(ターカ)طاقة
コロナで神頼みは日本だけでなくエジプトも同じ。
もっともイスラーム教の国なので、日本のようにアマビエさまが流行ったりするような現象は起きないし、大ぴらにおまじないをしたりはしない。
古代からの神々の力やピラミッドパワーで、コロナがなくなると信じる観光客がきたらいいなと願っているエジプト観光業の人は少なくない。
ファラオニック・パワーはアラビア語でターカ・ファラオネーヤ。
「古代エジプトは永遠に我々を食わせてくれる」というエジプト人の友達の言い草に、言葉を失った。
ピラミッドは永久に滅びず、お金を生むと信じて疑わないのだ。
大事に保存し、環境を整えなければ、形あるものはいつか滅びる。
もっともエジプト人が純粋に「ピラミッドは永久に壊れない」と信じている「パワー」も、ピラミッドを維持させている一因なのかもしれない。これぞ神のみぞ知る。
昨今エジプト人も瞑想したりヨガをやったりしている。アラブの春以降、若者は絶望し神を否定するものも出てきた。(写真はファラオニック・パワーの瞑想ルーム)
新興宗教などは国の圧力もあり台頭することはないが、目に見えないパワーやエネルギーを、イスラームよりも信じる者が増える世の中が来るかもしれない。
太陽神の国、エジプトでは強い太陽がさんさんと輝いている。これを利用しない手はないと思うが、どちらかといえば風力発電の方が歴史があり、太陽光発電はなかなか進んでいなかった。
最近やっと普及してきたようだ。ターカ・シャムセイヤ(太陽光発電)という言葉を耳にするようになった。
もっといろんなところで使われるようになるといいと思う。
なんにしても、人々が未来を信じるエネルギーをもって、コロナ問題に打ち勝ってもらいたいものだ。
気の力は大きいと思う。[a]