مطر(マタル)
ヨルダンに行ったのは一月。冬は雨の降る国。
しっとりとした灰色の空気の中、静かな町の中を歩いていると、ここがアラブだと言うことを忘れてしまいそうになる。
そして、イスラエルと国境を接しているとも思えない、穏やかさ。
海外に出ると、いつも肌が乾燥して粉ふき芋になってしまうが、肌が突っ張る感じもなくまことに過ごしやすい。
夏になれば、カラッカラの砂漠気候になる。恐らく雨の多い12月ごろから2月ごろにかけてアンマンだけの美容に良いシーズンなのだろう。
「アンマンに永住したい!」と、保湿クリームも乳液もバックに戻してしっとりした肌をなでていたころ、2キロ先の広場では車に火がつけられ、アラブの春がヨルダンに上陸していた。
そんなことは露知らず、傘をさそうか、ささなくても良いか…と、雨雲を見上げつつのんきに散歩をしていた。
いまや、傘も珍しくなくなったエジプト。2005年の手紙では、まだ傘が珍しかったようだ。エジプトの雨[a]
お肌しっとりは、死海効果も抜群なヨルダン!