地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

レモン

2012-12-12 23:33:50 | 日本語

 日本にレモンが入ってきたのは明治になってからと言うので、それほど歴史は古くない。
 高村光太郎や梶井基次郎の檸檬(レモン)作品が輝いて見えるのは、当時とてもお洒落な果物だったからに違いないと想像する。
 昭和っ子の私の懐かしいレモンといえば、迷わずレモンケーキである。
 多少なりと違うのだが、包み紙は黄色くて、緑の文字でレモンケーキと書いてあるのが、いろんな洋菓子屋さんやパン屋さんあるのが不思議だった。
 レモンケーキ組合でもあるのだろうか?どこかでまとめて作っているのか?
 とにかく遠目にもすぐわかるレモンケーキは郷愁で、お店の窓越しに積んであるレモンケーキが目に入ると、お店に飛び込んでしまう。
 どうやらそういうやからは私だけでなく、日本全国に沢山いるようで、レモンケーキで検索をかけたら、通販でも沢山売っていた。
 いつでも食べたい時に食べられるのは、天邪鬼な私には面白くない。
 レモンを探して、通りがかった知らない町の洋菓子店で、二つばかり買う。
 次はいつ食べられるかな?と、そっとかじる。そう、これはレモン。フォークでお上品に食べたりしない。
 高村智恵子ががりりと噛んだレモン…懐かしさに浸りながら、甘いレモンを、まるですっぱいかのように少しづつ食べる楽しみ。
 次ぎ出逢うのはいつだろう。[a]

 

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トマト(オーストリア・ドイツ語)

2012-12-01 23:21:37 | つれづれ帳

Tomate(トマート)

 面白いものをオーストリア土産でもらった。
 地球散歩読者のサーラが散歩の途中で見つけたそうだ。
 ドライトマトのチップである。
 オーストリアでは、朝ズッペ(スープ)を飲む習慣があるそうで、トマトスープも定番のひとつ。
 サクサク感が楽しくて、そのまま食べてしまいたくなる。
 スープはほのかな酸味が、朝のおなかに優しい。
 トルコの朝の定番、トマトスープを思い出した。もしやこれもイスラームの道を通ってウィーンへ?
 ヨーロッパではシルクロードならぬ、オスマントルコの道とともに食異文化も広まっていった。
 イスラーム遠征とは関係がなくても、同じルートでトマトスープも流れていったのでは?と想像してみると楽しい。[a]

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