アラビア語の「お金」を書いた後、mitraとイランの「お金」の話をした。
碧:近頃の緊迫したイラン情勢を見ると、イランは大丈夫だろうかとハラハラしてしまいます。
世界的なデモ騒ぎでも、イラン人がその波に乗ることが出来なかったのは、他の国と比べてまだ政権側が強いのか、はたまた「あきらめの境地」が深すぎるのか、良く知らないながらも考えてしまいました。
mitra:2009年の大統領選後のデモの失敗で、諦めの気持ちもあるのかもしれないけれど、むしろ「アラブの春」に乗っかりたくないという気持ちが大きいのでは?(あくまでも私の勝手な意見です)。イラン人は何かにつけて、アラブとは違うということを強調します。アラブの革命に「便乗」して革命が成立というのでは、彼らのプライドを傷つけるのでは?実際、大統領選後にデモが盛り上がったのに比べ、昨年のデモはあまり盛り上がらなかったと記憶します。他の国に比べネット規制があるという事実も、今や皆解除ソフトを使用しツィッターにもfacebookにもアクセスしているわけだから、障碍にはならないだろうし。いずれにしろ、現在のホルモズ海峡の緊迫した状況が、悪いほうへ向かわないことを願うばかりです。
碧:>イラン人はアラブとは違うを強調
思い出しました!私がイラン滞在時、アラビア語が読めるということは尊敬のまなざしで見られても、ヒジャーブ(ベール)のかぶり方がエジプト式なのは「なんで?」という感じでしたね。そしてアラブのはじっこではなく、私たちはアジア人と言っていたことに驚きました。
イランもだいぶ変わったのですね。facebookなどを自由に見られるとわかり、ホッとしました。
そして、波に乗らないという考え方も、実際イラン人に接した時のことを思い出すと分かる気がします。
碧:やたらと単位が大きいイランのお金を、私は結局理解しないまま旅をしていました。
数字恐怖症の私にとって、ちょっとタクシーに乗ってもで「○万」などと言われると、それだけで気絶しそうだったのです。
とはいえどんなものにも、いいところを一つ見つけようと私は思っています。
ありました!かわいい所。
それは数字の5がハートマーク(さかさまですが)なのです。
それだけでしょうか…
mitra:私もイランのインフレには悩まされたなあ。数字の0の多さもそうなんだけど、札束の厚さに・・・。普通のお財布では入りきらないので、いつもポーチでお金を持ち運び。男性は、大きめのクリップで留めてポケットに直接という人もけっこう居ました。良いところ・・・。毎日ホメイニーさんの顔を(お札の上で)拝めるので、有難い気持ちになれること??(笑)かわいくないか…(笑)ちなみに、数字の大きさにはイラン人も頭を悩ませているので、支払いの際には、だいたい0を省略して値段を提示されます。これまた慣れていない人にとっては、パニックの原因なわけだけれど。
碧:イラン人にがま口型のバックをプレゼントしたら喜ばれるかしら?
ホメイニさんの顔を拝めるのがありがたい!!?
思い出しましたよ…だから「必要なだけ取って」とお札を並べましたっけ。紙に書いて確認も良くしました。思い出しただけでクラクラします。
碧:某ググった翻訳だと、お金はپول(プ―ル)と出てきました。
ところが他で調べると、ساحل(サヘル)と出てきます。
いったいどちらが正解なのでしょうか?それとも両方正解だとすれば、使い方が違うのでしょうか?
イラン人タレントでサヘル・ローズと言う人がいますが、彼女の名前はお金にちなんだものなのでしょうか?
教えてmitraさん!
mitra:サーヘルって出てきた?サーヘルは、bank、bankと言っても銀行のほうではなく、岸辺のbankね。この単語はアラビア語起源だと思うんだけど。お金は普通プールです。他にもاسکناس(エスケナース)・(セッケ)سکهが出てくるかと思うけれど、それらは具体的に、お札やコインを表します。「お金」と一般的にいう時はプールです。
碧:ぜんぜんちがうやん(笑)
翻訳ソフトは便利ですが、ペルシャ語はまだまだ用心が必要ですね。
「お金ちゃん」じゃなくて「岸田さん」でしたか。この訳はともかく、岸辺というのは穏やかで豊かな感じがしていいですね。
※今週gooが不調の為、一部お見苦しい所がございますが、お許しくださいませ。