Ψωμι(プソミ)
素朴で美味しいギリシャのパン。手軽に味わいたいのなら、街の屋台(写真)やパン屋で買うクルーリ(κολουρι)をオススメする。ドーナツ型の大きなパン、軽めの食感と表面についたゴマの香ばしさでペロリである。歩きながら食べる手軽な軽食としてギリシャの人に愛され、朝の出勤時間には駅の近くの屋台で買ったクルーリをかじりながら歩くサラリーマンやOLの姿を見かける。観光で小腹が減った時のおやつにもピッタリだ。
次にどこの街にもある赤い看板が目印の「エベレスト」でホットサンドを試してみよう。店に入るとショーケースにたくさんの具が並んでいる。トマト、ピーマンなどの野菜、ベーコン、ソーセージなどの肉類、他、チーズやゆで卵、ハンバーグやポテトフライなどの変わり種も・・・。好みのものを注文してホットドッグパンに挟んでもらい、あとは機械に入れて出来上がるのを待つというシステム。それから、この店はオレンジ絞りのマシンがいつも動いているのでフレッシュジュースを注文するのも忘れないように。ギリシャの太陽を一杯に浴びたオレンジは濃厚な中に爽やかな甘味と酸味を持ち、飲むと体の元気を呼び起こしてくれるような気がする。
もう一つ、忘れてはいけないのがギロピタ。ペルシャ語で話題になっていた「ナーン」の一種とも言える平たく丸いパンをギリシャでは「ピタ(πιτα)」と呼ぶ。そのピタパンに回転する棒に巻き付けて焼いた豚肉か鶏肉をナイフで薄く削ぎ、はさむという食べもの。中にはトマトやスライスオニオン、ポテトフライなども一緒にいれて、豚の場合はヨーグルトソース、鶏はマヨネーズ(マスタードマヨネーズ) で味付け。ピタパンではさむ中身は、他にギリシャ風の焼き鳥スブラキや中東の味ケバブ(棒状の羊肉を炭火で焼いたもの)があり、それぞれスブラキピタ、ケバブピタとなる。どれもボリューム満点だが、あまりの美味しさにカロリーなど忘れてパクついてしまうこと必至。
ここに書ききれないほど美味しいパンがある。私の場合はアテネに暮らしたので、毎朝のように焼きたてのパンを近所のパン屋に買いに行くという贅沢も出来て、滞在中に米が恋しくならなかった。(さ)
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