地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

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2009-12-27 00:00:00 | フランス語(チュニジア)

  Pluie(プリュ)  

 冬の地中海は雨が多い。地中海寄りに旅する時は、防寒具と傘が必需品であるが、日本人はどうしても地中海=暑いと考えてしまう。 
 エジプトでは雨もほとんど降らない2月、チュニジアはまだ傘が手放せない。一日中降っていることはなくても、チュニスあたりだと「ほとんどずっと降っている」事もある。
 日本人的には、一度降り始めた雨がずっと降っている事に違和感はない。
 しかし、欧米からの旅行者は、雨と言えばスコールのイメージが強いのか、ランチボックス片手に、「早くやまないかな?止んだら海を見ながらでランチにしたいんだ」と、所在無げに、雨宿りする姿をそこここで見かけた。  
 私はと言えば、雨宿りの時間こそがランチタイム。博物館のベンチなどで、弁当を広げていた。苔むした、潮にやられたすかすかで、じめじめの岩の上に座ってランチなんてとんでもない!  
 こういうところに国民性が現れるものだとつくづく思った。 
 ありんこ日本人は、時間を有効活用。 のんびりバケーションと、シチュエーションには命をかける人々は、どんなに寒くとも、濡れようとも、海をごちそうにする事を決してあきらめない。  
 写真は、雨が通過した所。 マハディアの要塞を見ていたら、突風に乗って雨雲がやってきた。 
 カンカン照りがにわかにかき曇り、雷鳴とともに、バケツをひっくり返したような雨。    
そして、超特急で過ぎ去っていった。 
 海の向こうに見える黒い筋が雨。 
 後には、二本の大きな虹がかかった。その向こうで、ゴロゴロ、バシャバシャ雷様のご一行がかけぬけていく姿が、水平線の向こうへ消えて行った。 
 こんな雨ばかり経験していたら、確かに傘は無意味だし、必要ない。 
 私もそのうち、雨で日本人を感じなくて済む日が来るのだろうか?[a]

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 今年も一年ありがとうございました。
 また来年もいっしょに散歩してくださいね!

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2009-12-23 00:00:00 | フランス語(チュニジア)

 Viande(ヴィアンドゥ)

 チュニジアで食べたお肉はみんな美味しかった。というか何でも、口にあったので、うへ~と悲鳴を上げたのは、大量のアリッサぐらいである。
 フランスの植民地時代が長かったので、フランス料理もおいしかったし、伝統的なタジンやクスクスなどもしっかりとした味付けで飽きが来ないものだった。
 チキンのクスクスは、山盛りのクスクスの上にモモと茹で卵が乗っていたので、勝手にチュニジア親子丼と名付けていた。一人旅だと、この親子丼は丁度良いランチだった。
 マルシェへ行くと、何の肉を取り扱っているか一目でわかるように、お頭がど~んと置いてあるのは、ヨーロッパを含めあまり珍しい事ではないと思う。
 チュニジアしかり、地方では特に、写真のような「ここは牛専門です!」と、分かるようになっていた。
 面白かったのはチュニスのマルシェ。なんだかやたらとぬいぐるみが置いてあるな…と思ったら、取り扱っている肉のぬいぐるみを置いているのだ。かわいらしいポニーや、子牛、むくむくの羊ちゃんやうさちゃん…本物のお頭にびくともしない私は、かわいいぬいぐるみに違和感を覚えた。
 もっとも、大方の日本人のようにお頭がずらっと並んでいると、食欲減退してしまう方々には、ありがたい配慮といえる。
 大抵、鳥は生きたまま売っているので、こちらもありがたい。
 本当はぬいぐるみが並んだマルシェの写真にしようと思ったのだが、この肉屋のオジサンたちの表情が何ともいえず、この写真を載せることにした。[a]

 

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2009-12-19 00:00:00 | ペルシャ語

زمستان (ゼメスターン)

 一年で最も陽が短い時季がやってきた。今年の冬至は22日。
イスラームを国教とするイランにおいても、冬至は暦上重要な日である。イスラームが入るよりも以前、この国では太陽の動きに基づく太陽暦が中心だったからだ。同時に、太陽と王権との強い結びつき(これは多くの民族の王権神話においても言えることだが)について以前述べたように、年間を通して太陽の軌道を知ることは、この国民の精神性を理解する上で重要な要素ともなっている。

 ペルシャ語で冬至の夜(一年のうちで太陽が最も力を失くす時)のことを、「シャべ・ヤルダー」と言う。伝統を重視するイラン人たちは家族で集い、一年で最長の夜を、お喋りやハーフェズ占いをしながら過ごす。
日本では、冬至の日柚子風呂に入り、南瓜と小豆を食べるが、イランにおいては驚くことに西瓜を、そして小豆ならぬナッツを食べる習慣がある。
イランのこの習慣自体も面白いが、微妙なズレが生じながらもアジアの西と東で似たような慣習が残っているのが興味深い。
寒い冬の時季に、わざわざ西瓜のような身体を冷やす食材を摂取する理由については、イランの民間療法が関係している。このことは、以前「すいか」という記事で述べたので、そちらを参照してほしい。
上記以外にも諸説あるようだが、真夏に収穫した作物を夜が一番長い日(真冬)に食べることにより、暖かい春の訪れを願うという意味合いが西瓜には込められている。イランの新年「ノウルーズ」で、卵が「再生」のシンボルであるのといくらか似ている。

現在イランの家庭において、冬至に夜を徹して語り合うという習慣がどれくらい残っているのかは分からない。一方、キリスト教の行事であるクリスマスを祝う家庭は年々増えている。それは、世間に流布するクリスマスが、歴史上自らの文化・宗教に端を発することに対する誇りからというよりは、煌びやかで華やかで、そしてサンタがプレゼントを運んでくれるという夢を与える行事に、子どもたちが大はしゃぎしてしまう「魔力」が宿っているからであろう。

今年の冬も、イランは、寒い。
冬至の夜、ぽかぽかの室内でイラン人たちはどんなお喋りに花を咲かせるのだろう。話上手のイラン人のこと。想像しただけで暖かい談笑が零れ落ちてくるような錯覚に捕われる。(m)

*写真は、シーア派の宗教行事アーシューラーの一部、Sham'-e -Ghariban を撮影。
冬のイメージ図として採用。

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クリスマス

2009-12-15 00:00:00 | ポルトガル語

Natal(ナタウ・クリスマス)

 年末の時期に旅行したポルトガルでクリスマス限定スウィーツに出会った。ドライフルーツと粉砂糖で化粧をしたリングケーキが、デコレーションリースのように華やかに店先に並んでいる。ボーロ・レイ(BOLO=ケーキ  REI=王様)と呼ばれるこのスイーツは12月24日から1月6日の期間に食べるポルトガルの伝統菓子。キリストが生誕する日に始まるクリスマスは、東方三博士がお祝いを持って訪ねた日と言われる1月6日まで続き、その中で新年を迎えるのである。

 イーストを使って発酵させた生地の中にはアーモンド、胡桃、松の実がたっぷり。特別なのは、ケーキの中に乾燥したソラマメ一つと人形や動物の小さな飾りを一つ入れて焼くこと。切り分けた時にソラマメが入っていた人は翌年のボーロ・レイを用意する役となる。また人形があった人は一日、王(王妃)様でいられる、つまり新しい年の幸運を当てたことを意味する。

 フランスのガレット・デ・ロア(同じく王様のケーキ)やコインを入れたギリシャのヴァシロピタも同じ趣向。あっという間に過ぎる一年とはいえ、平凡な中にも悲喜こもごも様々な出来事がある毎日。新しい年に幸あれと願う人々の気持ちはどこの国でも共通、そんな思いを大いに盛り上げてくれるスウィーツである。今年のクリスマスケーキをホームメイドされる方、幸運の飾りやコインを入れて焼いてみてはいかが?初詣のおみくじとは違った楽しみ方ができるはず。(さ)

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スウィーツ

2009-12-11 00:00:00 | フランス語(チュニジア)

 confiserie(コンフィズリ)

  さて、フランス語はちんぷんかんぷんの私。チュニジアでスウィーツがどんなフランス語で呼ばれていたか、見当もつかない。
 そこでフランス語のスウィーツで翻訳にかけると、軒並み「ボンボン」と出る。
 ボンボン?飴しかイメージできない。その他、どうもしっくりくるものがない。
 ガトー(gâteau)、これだと焼き菓子のイメージが強く、スフレとかマリーアントワネットが「パンがないならお菓子を食べればいいのに」と言ったブリオッシュなどは私のイメージするガトーとはかけ離れている気がする。
 
 実際のところ、なんというのがピタッと来るかに、文字通り煮詰まった私はフランスを散歩しているyuuに聞いてみたところ、一番見たのはconfiserie(コンフィズリ)かな?とのこと。yuuのフランス版スウィーツではどんなお菓子が出てくるかを待ちたい。
 フランス命のイラン人の中で散歩中のmitraからも、甘いもののイメージは
コンフィズリと言ってきたので、これが妥当なのだろう。
  みんなから聞いて調べなおしたところ、「
砂糖を使った洋菓子の総称」とできたので、納得した。
 チュニジアもアラブ菓子が豊富だが、チュニジアへ行ったらぜひとも食べてもらいたいのが、写真のお菓子。名前はサモサなので、インド料理などが好きな人には、スウィーツとは想像できないかもしれない。
 チュニジアと言えば、青いドアの家々、そのメッカがチュニスからほど近い、シディブサイドという町。地中海を望む、空も海も真っ青な中の白い家並み…その中に吸い込まれるような青いドアがある。
 この町の散歩のお供がアーモンドパウダーと砂糖で練り上げたような餡に、ゴマたっぷりのサモサや、ベンベロニという粉砂糖を振ふっただけのシンプルな揚げドーナツ。
 シディブサイドの街中には、ドーナツ屋さんが点在しているので、シンプルではあるが食べ比べも楽しいだろう。
 各地に地方色豊かなお菓子もあるし、フランス統治時代が長かったので、フランス料理の最後は、やはりフランス風のデザートが出てくるが、これまた天下一品である。
 しかし、誰もが好んで食べるスウィーツの定番は、バクラバなどのオスマントルコ由来のものであろう。[a]

 

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ファーストフード

2009-12-07 00:00:00 | ペルシャ語

غذای حاضری (ガザーイェ・ハーゼリー)

たっぷりの時間をかけて煮込まれた肉・野菜と、鍋で炊かれたサフラン・ライス。とろとろの煮込み料理が食卓の中心に並ぶ「スローフード」の国イラン。但し外食は、短時間で出来上がるキャバーブ(ケバブ)類が中心だし、一畳ほどの狭い店舗を構えるピザ屋や、トルコ式ドネル・ケバブのスタンドも街角に溢れている。これらは、客席の無い対面式の小さなカウンターで購入するタイプの店が殆どで、イランを代表するファーストフードと言えるかもしれない。

イラン人は老若男女を問わず「ファーストフード」が大好物である。
しかしこの国では、ファーストフードの代表とも言える米国発の有名チェーン店にお目にかかる機会は全く無い。というのも、イランは経済制裁下にあるため外国企業の数が少なく、またイスラーム指導体制を敷く国家政策上、欧米伝来の文物は排斥される傾向にあるからだ。
しかし、イラン人は逞しい。そして、手に入らないとなるとどうしても欲しくなってしまうのが人間の性。「無いのならば作ってしまえ」とばかりに、テヘランの街角にはイラン独自のファーストフード店が立ち並ぶ。そしてこの国らしいのが、明らかに「パクリ」としか言いようがない店名や商品がまかり通っていることだ。
「イランはコピー天国である」と、以前個人ブログに記した(コチラを参照)。このことは食べ物についても言える。写真を見て欲しい。このロゴが何に似ているかは明らかであろう。そう、KFCで知られるケンタッキーフライドチキンだ。店の名前はSFCこと「スーパースター」。
カーネルおじさんの像こそ無いが、メニューにあるのはお馴染みのフライドチキンに加え、クリスピーチキンやコールスローサラダ、ラップサンドまであり、そのどれもが完璧なまでにKFCの味がする。
知人の話によると、テヘラン市内に多数存在するSFC以外にも、「マシャドナルド」なる、なんとも間の抜けた名前のファーストフード店も在るらしい。こちらは言わずもがなマクドナルドのパクリであるが、イラン北東部に位置するシーア派の聖地で有名なマシュハド(mašhad)に因んでつけられたらしい。聖地の名前と言えば、イラン産で、中東諸国に輸出されているコーラの名は「ザムザム・コーラ」。こちらは、メッカ近くにある聖泉の名前である。排斥すべき西洋文化(特にアメリカ)の象徴であるファーストフードや清涼飲料水の名前と、イスラームの聖地の名を重ね合わせるセンスに、イラン人のおおらかさ(あるいはいい加減さ)を感じさせられて、なんとも可笑しい。

ちなみに、今回イランのファーストフードについてネットで調べていたところ、SFCのさらに上を行くファーストフード店が存在することを知った。その名もBFC(こちらを参照)。なんと、カーネルおじさんを思わせるロゴまで付いているではないか!
こういった現象は、外国文化の流入が制限されたイランならでは。革命前はアメリカ文化大好きで、(いや、今でも本当は大好きだ)
中東の中でも親米派だったイラン。革命後30年経ったからとて、この情報過多の時代 バーチャルな世界のみで満足できるはずもなく、今日もイランの街角では、新たなコピー商品が生まれ出づるのであった。(m)

イランの人々も欧米発のFastfoodを食べる日がいつか来るのかな?
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唐辛子

2009-12-03 00:00:00 | ギリシャ語

Πιπερια(ピペリア)

 ギリシャでピリ辛を食べたことがない。そしてアテネ滞在中、唐辛子料理をあえて欲したこともなかった。40度近くにまで気温が上がる暑い夏にホットな料理ではなく、彼らはハーブやレモンを使って食欲をそそる美味しい一皿を作る。ハーブはサラダからメインまで幅広く用いられるオレガノ、他、ミントやイタリアンパセリなど。レモン、塩、オリーブオイルを肉、魚、茹でた野菜に絞って食べる。いずれも風味良く爽やかでワインと共に食すれば夏バテ知らずだ。

 唐辛子料理はないのか?と友人に聞いてみたところ、アテネではあまりポピュラーではなく、北ギリシャ地方にはあるとのこと。また高齢の人が好むそう。昔、北の寒い冬に外で仕事をしなくてはならなかった女性達が体を温めるために豆のスープに唐辛子を入れていたそうだ。彼女の祖母は北ギリシャ出身ということもあり、庭で唐辛子を育ててピリ辛の豆スープを作っている。写真を見せてもらったところ、以前エジプトのお土産として碧にもらったのと同じ赤い小さな丸型であった。

 夏の市場ではピーマンに並んで薄緑の唐辛子(写真中央)が出る。値札は「辛い」との但し書き付き。揚げてつけあわせにすると聞くものの、滞在中その料理に出会うことはなかった。似た形のものがイランと同じようにピクルスとなって惣菜屋にオリーブ漬と並んだり、瓶詰めで売られているが、こちらは食べた時に辛くなかったので「ししとう」なのだろう。10㎝程の大きなししとうはオリーブオイルで焼き、塩とオレガノで食べるのでポピュラーな野菜だ。日本のししとうでも十分に美味しく出来るのでお試しあれ。(さ)

お好みの唐辛子料理は?韓国チュニジア九州沖縄京都

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