地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

スウィーツ

2010-05-29 00:00:00 | 英語

 Sweets (スウィーツ)

 
私が子どもの頃、クッキーと言えば、型抜きしたものか、アイスボックスクッキーという、金太郎飴のような、同じデザインがどんどんできるタイプのクッキーが一般的であったと思う。
 とてもお上品な雰囲気を持ったお菓子であった。そもそも、クッキーが家にあるというのは、お客さんが来ると言う事でもあった。
 高校生ぐらいのとき、初めてステラおばさんのクッキーが日本にやってきた時は、心底びっくりした。
 お好み焼きみたいに生地をぼてっと垂らして焼いたクッキー。
 さらに、生地に混ぜないでチョコレートがぼこぼこ入っていることにも、何て雑なつくりだと思った。
 その当時、ドロップクッキーという、生地の種を天板に直接垂らして焼くクッキーや、チョコチップもまだ珍しかった。
 また、その食感にも驚いた。ぐんにゃりした感じに、江戸っ子の私は「煎餅とクッキーは固いものだ」と、頑固に思った。
 一番の理由はやはり、買ってくるクッキーは舶来のお客様用というイメージが強かったことにあると思う。
 我が家では、クッキーを良く作っていたこともあり、家庭で作るクッキーでも型抜きするのに、お好み焼き式クッキーが、ものすごく値段が高いことに納得いかなかったのを覚えている。
 これはいまだに尾を引き、私はNYとシカゴを旅した時、クッキーを目にしても買う事ができなかった。
 写真はセントラルパークに近い、とあるケーキ屋さんのショーウィンドウ。
 大きなチョコチップクッキーが並んでいる。
 もちろん私はウィンドショッピング。お土産はこの写真で帰宅したことは言うまでもない。
 実際のところ、アメリカ人がどんなクッキーを作ったり好んだりするのか、知りたいものである。
 アメリカレシピにある「バニラエッセンス、小さじ2杯!」は本当?と、これまたドキドキしている。[a]

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かぼちゃ

2010-05-25 00:00:00 | スペイン語(ペルー)
 Zapallo (サパージョ)
 
 ペルーでもかぼちゃは大きくて、量り売りが基本のようだった。
 かぼちゃはアンデス原産の野菜、食べ方はピューレかポタージュが一般的なようだ。
 ペルーで良く飲んだスープはとり出汁の透明なスープにごろごろ野菜が入っているものだったが、一度かぼちゃが入っていたことがあった。口に入れるとさっととけてしまう感じだった。
 インカ展に行くと、黄金ばかりに注目しがちだが、土器もたくさん来ている。ペルーの博物館でもユニークな土器をたくさん見た。かぼちゃの形をした土器もある。かぼちゃの形の土器には、かぼちゃ酒でも入れたのだろうか?
 ペルーはスペイン語が公用語だが、かぼちゃは本家スペイン語カラバサではなく、アンデス・スペイン語のサパージョという。
 恐らく、ずっと昔からサパージョと呼ばれていたのだろうが、これがポルトガルに渡り、アジアを経て、日本に来るころは、「カンボジアからきた食べ物」という名前になり、大きさも小さくなったことを考えると、地球に見立ててかぼちゃを回し、長旅御苦労と声をかけたくなった。
 インカ帝国でもサパージョと呼んでいたのだろうか?[a]
 

  
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ワイン

2010-05-21 00:00:00 | イタリア語

VINO(ビーノ)

私は誰か一人でも殿方が同じテーブルにいると
決してワインボトルを持ちません。

イタリア人女性に教わった、
「ワインは男が注ぐものである」

それ以来、私は頑なに守っています(笑)
ワイングラスは持ち上げず、手を添えるだけにして、
あとは殿方が注いでくれるのを静かに待ちます。

だから我が家では、ワインを注ぐのは夫の仕事であって、
私は「ワインをお願い」と言うだけなのです。

時々、街中のリストランテなどで
女性同士がワインを注ぎ合っていたり、
空になった男性のグラスに、女性が気を利かせてワインを注いでいるのを見かけますが
ビールや日本酒じゃあるまいし、
ここは一つ、ソムリエか、殿方にお願いしたいところです。

ヨーロッパ全般に言えることだけれど、
女同士で夜にご飯を食べに出かける・・・というのがまずあり得ない。
それを日本に当てはめるのは無理なので、女性同士の愉しみもOKなんだけど、
もしももしも、殿方がいたら、ソムリエがいたら
「ワインをお願いしていいかしら?」と囁くあなたを見てみたい私。

殿方は、自分も食事を愉しみながらも、女性のワイングラスに気を遣うべし。それ自体が、殿方の愉しみであるかのように。(ミ)

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唐辛子

2010-05-17 00:00:00 | 英語

 Red pepper (レッドペッパー) 
 
 アメリカの唐辛子でイメージするものと言えば、やっぱりタバスコ。タバスコのラベルが好きで、集めたいと思うが、何しろそうそう使いきれるものではないので、どうもタイミングを逸して、気がつくと古いビンはどこかへ…
 
デザインが変わらないのもステキ。
  アメリカに行ったとき、なんで買ってこなかったのか自分でも判らないが、おそらくNYやシカゴでは見かけなかった、ユニークなタバスコグッズ。
  仕方なく、ネットで楽しんでいるが、もしまたアメリカに行くことがあれば、ぜひともタバスコショップに行きたいと思っている。
 
持ち手がタバスコの壜の格好をした軽量スプーンや、タバスコ・フォルダーは、食卓に置いたら壜がいっそうおしゃれになる。
  激辛大好きな友だちには、ぜひともタバスコの壜を挿せる野球帽をプレゼントしたいし、私の誕生日には、バケツに入ったタバスコグッズを誰か送ってくれないかなぁと、唐辛子だけにアツイ念を飛ばしているのだが、誰も気がつかないのか?ヒリヒリして、見えない聞こえない状態か?
  かくして、今日もタバスコのホームページを眺めて、ホットなため息を漏らしている[a]

 

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2010-05-13 00:00:00 | 沖縄方言

アイスワーラー

ここ最近、普天間基地移設が問題になっていますが
そもそもいつの時代に米軍基地が出来てしまったのでしょうか?

そのあたりは皆さんご存じの通り、戦争の影響によるものですね。
基地が出来だした頃の1945年から1972年の5月15日まで、
この期間はアメリカ世(ゆ)と呼ばれ、沖縄の人達は先祖代々の
土地を奪われ、米軍の支配下にありました。
大変な時代だったと思われますが、
アメリカの文化も沖縄に入ってくるようになりました。
ガムやチョコ、ハンバーガーなどなど。ポーク(ランチョンミート)もそうですね。
基地に近いところの商店や飲食店などは、アメリカ人を相手に仕事を
するために、英語を覚えるには耳で聞くしかなかったそうです。

「アイスワーラー」。冷たいお水。

そう、ice waterとアメリカ人が発音するのを耳で聞いて覚えたのがアイスワーラーという言葉。ボクは何度も沖縄に行ってますが、
残念ながらアイスワーラーと言ってる人を見たことがない・・・。
若い人は言わないそうです。60歳以上の人が使う確率高いようですね。

このような言葉はアメリカ口(ぐち)とも言われています。
ちなみにボクが初めて覚えたアメリカ口は「ビーチパーリー」です(笑)
シーミーのオードブルがスーパーで売られていると言いましたが
ビーチパーリーセットも売ってます(笑)

他には「トゥーナー」(ツナ)
「ハッティー」(紅茶)
「ストゥ」(シチュー)
「オープナー」(缶切り)
「コーヒーシャープ」(喫茶店)
「ギョールフレンド」(女友達)

どれもネイティブな発音に近いワケですね♪
アイスワーラーは道の駅「かでな」の2階にあるUP-KITTYあたりなら
聞けるかもしれませんし、コーヒーシャープは普天間基地周辺の
喫茶店の看板を見ると書いてるかもしれませんよ~。(S)

 ※画像・嘉手納ベース1はUP-KITTYの前です
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スペイン熱がアジアを呼んだ

2010-05-09 00:00:00 | インフォメーション
 「地中海へ還りたい」
 その心の叫びを、ギリシャへ、エジプトへ、スペインへ向けて、思いを綴りはじめた地球散歩。
 中でも、スペインへの想いは熱く、ラテンの空気がエッセンスとなり、私たちの心をかき乱す。
 その叫びに呼応するように、
ジプシーのmitraがやってきた。
 前世、アンダルシアで交わした言葉が忘れられなくて、時の長さが巻紙となって還って来た。
 さらさと碧と、mitraのスペインへの情熱はとどまるところを知らず、熱に浮かされ、とうとう
スペインを彷徨うミブーを巻き込んだ。
 陽気なイタリアの太陽も加わって、スペインへ焦がれる私たちの気持ちは地球をぐるりと回った。
 スペイン王、フェリペ2世の名前が由来となった国名の国、フィリピンから近々手紙がくる。
 フィリピンと言えば、イスラームとも関係が深い。
 中東のエジプト、西アジアのイラン、東南アジアのイスラームの違いも垣間見られるかもしれない。
 地球散歩、日本を除けは、初めてのアジアからの便りです。
 フィリピン散歩をお楽しみに![a]



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アイスクリーム

2010-05-05 00:00:00 | 沖縄方言

アイスクリーム

 ペルーから届いた碧の絵葉書に書いてあった「チリモヤのアイスクリーム」。うーん、どこかで聞いたようなフレーズ・・・はたと思いだした。那覇の「まちぐぁー」(市場)で遭遇した不思議な果物。確か手作りの値札に「森のアイスクリーム」とあり、写真を撮った記憶がある。早速、沖縄旅行のフォルダを探してみると、よく似た名前「アテモヤ」である。

  調べてみるとアテモヤはチリモヤとバンレイシなる日本では馴染みのない果物を掛け合わせて改良したもの。どちらも南米ペルー原産で、チリモヤはドリアン、マンゴスチンとともに世界三大美果の一つと言われる果物。またバンレイシは果肉が甘く白いクリーム状ということ。

 その二つの果実の魅力を合わせたアテモヤは白い果肉で糖度が20-25度と高く、冷やすとアイスクリームのような風味と味になる為、「森のアイスクリーム」と称される。食感はバンレイシ同様、梨のようなシャリシャリ感を持つので、カスタードアップルとも言われるそうだ。マングローブが育つ南国沖縄ならではの果物である。

 市場が大好きな私。帰りの飛行機の時間を気にしながら最後の時間を市場巡りに費やした。アテモヤを見つけた時は既にゴーヤー、島らっきょう、パッションフルーツシークワーサーさんぴん茶などを大量に買い込んでいたため、写真だけにしてしまったのが今となっては悔やまれる。
沖縄の達人であるsperryさん、もし食されたことがあるようでしたら返信の絵葉書をお待ちしています!(さ)

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2010-05-01 00:00:00 | スペイン語

CASA(カサ)

スペインの友人の実家は、先祖代々受け継がれてきたお屋敷で
Gironaの歴史建造物ポスターに使われています。

彼女の家は、こちらの通りと向こう側の通りの両方が使えるくらいの邸宅で
中庭に噴水があって、それを挟んで半分の建物はおじいちゃまの居住区。
重厚な造りで、とても静かで、ゲストルームもとても広くて
遊びに行くといつもお母様が美味しい料理を作ってくれる。

そのお屋敷を久しぶりに訪ねてみたら、
噴水のある庭から向こう側、つまりおじいちゃまの居住区を売り払っていたのです。
おじいちゃまが亡くなり、彼女の5人いる兄弟もそれぞれ独立し、
今はご両親だけになって、こんな大きな屋敷は要らないということになったそうです。
それにしてもまだ大きい。

その家には、1800年代の書物や写真、映画の中でしか見たことのないような
小道具がたくさん残されています。
絵画もたくさんあって、聞けば中にはとても高価な絵も含まれています。
お母様はその高価な絵が気に入らないからといって、立派な額縁だけを残し、
絵の代わりに鏡をはめ込んで廊下に飾るような人。
だから、どんなに立派で大きくて高価なものであったとしても
必要ないものは平気で手放すような、私にとっては理想の人なんです。

お母様の言葉が鮮明に残っています。
 「子供達が独立して夫婦二人になって、家が広く感じて寂しいでしょって言われるけれど 
 そんなこと思ったこともないわ。だって、私の人生はまだまだ続くんですもの。 
 楽しいことがいっぱいあるはずよ」

彼女の家のゲストルームは3階にあって、広いバルコニーが付いています。
夫と二人、夜中に出て星空を眺めていると
ものすごい大きな鳥の群れが夜空いっぱいに広がってバサバサと飛んで行きました。
夢でも見てるような、幻想的な夜で、あれから3年くらい経つけれど
お母様の言葉と、あの夜景は忘れられないのです(ミ)

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