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قمر(カマル)
エジプト方言では「アマル」と言う。アラビア語には「カ」の音が2つあるのだが、この○の上に点が2つ付いた「カ」の音は、エジプトにおいて「ア」になってしまう。
江戸っ子が「ひ」と「し」がごっちゃになって、「教室」を「きょうひつ」、「火鉢」を「しばち」と言ってしまうのと同じか。
アラビア文字、28文字の半分が太陽文字(الحروف الشمسية)で、もう半分は月文字(الحروف القمرية)と呼ばれている。
この違いは暗記してしまうより他ほかないのだが、太陽文字で始まる単語に定冠詞が付いた場合は、定冠詞「アル」の「ル」が続く単語に吸収されてしまう。太陽(شمسシャムス)に定冠詞をつけると「الشَّمْسُアッシャムス」になる。
月は当然のことながら、月文字である。月文字は定冠詞をつけた場合でも発音は同じで「القمر アルカマル」となる。
イスラーム世界では、相変わらず太陰暦を使用しているので、宗教行事などは太陰暦で行う。
ただし、世界との足並みをそろえるため、太陽暦も併用しているのが多い。
カレンダーには太陽暦と太陰暦が併記されているものもある。
比較的有名な、ラマダーン(断食月)は、新月の確認を宗教指導者が行って始まり、終る。
新月が出る日に曇ったして、月が確認できないと、ラマダーンの開始が遅くなることもある。
英語でも日本語でも、天体の月と暦の月は同じ月が語源であるが、アラビア語の暦の月はشهر(シャハル)と、まったく違うイントネーションである。
月の満ち欠けが生活に生きているイスラーム世界である。[a]
ギリシャの月の女神、ペルシャの満月、血に浮かぶトルコの月の輝きもご覧ください。
そして、ランキングも月明かりに照らされますように…
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自然でいいですね^^
時々月を見上げると、アブシンベルで見た
眩しかった満月を思い出します。
太陽も月も星も…
エジプトでは、天体を近くに感じました。
なんとなく、太陰暦の国は近しく感じますね。
月の満ち欠けという言葉も、大好きです。
おとぎ話の影響かもしれませんが・・・
そっちの方向に行くととどまることを知らない文章になるとおもったら硬くなってしまいました。(笑)
もっとも、こういう背景の上に神秘的なものがあるのですが。
早速お気に入りに保存させていただきました。
質問なのですが、アマルをアルファベットではどう書くのでしょうか。
AMAL?AMAR…?
教えてください(>_<)
碧が「散歩」中なので、ペルシャ語担当のmitraが代わりにお答えしますね。
「アマル」(碧が書いているとおり、エジプト方言です)は、ローマナイズすると、amarです。ちなみにフスハー(正則アラビア語)の「カマル」は、qamar(もしくはqhamar)と綴ります。
これからも『地球散歩』をどうぞよろしくお願いしますね。
アラビア語を独学で学び始め、関連することを調べていたらこちらにたどり着きました!
これからも更新楽しみにしています。
難解な言語ですが、学ぶ喜びが大きいと思います。頑張ってくださいね。
私はアラブ世界から離れて少し時間が経って、寂しい気持ちがあります。また勉強再開したいです。
エジプトに行きたいと思って勉強始めました!
もう一つ質問させていただいてもよろしいでしょうか…。
『愛』はアラビア語で何と書きますか?
mohabbat ムハッバト、と、フッブはわかったのですが、ニュアンスの違いがわからなくて…
図書館で調べても、『愛』という単語が出てきませんでした。
『愛』と『平和』は一番大切な言葉だと、個人的には思うのですが↓
もしよろしければご教授ください。