地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

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2007-08-26 23:01:36 | アラビア語(エジプト)

صيف (サイフ)

 エジプトの夏は暑い。陽は肌を刺すようである。目の前は、白く反射して見える。
 金属のカスタネットの音が、乾いた空気の中ですると、水売りが現れる。独特の衣装に身を包み、硝子の大きな壺を抱えている。
 お盆の上に、
シャーイ(紅茶)のコップを沢山載せた、ウエイターが車道を縫うように歩き、タクシーやバスのドライバーにお茶を渡す。無料で配っているのかと思ったら、そうではないという。後日、コップを返しにいき、その時コップの数だけ代金を払うそうだ。走っている車の中から、的確に自分の客を見つけるお茶屋もすごい。そして、この支払いシステムは、エジプトの中では良く見られる。対観光客だと、騙したごまかされたがよく問題になるが、実際の生活の中ではウソのように信用取引が成り立っている。
 エジプト的夏ばて予防は、暑い時は、熱いものを食べて飲むことだという。熱くて甘い紅茶は、確かに疲労回復にもってこいだ。そして、熱いものと冷たい物を一緒に摂らないこと。
 ジュースを飲んで、アイスを食べて、ちょっと冷えちゃったから、お茶を飲もうというのは、日本人には良くあること。でもこれは、腹痛になりやすい。下痢は、体力をものすごく消耗する。
 エジプトに行った観光客が、良く下痢をすると、水のせいにしているが、それはほとんどが間違いだ。大抵は、灼熱地獄に耐えられず、冷たい水をがぶ飲みする。これが原因している。
 エジプト人の食事を見ていると、食事中に飲むのは水。食後はお茶である。ジュースを飲むのは、別の時である。

 5回のお祈りも意味がある。お祈りの際には、耳、口、手足を清めることになっている。夏は面倒だし、気持ちいいからとシャワーを浴びてしまう人も多い。衛生的で、水分の補給になり、気分もシャキッとする。
 そして、暑い時間は無理に働かない。夏の夜は長い。昼寝をたっぷりととった、子どもたちも宵っ張りだ。

 昔ながらの生活を捨てない人も多い。日干し煉瓦の家に住み、ネグリジェみたいな民族衣装を着ている男の人もいる。なぜか?
 涼しいから。土壁は呼吸する。夏は涼しく、冬は暖かい。扇風機があれば十分である。
 おかしいのは、外は崩れそうな土壁でも、一歩中に入ると、オール電化なこと。古き良き物は残し、新しき良き物も取り入れる。このアンバランスがなんともいえない。

 海水浴も、夏の風物詩。ビーチでは、ボール遊びや、日焼けを楽しみ、焼きイカや、とうもろこしの屋台が出る。
すいか割りも、楽しいイベントの一つ。こうしてみると、日本の海水浴場と変わりがない。
 タダ一つ違うところがあるとすれば、女性の水着。イスラームにおいて肌の露出は、許されない。そのため、黒い長袖、長ズボンの水着で、海に入る。これはビーチでも売っている。もっとも女性専用ビーチでは、どんな水着を着ているか判らない。トップレスのいるかもしれない。[a]

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2007-08-20 23:56:54 | スペイン語

 verano(ベラーノ)

 もうそろそろフェリアの時期。街のいたるところにポスターが貼られ、伝統的な、日本人が誰でも想像できるフラメンコの衣装が、ショーウィンドウを飾る。
 日本の浴衣のようなドレスを身に付け、大人も子どもも、町外れのフェリアの会場へと足を運ぶ。
 夜になると、頭上は電飾できらめき、屋台では巨大なチュロスが揚げられる。うず高く積み上げられたヌガーやお菓子。射的や、くじ、輪投げなどの露天がずらりと並ぶ。会場の奥へ行くと、特設会場やバルがひしめき、人々は飲めや踊れの大騒ぎ。
 夜にはカンテ(唄)とギターの音が星空に吸い込まれ、フラメンコの靴音が大地に語りかける。フェリアは午前2時ごろまでつづく。
 時を忘れ、地元の人々共に酔いしれ、最後までフェリアの会場にいると、観光客は時に締め出しを食らう。
 宿屋は大抵10時には門を閉めてしまう。門と部屋の鍵を預けてくれる一部のオスタルを除いて、深夜に出かけるときは用心が必要である。私などは、いつでも「開けて!」と、門を叩く羽目になり、玄関脇で寝ている宿のおじさんかお兄ちゃんをたたき起こす。ごめんなさい…
 
ドレスの水玉模様は、魅惑的なほくろを意味していると言う。フラメンコの衣装を着てみたい人は、今頃から9月にかけてアンダルシアに行くといい。フェリアの時期ならば種類も豊富だし、沢山の人が着て歩いている。
 サングリアのような、赤ワインをソーダで割ったティント・ベラーノを飲んで、暑いスペインの夏を情熱的に過ごしたい。[a]

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すいか

2007-08-10 23:59:47 | 英語

 Watermelon

 「すいかの名産地」という歌がある。

  ♪ともだちができた すいかの名産地
  なかよしこよし すいかの名産地
  すいかの名産地 すてきなところよ♪

 私は、小学生の時キャンプで覚えて以来、大好きな歌である。
 ある時、ちゃんと歌えなくなったことに気がついた私は、ネットで歌詞を探した。そして、衝撃的な事実を知った。
 なんと、マザーグースの「マクドナルド爺さん」のメロディーだというのである。
 母に試しに歌ってもらったところ、英語で、

 ♪Old MacDonald had a farm, E I E I O.
   And on that farm he had some CHICKS, E I E I O♪

 なるほど、確かに「すいかの名産地で」ある。意識して歌わないとまったく気がつかない事実に母も驚いた。
詩を書いたのは、「メリーさんの羊」や「ロンドン橋」を訳した高田三九三氏。彼はなぜ、マクドナルド爺さんの農場話をすいか畑の話にしたのだろうか?
 「ロンドン橋」や、「メリーさんの羊」はほぼ元の詩のままだ。
 最近ではこうした例はあまり無いと思われる。しかし、昭和初期までは、あまり珍しいことではなかった。
 日本の子どもに、外国のすばらしい作品を与えたいが、外国の名前だととっつきにくいのではないかと考えたようだ。
 大正時代に発行された『赤い鳥』という、子ども雑誌の中でも、こうした例は多々見られる。ここで私が衝撃を受けたのは、鈴木三重吉が『不思議の国のアリス』を訳しているが、アリスは「すずこちゃん」となっている。三重吉の娘の名前と同じである。子どもに本を読んでもらいたいという、親心もあると思うが、今では考えられないことである。
 久しぶりに「マクドナルド爺さん」を歌ってみたが、歌詞はめちゃくちゃであった。♪マクドナルド爺さん飼っていた。アヒルを3羽飼っていた。あっちでもクワ。こっちでもクワ。あっちでも、こっちでもクワ、クワ、クワ♪
 母曰く、「そんな歌詞で教えた記憶はない」
  おかしいなぁ。私の記憶では確かにこうなのだ。

 すいかの話からスッカリそれてしまった。海外では、日本の四角いすいかが、「信じられない」ものらしい。どんな思考回路なら、四角いすいかを作ろうなんて考えるの?ということらしい。[a] 

「すいかの名産地」を歌いながら、すいかを食べよう!
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2007-08-04 23:59:36 | 日本語

 日本(にっぽん※)の夏と言えば、花火、祭り、お盆。
 そう、夏のヒーローは間違いなく、幽霊である。ご先祖様の魂が一時帰宅する夏。
 怪談も肝試しも夏の季語である。
 子どもの頃、祖母に連れられて谷中にある、
全生庵(ぜんしょうあん)というお寺へ行った。八月の暑い日で、せみがうるさいぐらいに鳴いていたのを記憶している。
 山岡鉄舟が明治16年に建立した小さなお寺である。鉄舟と親交のあった、落語家、三遊亭円朝が生前収集した幽霊の掛け軸コレクションでも有名な寺である。この掛け軸、50本近くを毎年、円朝の命日のある8月だけ公開する。(円朝まつり)
 円山応挙や伊藤晴雨、円朝直筆の幽霊も見ることが出来る。私が行った日は、他に見る人もなく、祖母と弟の3人だけ。クーラーの良くきいた明るい部屋に、所狭しと掛けられた軸。硝子など隔てるものもなく、クーラーの風で動く掛け軸からは、今にも幽霊が飛び出しそうで、、壁にぶつかり「カターン」と立てる音だけが、イヤに耳に響く。昼間なのに、明るい部屋なのに、どんなお化け屋敷よりも怖かった。
 幽霊と言えば足がないのが当たり前であるが、実は足のない幽霊を最初に描いたのは応挙と言われている。ここで元祖(?)幽霊に出会うことができる。
 円朝は、怪談『牡丹灯篭』の作者でもあり、怪談話が十八番であった。そのため百物語にちなみ、100本の掛け軸を集めるつもりだったようだ。
 円朝まつりの間は、奉納落語や寄席もある。どんなに
暑い夏も、ここへ来れば、ゾ~とすること請け合いである。[a]

 ※日本に関しては『日本』の記事もお読みくださいまし。

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