Sweets (スウィーツ)
私が子どもの頃、クッキーと言えば、型抜きしたものか、アイスボックスクッキーという、金太郎飴のような、同じデザインがどんどんできるタイプのクッキーが一般的であったと思う。
とてもお上品な雰囲気を持ったお菓子であった。そもそも、クッキーが家にあるというのは、お客さんが来ると言う事でもあった。
高校生ぐらいのとき、初めてステラおばさんのクッキーが日本にやってきた時は、心底びっくりした。
お好み焼きみたいに生地をぼてっと垂らして焼いたクッキー。
さらに、生地に混ぜないでチョコレートがぼこぼこ入っていることにも、何て雑なつくりだと思った。
その当時、ドロップクッキーという、生地の種を天板に直接垂らして焼くクッキーや、チョコチップもまだ珍しかった。
また、その食感にも驚いた。ぐんにゃりした感じに、江戸っ子の私は「煎餅とクッキーは固いものだ」と、頑固に思った。
一番の理由はやはり、買ってくるクッキーは舶来のお客様用というイメージが強かったことにあると思う。
我が家では、クッキーを良く作っていたこともあり、家庭で作るクッキーでも型抜きするのに、お好み焼き式クッキーが、ものすごく値段が高いことに納得いかなかったのを覚えている。
これはいまだに尾を引き、私はNYとシカゴを旅した時、クッキーを目にしても買う事ができなかった。
写真はセントラルパークに近い、とあるケーキ屋さんのショーウィンドウ。
大きなチョコチップクッキーが並んでいる。
もちろん私はウィンドショッピング。お土産はこの写真で帰宅したことは言うまでもない。
実際のところ、アメリカ人がどんなクッキーを作ったり好んだりするのか、知りたいものである。
アメリカレシピにある「バニラエッセンス、小さじ2杯!」は本当?と、これまたドキドキしている。[a]
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