地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

お金

2012-01-27 13:39:09 | ペルシャ語

アラビア語の「お金」を書いた後、mitraとイランの「お金」の話をした。

碧:近頃の緊迫したイラン情勢を見ると、イランは大丈夫だろうかとハラハラしてしまいます。
世界的なデモ騒ぎでも、イラン人がその波に乗ることが出来なかったのは、他の国と比べてまだ政権側が強いのか、はたまた「あきらめの境地」が深すぎるのか、良く知らないながらも考えてしまいました。

mitra:2009年の大統領選後のデモの失敗で、諦めの気持ちもあるのかもしれないけれど、むしろ「アラブの春」に乗っかりたくないという気持ちが大きいのでは?(あくまでも私の勝手な意見です)。イラン人は何かにつけて、アラブとは違うということを強調します。アラブの革命に「便乗」して革命が成立というのでは、彼らのプライドを傷つけるのでは?実際、大統領選後にデモが盛り上がったのに比べ、昨年のデモはあまり盛り上がらなかったと記憶します。他の国に比べネット規制があるという事実も、今や皆解除ソフトを使用しツィッターにもfacebookにもアクセスしているわけだから、障碍にはならないだろうし。いずれにしろ、現在のホルモズ海峡の緊迫した状況が、悪いほうへ向かわないことを願うばかりです。

碧:>イラン人はアラブとは違うを強調
思い出しました!私がイラン滞在時、アラビア語が読めるということは尊敬のまなざしで見られても、ヒジャーブ(ベール)のかぶり方がエジプト式なのは「なんで?」という感じでしたね。そしてアラブのはじっこではなく、私たちはアジア人と言っていたことに驚きました。
イランもだいぶ変わったのですね。facebookなどを自由に見られるとわかり、ホッとしました。
そして、波に乗らないという考え方も、実際イラン人に接した時のことを思い出すと分かる気がします。

碧:やたらと単位が大きいイランのお金を、私は結局理解しないまま旅をしていました。
数字恐怖症の私にとって、ちょっとタクシーに乗ってもで「○万」などと言われると、それだけで気絶しそうだったのです。
とはいえどんなものにも、いいところを一つ見つけようと私は思っています。
ありました!かわいい所。
それは数字の5がハートマーク(さかさまですが)なのです。
それだけでしょうか…

mitra:私もイランのインフレには悩まされたなあ。数字の0の多さもそうなんだけど、札束の厚さに・・・。普通のお財布では入りきらないので、いつもポーチでお金を持ち運び。男性は、大きめのクリップで留めてポケットに直接という人もけっこう居ました。良いところ・・・。毎日ホメイニーさんの顔を(お札の上で)拝めるので、有難い気持ちになれること??(笑)かわいくないか…(笑)ちなみに、数字の大きさにはイラン人も頭を悩ませているので、支払いの際には、だいたい0を省略して値段を提示されます。これまた慣れていない人にとっては、パニックの原因なわけだけれど。

碧:イラン人にがま口型のバックをプレゼントしたら喜ばれるかしら?
ホメイニさんの顔を拝めるのがありがたい!!?
思い出しましたよ…だから「必要なだけ取って」とお札を並べましたっけ。紙に書いて確認も良くしました。思い出しただけでクラクラします。

碧:某ググった翻訳だと、お金はپول(プ―ル)と出てきました。
ところが他で調べると、ساحل(サヘル)と出てきます。
いったいどちらが正解なのでしょうか?それとも両方正解だとすれば、使い方が違うのでしょうか?
イラン人タレントでサヘル・ローズと言う人がいますが、彼女の名前はお金にちなんだものなのでしょうか?
教えてmitraさん!

mitra:サーヘルって出てきた?サーヘルは、bank、bankと言っても銀行のほうではなく、岸辺のbankね。この単語はアラビア語起源だと思うんだけど。お金は普通プールです。他にもاسکناس(エスケナース)・(セッケ)سکهが出てくるかと思うけれど、それらは具体的に、お札やコインを表します。「お金」と一般的にいう時はプールです。

碧:ぜんぜんちがうやん(笑)
翻訳ソフトは便利ですが、ペルシャ語はまだまだ用心が必要ですね。
「お金ちゃん」じゃなくて「岸田さん」でしたか。この訳はともかく、岸辺というのは穏やかで豊かな感じがしていいですね。

たまにはこんなのもいいよね~!人気ブログランキングへ

 

※今週gooが不調の為、一部お見苦しい所がございますが、お許しくださいませ。


 

 


お金

2012-01-18 22:19:09 | アラビア語(ヨルダン)

نُقُود  (ヌクード)

 ヨルダンのお金でいやな思い出はない。
 少しばかり値切りそこなったかなと思うことはあったが、それもいつだったか思い出せない。
 たった一つ、あまりのセコさに今では笑ってしまう運転手がいた。
 アンマンからぺトラへ観光タクシーを頼んだ。
 ドライバーは「おはよう!」の次に「オレはドライバーだからガイドはしない。何にも聞くなよ」と言った。
 そんなドライバーに世界のどこでもであったことがない。
 彼はとにかく、事前に指定されている観光地のみを忠実に回り、ぺトラに到着した。
 真っ暗な町外れで車を止めて「さあ、ぺトラについたからおりてくれ」と言う。
 一体ここはどこ?
 バス停や駅ならともかく、繁華街でもないのだ。
 ホテルの名前を言って、ここではわからないから連れて行って欲しいと頼むと、別料金だと吹っかけてきた。
 あまりのことに頭にきて、私たちは車を降りた。別れはいつでも和やかにしたいものなのに、疲れも忘れてドアをたたきつけるように降りた。
 町の中心への方向だけを聞いてさよならを言った。

 落ち着いて辺りを見回すと…
 私たちの泊まるホテルは、車が止まったところから50メートルほどであった。
 一緒に乗り合わせた子のホテルは250メートルぐらいだった。
 たった!、たったそれぐらいの距離!
 それっぽっちを惜しんだことで、彼はチップももらい損ねているのだ。
 損して得取れの見本のような出来事を、ヨルダンでお金と言うと思い出す。[a]

 

ちりも積もればへそくりたまる…人気ブログランキングへ


パン

2012-01-13 00:00:00 | 日本語

パン


 

長いこと貴重な穀物だった米は、日本では神聖な食物として扱われてきた。神の力を授かったものとして、にぎる時の形にまで意味を込め、大切に食されてきた。 

 

現代日本人はパンも好んで食べる。給食では、ご飯かパン、どちらかが必ずメニューに載った。 

 

米も好きだがパンも好き。そのどちらもの要望を満たすかの如く、登場したのが写真にある米パン。米の消費量の減少、小麦粉の価格の急騰、こうした時代背景が生み出した、画期的なアイディアだったんではないかと思う。東西の主食が混ざってできた米パン、果たして他の国でも食べられるものなのだろうか。 

 

キリストの肉を具現化したパン。一粒一粒に神が宿る米。ああ、この米パンには、どれだけの神様が宿っておられるのだろう?宗教や食文化というのは、ひょっとすると、こういう風にして、少しずつ形を変えてゆくものなのかもしれない。[y]

 

 

 


 

日本のパンについてはこちら、米についてはこちらを是非読んでね♪人気ブログランキングへ


2012-01-06 18:00:00 | トルコ語

 koyun(コユン)

 トルコの羊を思い浮かべると色々浮かんできて、それこそ羊雲か、眠れない夜の羊の頭数程である。
 トルコ料理、キリム…と、トルコと羊は密接である。
 それ以上に、トルコの人達にとっては身近な存在であろう。
 そう思わせるのが、トルコ料理屋などでよくお目にかかるサラダである。
 その名も「羊飼いのサラダ(Çoban salatasıチョバンサラタ)」である。
 トマト、キュウリ、玉ねぎ、パセリ、大人にはしし唐をざっくり切って、塩とレモン、オリーブオイルで味を調えたシンプルなサラダである。
 毎日食べるであろうサラダの名前に羊飼い。
 サラダのどこかに羊が潜んでいるのではと思った事もあるが「マトン」や「ラム」ではなく「羊飼い」のサラダである。
 トルコの美味しい羊生活については、こちらに散歩に来てくれるyokocanさんのブログを散歩されたし。
 トルコ人が余すところなく羊を食している写真のリンクを貼っておく。
こちら
 羊の脳味噌の天ぷらは大好きだが、この写真を見ると自分で料理するのはためらわれる。[a]



羊が一匹、ニ匹… 
人気ブログランキングへ


日はまた昇る

2012-01-01 00:00:00 | コラム

いろんなことがありました

新しい年がやってきました

去年のお正月、想像もしなかった

笑顔は幸せをいっぱい振りまいていました

今、笑顔の中には涙が光っています

光は反射して、遠くへ、遠くへ

どんな時も、日はまた昇り、地球は回り続けています

だから、立ち止まっても、少しづつでも歩き続けようと思います

そんな、地球散歩です

今年もよろしくお願いしますね。[a]

 

 

 

人気ブログランキングへ