便りのないのはよい便り…と申しまして。
ラマダーン・カリーム!
イスラーム社会では断食月です。
夜明けから日没まで一切の飲食を断ちます。
とはいえ、子供やお年寄り、病気がある、女性の場合は生理期間中は免除されます。
逆に、健康を害する恐れがあるのにもかかわらず、断食することは禁じられています。
今年二回目のカイロでのラマダーン、異教徒への強制はありません。
イスラーム教徒が断食することにより、神からの恩恵があるもので、誰でも彼でもやるものだと
イスラームでは教えていません。
そのため、私は断食する義務がありませんが、
やはりそばに断食している人がれば、ちょっと遠慮するというのが人情というものでしょう。
いろいろ真似してみた結果、私が完全に断食できるとすればそれは冬しかないと思いました。
イスラーム暦はいわゆる陰暦なので、毎年断食月はずれてきます。
夏の暑い時期の断食で最もつらいのが、水分補給ができないことです。
慢性扁桃腺肥大と、血管が人の半分の細さの私が、暑いさなかに水分を取らないとみるみる具合が悪くなっていきます。
今日は試しに部屋でゴロゴロして動かないというのをやってみました。
動かなければ、食べなくても大丈夫でしたが、
11時の時点で扁桃腺がヒリヒリして、腫れてきました。
14時には、肩こりがしてきて、腕が重くなってきました。
これではいけません。
断食ができる健康体を、神様からいただいたことを感謝できる意味もあると実感しました。
エジプトでは、ラマダーン中にランプを飾ります。
カイロの考古学博物館脇の大きなランプ。[a]
さて、今年のラマダンは、サッカーW杯でグループリーグを突破したアルジェリアチームのコメントから、その開始日を知りました。スポーツの祭典は、世界を知る大変有意義なチャンスであることを再認識。
昨年購入したベルナール・オリヴィエ(フランスのジャーナリスト)による単独シルクロード徒歩横断体験記「ロング・マルシュ アナトリア横断」、三分の一ほど読んで長らく放置してあったものを再び読み始め、今まさにトルコからイラン国境にさしかかっています。エジプトからはどんどん離れていきますが、碧さんのトルコ紀行やイラン関連記事を、もう一度読み直してみようかなと考えています。
まったく更新しなくてもずっと気にかけていてくださる折るさんはじめ多くの方に感謝します。
ただいま!
また消えないようにします(爆)
そして、そうですね、できれば懐かしいトルコやイランに思いをはせる記事も書いてみたいですね。
やっとそういう気分と時間を持てるようになりました。