d'huile(ユイル)
チュニジアでも、たくさんオリーブを食べてきたが、料理が全部オリーブオイルかと言うと、やはりそれは近隣諸国同様と言ったところか。
チュニジア料理も、他の北アフリカ同様、たっぷりの油を使った料理が多い。
中でも感動したのがブリックである。
見た目は、巨大な餃子に半熟卵が入っている感じの料理が、私は大好きである。
ブリックについてはこちら。
エジプト人へのオリーブオイル土産、リベンジを果たしたのがチュニジア。
スーパーでとてもいいオイルを発見したのだ。
私のアラビア語の名前は「ヘクマット」なんと同じ名前のオイル缶を発見したのだ。
1本、1リットル。量も満足してもらえるだろう。というか、これ以上は無理である。
このオイルとタジン鍋を抱えてエジプトへ戻った私は、ルクソールまで届けに行った。
「ま~!チュニジアのオリーブオイルは美味しいのよ!もったいないからサラダにだけ使うわ」と、お母さんは大喜びしてくれた。
そして、子どもや私たちのサラダにはかけずに、お父さんのサラダにのみかけていた。
重たい思いをしたかいがあったものだと思った。[a]
Posta(ポスタ)
手紙好きの私がどこの国に行ってもまず探すのがポストである。
トルコでももちろん、「さて、ポストは何色?どこかなあ?」と、入国時からキョロキョロ。
ところがそれらしきものがない。イスタンブールから、チャナッカレ、トロイ、エフェソス、ウスパルタと、トルコを縦断中に一つも見ないとはどういうことだろう?
ウスパルタで友だちになった人にポストが町中にないか聞いてみたところ、「え!手紙を出すの?今はメールの時代じゃない。ポストなんてないわよ」と、郵便局へ連れて行ってくれた。
大抵郵便局の門前には、ポストがあるものだが、どこにもない。「だからないって言ったでしょう!」と言っている。
やっと見つけたのが、カッパドキアの郵便局にあった、小さなポスト。
その後、またイスタンブールへ戻ったが、いとしのポストに出会うことはなかった。
トルコには本当にポストがないのか?
探してみたところ、トルコのポストについてとても満足いくブログを発見した。→こちら
やっぱりトルコにもポストはあった。
トルコ人のお手紙事情はyokocanさんにお聞きしたいものだ。[a]
زَيْت(ザイト)
中東ではオリーブを良く食べている。
ヨルダンも、朝からたくさんオリーブが出てきた。
オリーブを良く食べるからと言って、たくさん取れるからオイルもオリーブオイルか?と思いきや、日本と同じで中東ではオリーブオイルは高価な事が多い。
ヨルダンの市場で見たのも、ひまわり油が売れ筋の様だ。
中東からの帰り、エジプトへ戻る際にお土産にオリーブオイルを持っていくと喜ばれるが、重たいのが難点。
日本人と違って、小ビンは喜ばないので最低でも1リットル缶を買わねばならない。
この缶を並べて、植木鉢にしたいな!と思うが、洗剤のビンのようなものは、ワックスと間違えそうであんまり買いたくないと思ってしまうのは、やはり日本人的発想だろうか?
余談、缶の右横にあるのはあかすり。ヨルダン中で見た。[a]
オリーブの数だけクリックしてね!
صُنْدُوقُ البَرِيدِ(スンドゥク バーリード)
ポストは、エジプト人が使うものではないと言ってしまってもいいかもしれない。
ポストには「ツーリストポスト」と書いてあるので、観光客が出すだけになってしまったのかな?と思う。
「ツーリストポリス」と書かれていること以外に、現在はポストが緑のもの一種類になってしまったことも、そう考えた一因である。
かつては、国内用の赤いポストと、国際便用の青い飛行機の絵のついた青いポストが並んでいた。
この写真は、その過渡期のもの。今は緑しか見ることはできない。残念である。
エジプトの郵便事情、最近は切手が不足していると絶対に届かない。当たり前であるが、以前は届くことがあった。
不思議なこともたくさんあった。
「宛所不明」で「エジプトで出した」手紙が「日本の家に」届いたことが2回もあった。「エジプトでエジプト人に日本人が出す」のがありえないと思われたのか?
未だになぞである。
「日本から出した」手紙が半年~一年後に「宛所不明」で帰ってきたことも何度かある。もう内容も覚えていない手紙は、どこをどう旅したのか、スタンプや何かの色が沢山ついて、とてもハクがついて、私の手の中に。その手紙を持ってエジプトへ行ったこともある。
長い長いたびをして、書いた本人が配達する。「こんなことするのはアンタ(アラビア語であなたの意味)だけだ!」と、アラビア語が怪しい私は、しばらく間が持てるネタを提供できる。手紙は、長い旅をした甲斐があったというものだ。
そして、届かない手紙もたくさんあった。写真や新聞をいれたもの。当局がふさわしくないと考えたと思われる内容の手紙…
新しいエジプトでは、内容を検閲されることなく、どんな手紙でも、どこへでも届けてもらえるように願ってやまない。[a]
Le poteau(ル ポトー)
チュニジアのポストの色は黄色。
ヨーロッパは黄色いポストが多いが、フランスも黄色。フランスの植民地だったので、チュニジアも黄色になったと思われる。
大きなポストはたまたまかもしれないが見なかった。
今、チュニジアからの郵便事情はどうであろうか?
何日かかっても、行方不明にはならず届く気がする。
チュニジアもエジプトと同じで、海外に荷物を送る場合は、中身とテープ持参(箱はあるらしい)で郵便局へ行き、局員が見ている前で梱包するそうだ。
届く気がする…と言いつつも信用できず、チュニジアからは大きなタジン鍋を抱えて、エジプト経由で帰国した。[a]