地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

ナツメヤシ

2015-10-09 21:27:28 | アラビア語(エジプト)

تمر(タムル)/بلح(バラハ)

エジプトは今、ナツメヤシの仕込み?の季節。
エジプト各地で真っ赤になった実がたわわに実っているのを見ることができる。
地域や畑にもよるが、デルタ地方(カイロからアレクサンドリアにかけての地域)では、
真っ赤に実った木とまだ青い実をつけている木が交互に植えられているのを良く見る。
ナツメヤシは実がまだ赤くなりきらない、オレンジ色のうちに収穫し果物屋に並ぶ種類もある。
これは食べると渋柿を食べた時みたいに、口の中の水分を奪われて、シブシブになってしまい、
私などはできるだけ食べたくない。
この生のナツメヤシを出荷する地域は、収穫時期が異なる種類を交互に植えている。
写真は階段ピラミッドにほど近い、メンフィスのナツメヤシ畑。
ここで収穫した実は10日ほど天日で干し、巨大な籠に入れ寝かせる。
出荷するのは一年後という。
ナツメヤシは生のものをبلح(バラハ)という。
乾燥したものはتمر(タムル)という。
日本語だと名前が変わっていくのは出世魚ぐらいだが、アラビア語は状態が変わると名前が代わるものが少なくない。
さて、一年後、このナツメヤシの実はどこへ行くのだろうか?[a]