「どうして逃げ出さないのかしら?」
「なぜ帰ってこないのかしら?」
それは被災地や戦火の地にいる人たちに向けられる疑問。
あなたの今いる土地は、本当に安全で安心なところですか?
どんなに素敵できれいな場所よりも、誰が何と言おうとも、自分の家が一番安心ではありませんか?
どんなところでも、自分が生まれ育った、慣れ親しんだ環境が最高なのです。
「エジプトは大丈夫?なぜ帰ってこないの?」
私にとって、エジプトは慣れ親しんだところです。
エジプトよりも、はるかに地震の方が怖いのです。
さて、私は痛いのも、怖いのも、窮屈なのも嫌いです。
今いるところにその気配を感じたら、また旅に出るか、生まれ育ったところに帰るでしょう。
エジプトの市場ハンハリ―リにある、フセインモスクのお祭りは今夜。
数日前から、ひっそりと祭り会場の準備がそこかしこで進められていた。
金曜日には、モイッズ通りのモスクの前の広場で、タンヌーラ(スーフィ―の踊り)が披露されていた。
誰もが、自分の暮らしたいところで安心して暮らせるように。
そのことを、他の誰かが心配しなくて済むように。
その為に、血で血を洗うことを世界のみんなが止めることを。
ただ願うばかり。[a]
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