私がギリシャを訪れたのは、一昔前の五月。
時折降るスコールが冷たかった。
アテネ中を歩き回り、小さな博物館を片っ端から回ったが、肝心の考古学博物館が休館中という残念な時だった。
あそこへ行っていたら、
あそこで私は壺絵を好きになっていたに違いない。
残念ながら、ギリシャの神々は私に壺絵を好きにさせるチャンスを与えなかった。
「ほかにも壺なんかたくさん、ごろごろしているでしょう?」
ええ、もちろん。
しかし、私の見たい、必要な図柄は、どこにもなかったのだ。
もっとも、シンタグマの駅構内にはド~ンとあったので、神は私をお見捨てにはならなかったとも思った。
さて、ある日私は頼まれた図を仕上げて、師匠のところに持っていくと
「はい、よろしい。百点。では「おじい」が散歩しているような構図を考えてみて」
と言われました。
おじい…?
ピタゴラスが散歩しているように?
作家たちと本を作る仕事はこれまでもしてきた。
しかし、好きなエジプトの本にかかわることができる日が来るとは思わなかった。
それも「おじいが散歩」である。
「おじい」も「散歩」も私には大事なキーワード。
雨上がりのぬかるんだ道、石畳、春の花が咲き乱れ、
あおい緑の草が生い茂るアゴラを思い出しながらこのページを作った。
『【図説】地中海文明史の考古学-エジプト・物質文化研究の試み』長谷川奏(彩流社)
詳しい内容は紀伊国屋書評ブログで→こちら
ガイドブックとして持ち歩けるように、紙は軽いものを採用し、図版と地図が盛りだくさんである。
ブログからトンずらして、古代地中海世界を散歩していた編集長をどうぞおゆるしあれ。[a]
明光義塾さんという、学習塾の機関紙「CRECER」、2010年冬号に「地球散歩」が掲載されました。
24ページのミニ冊子ですが、内容は盛りだくさんです。
地球散歩の書き手には、塾が身近な子どもをもつお母さんもいます。
お母さん、受験生を持つ親として興味深い記事だけでなく、「伝統文化を知る旅」という特集コーナーや、子ども部屋風水など、楽しい読み物が満載。
エンタメ情報缶のBlogコーナーに、「バーチャル地球散歩を体験できます」と載せていただきました。
ご縁があったら、ぜひ手にと手見てくださいね。[a]
この冊子は非売品です。詳しくは明光義塾さんにお問い合わせください。
新しい手紙の受け取り手が増えますように!パチパチクリック!
「判るけどさ~」…と、思わず笑ってしまったのでは?
世界的なスター、ミッキーマウスとその仲間たちであることは、誰が見てもお分かり頂ける事だろう。
誰でもわかる、なんてすごいことでしょう。
これは、エジプトの劇場に張り出されていたポスター。タイトルは「ミッキースター」(カウカブ・ミッキー)。
毎夜、ミッキーと仲間たちが歌って踊って、大人と子どもたちをさぞや喜ばせたことだろう。
イスラーム世界では、アメリカの受けが悪い。
悪の枢軸だと思っている。
悪いものはみんなアメリカからやってくるぐらいの勢いである。
イランなどはその最たるものであるが、私はある日、巨大なミッキーマウスのいたずら描きを見た。
こっそり描いたりはしているかもしれないけれど、それですら見つかったら大変なことになるではないかと思っていた。
民家の壁に書かれたミッキーは塗りつぶされることも、壊されることもなく、何年もそこにいる様子だった。
逆に、日本やアメリカからすればイスラーム世界は受けが悪い。
とんでもない思想の人々がいる、混沌とした世界を思い浮かべる人も少なくない。
でも、ミッキーマウスを見る時の表情は、世界中の人が笑顔になるのではないだろうか?
もちろん、中には好きじゃない人もいるけれど、多くの人達を喜ばせているのは事実である。
アラブの国々で、ミッキーマウスグッズに囲まれ、「ハンバーガー大好き!」という子どもが、星条旗柄のシャツを着たアメリカ人観光客が来ると、顔をしかめて「アメリーキ、ワヘシ」(きたないアメリカ)というのを聞くと、ドキッとする。そして、「ミッキーもハンバーガーもアメリカで生まれたんだよ」と言うと、かわいそうなくらいしーんとして、困った顔をする。
多くの人が笑顔になるミッキーマウスを産んだ国の人たち、
それを受け入れる人たち、
どちらも素敵な人たちに違いないのです。
これから旅の絵葉書に加えて、アメリカの家庭から手紙が届きます。
何が飛び出すかな?
星条旗の星みたいに、たくさんの流れ星(手紙)をお楽しみに。[a]
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その心の叫びを、ギリシャへ、エジプトへ、スペインへ向けて、思いを綴りはじめた地球散歩。
中でも、スペインへの想いは熱く、ラテンの空気がエッセンスとなり、私たちの心をかき乱す。
その叫びに呼応するように、ジプシーのmitraがやってきた。
前世、アンダルシアで交わした言葉が忘れられなくて、時の長さが巻紙となって還って来た。
さらさと碧と、mitraのスペインへの情熱はとどまるところを知らず、熱に浮かされ、とうとうスペインを彷徨うミブーを巻き込んだ。
陽気なイタリアの太陽も加わって、スペインへ焦がれる私たちの気持ちは地球をぐるりと回った。
スペイン王、フェリペ2世の名前が由来となった国名の国、フィリピンから近々手紙がくる。
フィリピンと言えば、イスラームとも関係が深い。
中東のエジプト、西アジアのイラン、東南アジアのイスラームの違いも垣間見られるかもしれない。
地球散歩、日本を除けは、初めてのアジアからの便りです。
フィリピン散歩をお楽しみに![a]
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今年も折り紙の季節がやってきました。
ちまちま折っています。今年は、クリムトです。とはいえ、去年のように、ピカソのゲルニカというようなものではなく、クリムトの愛した世界を抽象的に仕上げようと思っています。
私にとって身近なエジプトを愛したクリムト。
私の母国日本の絵画を、強く意識していたクリムト。
そして、彫金を生かした、クリムトの金。
どんな作品になるか、いまだ私も想像がつかず…
写真はクリムトと言えば金と言ったところ。
ほかのブログで日本を折りこんだ写真を載せています。
とき 11/6(金)11:00-17:00
11/7(土)10:00-17:00
11/8(日)10:00-16:30
ところ 南大塚地域文化創造館 (03-3946-4301)
JR大塚駅南口
東京メトロ丸の内線 新大塚駅
何れも徒歩5分
実に25回目の出品です。成長が感じられるのか?「相変わらず…」と苦笑されるのか… お待ちしております。 碧
日本語は、日本だけで話されている。日本は、公用語という概念もなく、当たり前のように日本語だけを話している国である。
しかし、世界には、自分の国の言葉の他に、他の国の言葉を話さざるを得ない歴史を持つ国が少なくない。
フランス語を公用語としている国は多い。
その中で、mitraと碧は、チュニジアへ散歩することがあり、「チュニジアで話されているフランス語」で、書き始めた。
そこへ通りかかったyuuと、写真提供をしてくださるMiaさんが、フランス本国を散歩して、まめに便りを送ってくれるようになった。
「フランスのフランス語」と、「チュニジアのフランス語」は、似て非なるもの。
話題も違うものである。
地球散歩では、3通手紙がきたら、つれづれ帳から引っ越して、門を構えることになっている。
2つのフランス語、フランス本国とチュニジア、別々にお楽しみ頂ければと思う。(タグが2つになります)
さて、チュニジアのアラビア語ネタが出てきたら?う~ん。それはその時考えたいと思う。[a]
オランダ語
福岡のお土産で「博多 通りもん」というお菓子をいただいたことがある。和菓子の桃山をしっとりさせたような薄皮の中にバターやミルクの風味を感じる白餡が入っている。和洋がうまくミックスされ、お茶でもコーヒーでも楽しめる美味しさだ。
商品名が気になって箱に入っている案内を読んでみると面白いことが書いてあった。まずGWの動員数200万人と言われる祭・博多どんたくで三味線や笛、太鼓を鳴らして練り歩く姿が「通りもん」。そして「どんたく」はオランダ語の「休日・Zondag(ゾンターク)」が訛ったものだそう。包装紙をよく見ると「西洋休日」の文字も。
調べてみると明治政府制定の祝日を定着させるために広めたのが「ゾンターク」という言葉で、当時の流行語でもあったという。西欧に追いつけ追い越せと国を新しくした頃。このオランダ語がハイカラな響きを持って使われた様子がうかがえる。
博多では小正月などを祝う行事として伝統的な松囃子が行われていた。明治時代に一時禁止されていた休日の松囃子を復活させる時に「ゾンターク」が訛った「どんたく」を祭の名称として用いたことに由来するそうだ。「どんたく」」は博多にだけ残ったが、午前中だけで学校や仕事が終わる半分の休日が、「半分どんたく」略して「半ドン」になって現在も全国で用いられているという興味深い話も見つけた。
前回の記事に取り上げたように日本とオランダのつながりは意外に深い。オランダ語を起源とする言葉を探してみると、柑橘の果汁を意味する「Pons・ポンス」に酢が重なってできたポン酢、ランドセル、リュックサック、スコップなど身近にある。
風車、チューリップ、木靴から出発した「つれづれ帳」での旅。「オランダ語」として独立し、更に広く散歩してみたいと思う。(さ)
参考 名月堂「博多 通りもん」 案内 ・ ウィキペディア
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女3人寄ればかしましいともうしますが、美味しいものを食べていると、さらに話は弾むものです。
このたび、いつも散歩に来てくださっていたyuuさんが新たにフランス語担当として、フランス散歩をご紹介してくれることになりました。
yuuさんのブログ「月の時間」にも私たちはよく散歩に出かけます。
フランスだけでなく、イギリスやギリシャ、エジプトなどへも足を延ばしていらっしゃいます。
私たちとはまた違った目線のギリシャやエジプト話も出てくるといいですね。
そして、イタリア語はさらさとpinoさんが書いていますが、pinoさん、散歩に出たきりなかなか便りをよこしません。最近はどこをお散歩中でしょう?
ローマのpinoさんを探していたところ、ヴェネツィアでミブーさんを発見!
おいしいお料理と元気いっぱいのスペイン語とイタリア語が聞こえてきました。
ミブーさんのブログ「ピキッと。」をみると、もうイタリアンが恋しくて恋しくて仕方なくなります。
おいしいものと楽しいことはみんなで分けると、もっと美味しいものです。
と、言うわけで、新たに二人やってきました。
ますますにぎやかな「地球散歩」を、よろしくお願いします。
『地球散歩』は今から4年前、私がアテネから帰国した年にスタートした。ギリシャと日本のギャップに戸惑い、忙しい暮らしに溜息ばかり・・・そんな時にかけてくれた碧の言葉は「一緒に散歩をしよう」。気晴らしに出かけるという意味ではなかった。ブログを通しての散歩。
記事が絵葉書の形になっているのが『地球散歩』だ。旅先のカフェ、ホテルの部屋・・いろいろな場所で綴り、親しい人に送る手紙。日本に戻っても書ける旅の記憶。
早速、絵葉書を書くと心はギリシャへ。小さな散歩は、私にとって大きな慰めとなった。間もなくエジプトやスペインを旅する碧から、イランに住むmitraから返信が届いてくる。世界は広くて知らないことばかり。行ってみたい国や食べてみたいものが一杯。私もポルトガルや沖縄など短い旅の思い出を投函するようにもなった。
更なる喜びは、私達の絵葉書を読んで一緒に散歩をしてくれる仲間達との出会い。日本の、世界のいろいろな地域に住む方々からのメッセージによって、言葉や文化がどこかでつながっていることを感じたり、あたたかい言葉に励まされたり・・。
楽しいそぞろ歩きも早4年。ギリシャへの想いは尽きることなく、もっともっと表現していきたい・・ということで、新しい散歩道を歩き出したところである。こちらで始まる旅も是非、ご一緒に。(さ)
新サイト『ギリシャの光あふれる暮らしと旅』 http://luludia.exblog.jp/
現在、ギリシャの春や復活祭の記事を連載中。『地球散歩』共々、今後ともよろしくお願いしますね。さらさ
いつもありがとう、Ευχαριστω!絵葉書の数だけクリック頼みます!人気blogランキングへ
スペインは日本に並ぶ、折り紙の国である。以前イスラミック・ブルーにそのことを書いたことがあるが、意外と知られていない。
3つの時から折り紙を折り続けて早…
スペインに関係するものを折っていたら、いつの日かスペインで折る日も来るかしらと夢見る。
今、フランス・パリの国立ピカソ美術館が改装のためピカソが大挙して(表現がおかしいですが)日本にやってきてる。
雑誌もピカソ特集が目白押し。
そんな事とは露知らず、ある日ピカソが私の脳に話しかけたのです。
「バスク!」と…
ピカソに取り付かれた私は、灰色の紙でなにやら四角を折り始めました。
どうもマドリードのレイナ・ソフィア美術館にある灰色の絵を折り出そうとしているらしい。果たして完成するのかは、ピカソ次第?
写真の四角がピカソに変化を遂げているのか?
破壊されているのか未完成のような完成品なのか?
気になる方は、お運びくださいませ。今年の折り紙作品展。
とき 10/10(金)11:00-17:00
10/11(土)10:00-17:00
10/12(日)10:00-16:30
ところ 南大塚地域文化創造館 (03-3946-4301)
JR大塚駅南口
東京メトロ丸の内線 新大塚駅
何れも徒歩5分
実に24回目の出品です。成長が感じられるのか?「相変わらず…」と苦笑されるのか… お待ちしております。 碧
「不思議の国」イランと、謎に満ちたジプシーたちの暮らし。人々の意識に上ることは稀かもしれないが、実はイランにも多くのジプシーたちが暮らしている。イランと聞いて、ジプシーに思いを巡らす人が、いったいどれくらいいるだろうか…。おそらく殆どいない、というのが実情だろう。しかしイランは、ジプシーがインドを旅立ち西へ向かう過程で、必ず通るルートに位置していた。
イランは、ほぼその全土にわたってジプシーたちが居住する、珍しく、ジプシー研究にとって大変貴重な国でもある。トルコの「ジプシーを巡る旅」に続き、「我が国」イランでも、関口義人氏(ジプシー/ロマ研究家 音楽評論家)の「ジプシーを追いかける」旅に同行した。その旅たるや、なかなかの珍道中。ジプシーたちに振り回され、助けられ…。
現在の彼らの息遣いを感じとる旅は、同時に彼らの過去を振り返る旅ともなった。多くの貴重な成果を含むこの旅の記録を、いつかの「トルコ編」に続き、皆様にお届けできたら・・・。
『ジプシーを追いかけて イラン編』(UPLINKのサイトより)
映画『ジプシー・キャラバン』の大ヒットやエミール・クストリッツアのバンドの初来日公演などにより、近年更に幅広く聴かれるようになったジプシーの音楽とは、そしてジプシーとは何者なのか?
「今回は前人未踏の地、イランのジプシーを求めて旅した記録です。貴重な映像とトークで、イランの現状を報告します。イランのジプシー音楽にも踏み込んだ内容です。お楽しみに」(関口義人)
出演:関口義人(『オリエンタル・ジプシー』著者/音楽評論家)
吉武絵里子(テヘラン在住、イラン取材及び映像撮影者)
日時:8/23(土)18:30開場/19:00開演
料金:¥2,000(1ドリンク付き)
場所:渋谷UPLINK FACTORY http://www.uplink.co.jp/factory/log/002705.php
尚、関口氏の新刊『オリエンタル・ジプシー 音・踊り・ざわめき』も発売中。世に殆ど知られていない、オリエント(シリア・ヨルダン・レバノン・トルコ・イラン・ギリシャ・イタリア)に住むジプシーを調査し、まとめて紹介した本は、世界初。貴重な研究の成果です!(m)
写真の楽器は、「イランのバグパイプ」、「ネイ・アンバーン」。演奏するのはペルシャ湾岸の都市に住むイランのジプシー・ミュージシャン。
誰も住んだことはないけれど、
なんだか、うろうろしています。
どこかの国へいくときに、ちょっと立ち寄るトルコです。
行ってみたら、気がついた。
食べ物、文化、言葉など、
お隣さんだとしみじみ実感。
さらさの住んだギリシャと、mitraの住むイランにはさまれ、
碧の大好きなアラブのど真ん中。
トルコはどうも、私たちの散歩コースにあるようです。
トルコを新たに追加します。
つれづれ帳から独立し、トルコからの手紙もお楽しみください。
トルコ万歳! クリックの拍手で迎えていただけると嬉しいです[a]
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いつの頃からだったろう。「ジプシー」という言葉に心のざわめきを覚えるようになったのは。記憶の断片を手繰って行っても、その答えは見つからない。ただ、その言葉の紡ぎだす独特の表象は、私の心の片隅で自己主張を繰り返し、いつも正体の見えぬ何かへと私を駆り立てた。
あてのない遍歴の旅を繰り返したジプシーが財産として共有してきたもの、それは音楽。影のように儚く揺らめき、不確かな足跡を残してきた土地の「音楽」を、彼らはしたたかに吸収した。
そして、魂の底から生まれ出る粗野で情熱に満ちた音の塊は、多くの音楽家に創作の素描を与えてきた。
2月末、大きなチャンスが私に訪れた。
ジプシーに出逢う旅へと、私は誘(いざな)われた。
私は、自らの魂が奏で出す旋律を彼等の暮らしと音楽に重ね、自分だけの「風景」を現出させるために、夢中でカメラのシャッターを切った。
切り取った絵の一枚一枚は、確実に、私の心の底に眠っていた情念のリズムを映し出す「タブロー」となっている。
「ジプシー」の懐深くに私を導いてくれたのは、関口義人氏(音楽評論家 ジプシー/ロマ研究家)。関口氏はこれまでジプシーに会うために、バルカン半島や中東の国々を数多く遍歴して来た。詳細なフィールドワークに基く研究の成果は、すでに多くの場で発表されている。誰も知り得ない風景や音楽や人々を求めて、果ての無い「巡礼」を繰り返す関口氏の旅の断片へと、いつも『地球散歩』を訪れてくださる皆さんをご招待したいと思っている。
『ジプシーを追いかけて』VOL.14@渋谷アップリンク・ファクトリー
ジプシー的なものに心奪われ、フィールドワークを中心にジプシー研究を続ける音楽評論家の関口義人さんによる人気イベント。今回は、今年2月末より取材のためにトルコとイランに滞在されていた関口さんが撮りためた映像のなかからトルコのジプシーたちの現在を中心にレポートします。ご期待下さい。
出演:関口義人(音楽評論家/「ジプシー・ミュージックの真実」著者)
日時:5/24(土)18:30開場/19:00開演
料金:¥2,000(1ドリンク付き)
http://www.uplink.co.jp/factory/log/002597.php%0D
また、月刊誌『ラティーナ』にて、関口氏の連載「虚無への巡礼-オリエントを迷走するドムの軌跡を追って」も進行中です。
以下のURLにて、私自身の『ジプシーを巡る旅』も公開しています。
http://ethno-mania.at.webry.info/
外部からの押し付けにより、「幻想」に彩られてしまっているジプシーの「真実」に、映像とトークを通して触れて頂きたいと思っています。(m)
エジプト散歩をはじめて、気がつけば10余年…
何を聞かれても、へらへら笑っているだけ。
「何がいいの?」と聞かれても、隣の人と同じもの「Me too」しか言えなかった私。
その私に英語もアラビア語も教えてくれたのは、エジプト航空の大勢のスタッフ。
本社旅行部門では、私が行くと「今日はうちの部署へおいで!」「いいや、今日はこっちへおいで!」と、いろんな部屋から声がかかる。
そこで、私は行きたい部署へ行き、そこにちょこんと座って、まるで3歳児のように「これはなんていうの?」「あれは何?」と、英語とアラビア語を覚えていった。
就業時間になると、「さあ帰るわよ。ついていらっしゃい」と、言われた人について、その人の家へ行く。そこで私は、言葉だけでなくエジプトの生活や文化を教えてもらった。
ある日のこと、「あなたの好きなエジプトを、あなたの友達にも見て欲しい。さあ、あなたのお友達のための旅を考えてごらんなさい」と、彼らは言いました。
基本のツアーに、お友達が行きたいところを、一緒に考えてあげなさいというのです。今年のゴールデンウィークに、エジプトへ行って見ませんか?
3泊4日 ゴールデンウィーク カイロ・アレキサンドリア周遊
4月26日もしくは28日カイロ発のツアーです。
成田発のエジプト航空便に合わせて予定を組んでいます。他の便、スケジュールの場合はご相談ください。
Day1: カイロ空港にお迎えにまいります。ホテルまでお送りします。
Day2: 朝食後ギザ観光→昼食付き/夜はディナークルーズへ。
Day3:朝食後アレキサンドリアへ→カタコンベ、ポンペイの柱、新しいナショナルミュージアムへ→ランチはシーフードをお楽しみください。→カイロへ
Day4:朝食後、イスラミックカイロのシタデル、ムハンマド・アリモスクへ→オールドカイロ→ランチの後、カイロ博物館へ→ハーン・アル・ハリーリ市場でお買い物を楽しんだ後、エジプト航空成田便のお客様は、空港までお送りします。
3泊4日($300)、4★ホテル(ピラミッドエリア。朝食付き)、送迎、全ての観光入場料、ランチ、日本語ガイドが含まれます。
エジプト航空旅行代理店カルナックへメールでのお問い合わせは下記です。
お問い合わせの際は、「Hekmat web site」で知ったとお書き下さい。
カイロ本店 担当者 日本担当部長 Madam Nadia Aziz
boulosnadia3@yahoo.com
日本語でのお問い合わせは、碧宛、mubaraklx@mail.goo.ne.jpへどうぞ。
※①本店には、英語でお問い合わせください。
②日本からエジプトへの、エジプト航空のチケットについてもご相談に乗ります。
③この企画の前後のオプショナル・ツアー、もしくはプライベート・ツアーのご相談もお気軽にどうぞ。
④30名に満たない場合は中止されることがあります。
私の大好きなエジプトの地を、散歩してみませんか?
そのお手伝いが出来たら、私は嬉しいです。
Βολτα (ボルタ)
エジプトにしばらく滞在してきた碧、現在イランからトルコ方面に旅をしているmitraに続いて私も出発。といっても写真を通してのギリシャ散歩である。シエスタの後や長い夏の夜の夕涼みに連れだって出かけるのが大好きなギリシャ人から「παμε μια βολτα」(パメ・ミア・ボルタ=ちょっと散歩行こう!)と誘われたことを思い出す。今回の連れはギリシャに関わる表現活動をしている仲間たちである。
画家かわまささんはじめ、山火事被害を支援するプロジェクト「百年の木の下で」を通して出会ったギリシャを愛する7人が「クレフティコ」というグループを結成、今月「Art Of My Greece」という展覧会を行うことになった。(山火事や「百年の木プロジェクト」の詳細は「山」の記事)絵画やイラスト、写真、それぞれに表現した作品はブックストアの明るく光が差し込むカフェに展示される。
私は写真で参加。ギリシャが大好きな人には懐かしい空気を感じてもらえるよう、よく知らない人には「行ってみたい!」、「これは何だろう」と興味を持ってもらえるような風景を選んだ。タイトルは「ギリシャ散歩・γυρογυρο στην Ελλαδα(ギロギロ スティン エラーダ)」。ギロギロは「ぐるぐる回る」という意味があり、βολταよりも広い範囲をイメージしている。
そう、クレフティコ達の様々な「ギリシャ」を通して、更に散歩のエリアも広がるはずだから。(さ)
第1回 グループ・クレフティコ 「All My Greece」展
Part1 絵画・イラスト 3月1日~ 15日
かわまさしょうこ 森川未知留 ニキタス・ビニアリ
Part2 写真 3月16 日~ 31日
植田ゆかり 守屋康広 小原有加里 大倉さらさ
場所 ブックファースト青葉台店(田園都市線 青葉台駅直結)
いつもありがとう。Ευχαριστω ! ギリシャ散歩、是非ご一緒に。クリックの方もぐるぐるポチッと、よろしくね。
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