地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

ザクロ

2011-08-24 00:00:00 | フランス語(チュニジア)

grenade(グルナドゥ)

 アラビア語チュニジア方言だと「ロンメーン」と言うらしい。
 エジプトでは「ロマンを語る果物
と書いたが、チュニジアでは「酔っ払ってロンメル将軍呼んじゃった?」と言う感じである。
 
砂漠のキツネと恐れられたロンメル将軍がチュニジア入りしたのが2月、この写真を撮ったのも2月なので、同じころである。
 この写真は、ナツメヤシの畑で迷子になっている間に撮ったもの。
 すっかり人気がなくなって、鳥のさえずりと木々のざわめきしか聞こえない中で、干からびたザクロを見上げていた。
 チュニジアでもエジプト同様、ザクロはそのまま食べる様だが、オレンジウォーターをかけるらしい。
 是非夏の盛りに行って、ザクロのみずみずしさを沙漠で感じてみたいものだ。[a]

 

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ザクロ

2011-08-20 00:00:00 | アラビア語(エジプト)

رمان(ロマーン)

 夏のエジプトで私が楽しみにしているものと言えば、ザクロ。
 子どもの頃、家々の裏に生っていて、塀の上に落ちてくるのを良く待ったものだ。
 ルビーの様な果実を一粒一粒、大事に食べたのが懐かしい。
 そう、ザクロは「買う」果物と言う認識がない。
 近年東京で、ザクロの生っている家というものはなかなかお目にかかれないし、拾って食べるという環境もない。
 果物屋では目が飛び出るような値札が付いている。
 エジプトでは、日本の1個分の値段で1キロ買うことが出来る。
 そしてアラビア語の響きがいい。
 ザクロと言えば、仏教にもキリスト教にも関係が深く、「ロマン」ある果実!と、エジプト人には全く分からないシャレを言いつつ、鬼子母神やマリア様の出てくる物語などを夢想しつつ、口に運ぶ。
  古代から食べられていたザクロは、「虫封じ」の効果があるとされ、現代医学でも証明されている。
  この写真は、カイロ、ハンハリーリ市場の奥「ザクロ・デザート」の屋台。
 砂糖水にザクロがたんまり。これはジュースと言うよりデザート?ジョッキにガサ―っと入れてくれたザクロを呑むような食べるような…生水が怖い観光客にはお勧めできないが、私は見かけたら食べずにはいられない。[a]
 
 

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スポーツ

2011-08-16 00:00:00 | アラビア語(ヨルダン)

رياضة(リヤーダ)

 ヨルダンでも、やっぱりサッカーが好きであれば、お友だちには困らない。
 と…それだけではどうしようもない。
 実は、ヨルダンでは多いにスポーツを楽しんだと言っても過言ではない。「なんとかと煙は高い所が好き」という、「なんとか」に所属している私は、とにかく登った。
 アンマンの階段地獄に始まり、ぺトラでも他の遺跡でも、登山と言うよりはロッククライミング。崖をひたすらよじ登り、ずるずると這い降りるというのを毎日のように繰り返していた。
 「ファイトー!」と、思わず声をあげたくなるような絶壁を一週間のうちに何度も登るというのは、今後もそうはないだろう。
 降りてきてから「一人では決して登らないでください」という看板を見つけてがくぜんとした事もあった。
 
 しかしもっと、スポーツらしい事を話題にしたいと思う。
 写真は、いかにも競技場に見えるだろう。
 ここはアンマンからほど近い、ぺトラに次いで人気の観光地、ジェラシュという遺跡にある、ヒッポドロームという、古代ローマの競馬場。
 ローマ皇帝は競馬もお好きで、各地に町を作るとヒッポドロームも作った。どこかで聞いたような?と思われる方は、イスタンブールかもしれない。イスタンブールの町中のヒッポドロームはオベリスクや蛇の柱が立ち、緑の中の公園で、競技場の面影は全くない。
 映画「ベンハ―」を見たことのある人は、ここに立つと、映画のシーンがよみがえってくることだろう。
 大きな戦車、チャリオットが小さく見え、大観衆の割れんばかりの声援が瞼の向こうに広がる…。(詳しくはハシムさんのサイトで見られます
 ここでは実演もしてくれるが、私は瞼のスクリーンで再現。気が付いたら、一緒にいたはずの友だちが、豆粒ぐらいにしか見えないほど、先へ行ってしまっていた。[a]

 

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アイスクリーム

2011-08-12 00:00:00 | 日本語

  幼い頃、これと同じ構造のプラスチック製アイスクリーム器を持っていた。
  一回り違う従姉妹が生まれた時にあげてしまうまで、かき氷器と共に夏は大活躍した。 
 アイスクリームの味はうろ覚えだが、とにかく回すのが楽しかった。
 
『王さまのアイスクリームという本を読んで、アイスクリームを作る。
 夏休みの思い出。

 万延元年遣米使節(まんえんがんねんけんべいしせつ)の人たち。若き日の福沢諭吉もお供でついて行っているので、一緒に食べたかもしれない。
 使節団の一人が横浜で売り出した高級氷菓「あいすくりん」はその後、資生堂パーラーでもお目見えした。
 「あいすくりん」を想像したら、チェリーとウェハースがのっただけの、バニラアイスクリームが急に懐かしくなった。[a]


写真:江戸東京博物館
  

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スポーツ

2011-08-08 22:37:28 | フランス語(チュニジア)

Sports(スポーツ)

 チュニジアのスポーツで何が有名か実のところわからない。
 他の北アフリカ同様、サッカーは人気がある。と言うわけで、サッカー好きであれば、チュニジアでもすぐ友だちはできるだろう。
 チュニジアで忘れられないのがこの自転車。 いろんな国で、自転車で旅をする人たちを見る。 私は日本で自転車を乗り回していても、意外と海外で乗りたいとは思わない。
 ところが、チュニジアではこの自転車に乗りたくて、持ち主に行き会わないかと、傍をうろうろしたものだ。残念ながらお会いすることはできなかった。

 ナツメヤシの畑の中を、どこまでもどこまでもひた走る…

 目をつぶって、思い出す。
 川のせせらぎ…
 小さな農園のお化けピーマン…
 ひょうたんみたいにカランと音を立てる、乾燥しきった石榴…
 ロバ馬車…
 一面の黄色いカタバミの花…

 そして、これらが全部詰まっている
 どこまでもどこまでもどこまでも続くナツメヤシの畑


 迷子になって、家路に着く畑のお兄ちゃんのバイクに拾われてホテルに戻った私。
 どれだけ、この自転車が欲しかったか![a]


 かつては通学に最低15キロ自転車をこいでいた 人気ブログランキングへ


ジュース

2011-08-02 17:32:32 | アラビア語(ヨルダン)

عصير(アシール)

 ヨルダンはレストランがとてもリーズナブルである。
 この日私と友だち2人で食べたお料理の合計とビールのお値段がほぼ同じであった。4つ星レストランで…
 私はジュースをあまり飲まないので、ヨルダンを思い出しても、ジュースが記憶の引き出しから引っ張り出せない。
 ジューススタンドは、町中に小さな店構えでたくさんあった。エジプトと同じく、旬の果物や野菜の置物で飾られていた。
 エジプトと違ったのは、お茶やコーヒーも飲めそうな感じであった事。それを体験せずに帰ってきてしまったので、次回への宿題。
 思い出したのが、このレストランで食前に出された、キューカンバのジュース。
 ガスパチョ(スペインの冷製スープ)の親戚?
 実はガスパチョもアラブ由来だったりして?と、あらぬ方に思いを巡らせてみたりする。
 
 のんきにしていたこのころ、アンマンの中心部で車に火が付き、デモが激化。
 レストランから5キロと離れていない所だったが、町の中にそんな不穏な様子はなく、ご飯を食べた後も町中闊歩し、坂と階段の町で、膝をがくがくいわせていた。[a]

 

アンマンと言えば階段!一段、二段…

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