまるで昼間のような、
それでいてとても温かみのある灯りに仰天もしました。

そしてその後は、各々の先輩からいろいろな話、
それこそ山の話から始まって、音楽、食べ物、政治、思想、
そして、それまではあまり考えたことのなかった(進路ではなく)生き方などなどなど…
しかもそのどれもが、ある程度自分自身の中はっきりと主張や考え方があるようで、
そして、それに沿って実行しようとしているようで、
稚拙な私なりにも、「ああこの人らは一本筋が通ってる。」とそう感じたのです。
無論それらはすべて、自分自身ではおろか、友人との間でもろくにでない話題ばかりだったので、
「年齢が一つ違うとこうも違うのか…」
と、驚きつつも、むさぼるように真剣にいろいろ話を聞かせてもらえました。
(実は高村さんは、中学浪人をされていたので、実年齢は私の二つ上)

そしてその傍らにはいつもピーク1!.
だからいつしか、ピーク1のイメージが、
そういうまだ知らぬ未知の世界への扉のように感じられてしまい、
一種特別な存在として私の中に刻み込まれたのです。

それだからかな?
今でもピーク1を見ると、手にすると、
あの頃の思いがぐっと一気に迫ってくるようで、
何とも言えない気持ちになるのです。


そんなわけで、今でもオークションサイトなどで、少しくたびれたピーク1の出物があると、
つい手を出してしまう私がいるのです。
でも、手元に一台(ぜいたくを言えば2台)あれば十分なので、
その都度きれいにしては放出するのを繰り返しております。
そしてそのたびに、
「せいぜい大切に愛用してもらえよ♪」
と、そう願いながら。

だから今回もまた手を出しておりました。


DSCN7928.jpg

(=^^=)ゞ


さて、くだんの高村さんについては、後日談がありまして…


前述のように高校時代大変可愛がってもらった私ですが、
卒業と共に会うこともなくなり、いつの間にか思い出すこともまれになっておりました。
そしていつしか社会人となり。家庭を持つようになった頃、
一人暮らしの友人(大学時代に知り合った)のアパートに遊びに行った際のこと。
ギター好きの彼のところに何やら面白いアコースティックギターがあり、
手に取ってみるとYAMAKI製。

「お前おもろいもん持ってるやんけ。」
「ああ、それな会社の同期のんやねん。」
「へ~、それにしてもヤマキは珍しいな~。」
「せやろ?」
「高校時代の先輩でもって貼る人がおったわ。」
「へ~、物好きやな。」
「確か、高村さん言うてな…」
「え?なんて?」
「いや、高村さん。」
「そのギターはタカムラとうやつのんやで。」
「え?!」
「ええ?!」
「でも同期なんやろ?」
「ああ、そういやあいつ二浪したって言うてたわ。」
「え?じゃもしかして実家は○○ちがう?」
「ああ、そう言うてる!」
「えええええええ~!」
「世間は狭いな~、あのタカムラがお前の先輩とは…」
「呼び捨てにすんな!高村さんと言え!」


とまあ、人の縁とは不思議なものですね。


ちなみに、この連れとはのちに同じバンドを組むこととなり、
今でも付き合いが続いておるのです。
(この動画の背のでかい方のギターが彼です)
や~、ほんと人の縁とは不思議なもんだ♪

(=^^=)ゞ




とうわけで、無事復活したこの一台も本日放出です。

ヽ(^∀^)ノ



コールマンピーク1 テスト燃焼~Cleman PEAK1 MODEL 400~
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