地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

2010-03-30 00:00:00 | 英語

 Tree(トゥリー)

 以前英語で書いた「木」に、木は宗教と密接であると書いたが、鶴岡八幡宮のご神木である大銀杏が風で倒れてビックリ!
 銀杏というのは、逆さに活けても芽を出すと祖父が言っていたので、また次の千年に向けて芽を出して欲しい。
 NYに行った時、気に入ったのが、
Macy'sの木のエスカレーター。
 するすると動いて行く、寄木細工みたいな全て木でできたエスカレーターが気に入って、何度も乗ったり降りたりした。
 アメリカのデパートと言えば、老舗の
ブルーミングス。しかし、このエスカレーターにメロメロになった私は、庶民派メ―シーズで買いものを楽しんだ。
 今日もたくさんの人に、バックに触られ、こすられ、ピカピカに磨きこまれているんだろうな。[a]

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チョコレート

2010-03-26 00:00:00 | トルコ語

çikolata(チコラタ)

トルコには有名なチョコレートメーカーが多い。街角で量り売りされている、大きな塊のチョコレートも魅力的だが、スーパーで売られているパッケージ・チョコの味もなかなか。甘すぎず、日本人の口にも合う。

中でも、トルコの国民的菓子メーカーUlker(ユルドゥズ・ホールディング)は、ある出来事で名を知られるようになった。2007年に、ベルギーの老舗メーカー、ゴディバを買収したのだ。日本でも、ゴディバを知らない人は、あまりいないだろう。トルコ訪問の際にはずいぶんこのウルケルのお世話になった。

世界的チョコレートブランドとして知られるゴディバが、トルコの菓子メーカーの傘下にあるという事実は面白い。オスマン朝下、トルコ菓子がヨーロッパを席捲していった時代を想起してしまう。その後、ゴディバのマークが新月にならなかったのが何より?!さもなくば、オーストリア・ハンガリー帝国下、オスマン朝(新月)に対する勝利を象徴して誕生したクロワッサンとは逆に、西洋の人々にとってゴディバのチョコは、苦々しい味となっていたかもしれない。

ところで、トルコでチョコレートと言ったら、私は上のウルケルのチョコと同時に、あるお菓子のことを一番に思い出す。
フランス伝来のプロフィテロルがそれ。プロフィテロルとは、たっぷりのチョコレートソースがかけられたプチシューだ。店によってずいぶん違うが、私が食べたものは、どちらかというとチョコレートの苦味を
楽しめる、甘みの少ないタイプだった。

チョコレート菓子も、時代の変遷と共に西へ東へ行ったり来たり。チョコ好きの私も各地のチョコ味を求めて行ったり来たり・・・と行きたいところだ。(m)

写真:プロフィテロル。ちなみに後方に見えるのは、マスティハ味のプリン。

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2010-03-22 00:00:00 | スペイン語(ペルー)

 Té (テ)

 スペインのお茶については、以前書いた
 今回はペルーのお茶。
 ペルーに行くと、麻薬漬けである。ぺルーでお茶と言えば「マテ・デ・コカ」
 マテはハーブティの意味であるから、コカのハーブティという意味になる。
 ペルーは空気が薄い。リマではそれほど感じなくとも、クスコへ行くと、少し歩いただけでもぜいぜいと息が荒くなる。
 クスコ生まれのおじさんは「サッカーやっても大丈夫な心臓を持っている」と自慢していたが、これは自慢に値する。
 空気の薄いところで愛飲されているのが、コカ茶である。
 覚醒作用があり、倦怠感の除去もあるという。
 空気が薄いと眠くなるもので、クスコのベットを良く覚えている。
 飛び出したら最後、鉄砲玉の私が、高山病になりかかってごろごろしていた証拠である。
 これが高山病とは思わず、75歳のマダムとインカ時代の石組の素敵なプチホテルのベットでごろごろ。「なんだか心臓がドキドキして初恋気分!」なんて二人で、静かに笑っていた。
 お茶のみ娘、ペルー滞在中は、コカ茶三昧であった。
 コカ茶のおかげか、高山病にならずにマチュピチュヘ移動。一気に高度が下がり途端に元気になったのを思い出す。マチュピチュでは元気に飛び回りすぎ、アマゾンの蚊に総攻撃を受けた。今は跡形もないが、初恋気分から、あばたになり、とても恋をしている場合ではなくなった。コカ茶に解毒作用があったのか?それともマチュピチュ温泉のおかげか?
 コカ茶、ペルーで飲むから体が欲っするのであろう。
 懐かしさに、飲んでみたいところだが何しろ「コカ」である。持ち出し禁止。ダメと言われると飲みたくなるものである。[a]

  

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2010-03-18 00:00:00 | 英語(マルタ)
meat(ミート)

マルタの伝統料理といえばウサギ料理、ということで、初めてウサギ料理なるものを食してみた。食感は鶏肉に似ていて、小骨が多くなければそれとは気付かないくらい。

ウサギ肉のパイやガーリックフライ、赤ワイン・トマト・ハーブで煮込んだシチューなどがある。マルタのトマトはとても甘くて美味しい。そのトマトで煮込んだ料理なので、絶品だ。

全体的にイタリアの影響を受けた料理が多く、どこへ行っても大抵失敗はなかった。ただ、イギリス統治下であった時代が長かったため、噂によると当たり外れがあるらしい。行く前はガイドブックで要チェックだ。

食事の特徴は一人前の量の多さ。日本でいうところの1.5から2倍の量である。マルタ人はそれほど大柄ではないのに、あんな量をぺろりと平らげてしまうのだろうか。

食前・食後には必ずつまみ、デザートがサービスで付いてきた。食事の際のウェイターの優しい笑顔、さりげないおもてなし。気持ちよく美味しいものを食べてもらおうというその心意気は、食を大切にしている表れのような気がした。[y]

ウサギ料理、とっても美味しかったよ☆あなたも是非!
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アイスクリーム

2010-03-14 00:00:00 | スペイン語(ペルー)

 helado(エラード)

 「旅行に行ったら、その国のものを食べる」が、私の旅の大原則である。
 しかし、ペルー旅行のきっかけは、75歳のマダムのお供。
 いつもの気ままな一人旅のようなわけにはいかなかった。
 世界的なチェーン店のホテルや、見た事のある料理が要求された。
 写真のアイスクリームも、いったいどこがペルー?
 このアイスクリームを食べた場所が問題。
 ここは、マチュピチュの遺跡の前にある唯一のホテル。ここはいつでも予約がいっぱいで、ツアーなどではまず泊まることができない。この時の旅行も、このホテルの予約ができる日に合わせて計画をした。
 マチュピチュの絶景を眺めながら食べるアイスクリーム。おいしかったけれども、ペルーテイストではなく、世界基準のおいしさ。

 のちのち調べてみると、ペルーにも興味深い料理がたくさんあった。
 アイスクリームもしかり。
 ペルー第2の都市アレキパには、ケソ・エラードという、ケソだからチーズかと思いきや、クローブとシナモン、ココナツが入った伝統的なアイスクリームがあるそうだ。
 また未知の果物、ジャングルの植物
ルクマや、マラクヤやというパッションフルーツ系の酸っぱい果実、知ってはいても、日本ではなかなか手の届かないチリモヤのアイスクリームもおいしいと聞く。
 暑い時に黄金のカップで、エルドラドを夢想しつつエラードに舌鼓を打ってみたいものだ。[a]

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2010-03-10 00:00:00 | スペイン語(ペルー)

 Carne(カルネ)

 スペインの肉については以前書いたが、生ハムを思い出すと口の中がよだれで一杯になってしまう。
 スペインで必ず食べたいのが、ポジョ・アサード。オーブンでこんがり焼いたチキンのこと。ペールではまったのも、鶏肉。
 チキンとセロリ、しょうがを煮込んだスープに感激して、我が家の定番料理になった。
 大抵、ジャガイモやニンジンも入っていて、野菜はあるものを何を入れてもOK。パスタは必ずはいる。
 これだけでお腹いっぱいになるスープである。ペルーでは風邪をひくと必ずお母さんが作る料理のようだ。

 ペルーで肉料理と言えば、クイ。ペルー人はクイが大好きで、教会の最後の晩餐の絵に描かれている食卓にもクイの丸焼きが描かれていた。
 私は、大抵どんなものも食べることができる。クイ料理に出会ったレストランは、日本のツアーが使っているレストランだった。
 店員は親切にも私にその肉料理の説明を日本語でしてくれた。
 「この料理はモルモットの煮込み」
 クイは、日本語では天竺(てんじく)ネズミと言う。
 ネズミと聞いただけで抵抗があるが、それでもペルーの人が死ぬ前に必ず食べたいと思うほど美味しいものならと、食べる気満々であった。
 しかし「モルモット」の一言に、一気に食欲は失せてしまった。
 食べることは食べたが、美味しさを感じることができず非常に残念な思いだ。
 私がもし、最初にその店員にクイを日本語でなんというか聞かれたら何と答えただろう?それがもし、正しい翻訳であったとしても、場合によっては意訳が重要であると心底思った。
 いつの日か、美味しいクイを食べて、クイの名誉を回復してやりたいと思っている。[a]

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祭り

2010-03-06 00:00:00 | 英語(マルタ)

Carnival(カーニヴァル・Il karnival

音楽を鳴らし、仮装して練り歩く。女の子はお姫様、男の子は騎士となる。ダンスでは寒くても、きちんと衣装を揃えてお化粧をし、真剣勝負だ。

 

どうしてそんな爆音にまで音量を上げなければならないの?その派手な原色衣装は何?ハンパな和風チャイナドレスはクールなの?だいいち、この奇妙な山車はいったい何なの!?

 

まぁまぁ、こんな所でそんな固いことを言いなさんな。派手な服装に着替えて思いっきりダンスする、それこそがカーニバルの醍醐味というもの。

地中海に浮かぶこの小さな島には、ドラマティックな騎士団の活躍の跡がある。キリスト教とイスラム教の激しいぶつかり合いがいよいよこの島に及んだ時、かねてよりオスマントルコ勢力に対する防御に心血を注いできた騎士団が島を死守した。この歴史的決戦は、その後この島での信仰の運命をほぼ決定付けることとなる。現在、この国に住む人の9割以上がカトリック教徒であるという。キリストが伝道前に過ごした節制と断食の期間にそなえて行われるこのカーニバルには、実はとてつもない意義があるのだ。

 

兵どもが夢の跡、現代のカーニバルはいかに?私の目から見たマルタの人々は、このカーニバルをそれはもう楽しんでいるようだった。老若男女みな目が子どものように輝いている。なんだか、素朴で可愛らしい。

マルタ島では、イタリア語やフランス語によく似た、しかしそれらとは異なる独立した言語のマルタ語が話されている。英語とあわせて公用語となっている。

アフリカ大陸とシチリア島に挟まれた小さな独立国家、マルタ共和国。騎士団は去り、いまは欧州の人々のリゾート地となっているこの島に、カーニバルを幕開けに春がやってくる。[y]

 

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チョコレート

2010-03-02 00:00:00 | 英語

  Chocolate(チョコレート)

 NYに行った時、さて、お土産は何にしようと悩んだ。
 小さい頃、近所のおばさんにもらってとてもうれしかったのが、
キスチョコ。小さい粒から飛び出した青い紙が大のお気にいりだった。
 アメリカにかわいくて、お洒落なチョコレートは数多あれど、私のお土産はこれしかない。
 タイムズスクエアのハーシーズは、いかにもアメリカ!という感じのチョコレートショップ。天井から下がった、チョコレートカラーのハーシーズの幕に、チョコレートのシャワーを浴びるような感じがした。
 ハーシーズは、アメリカを代表するチョコレート会社だが、その陰に戦争が切っても切れない関係にある。
 兵士の士気高揚と、カロリー摂取に選ばれたチョコレートは、灼熱の土地でも解けないように改良された。そしてチョコレートという魅惑を利用しつつ、夢を見させるだけで、食べるとあまりおいしくないように作られたという。
 ジャガイモのような味わいで、決して夢見ごごちのスウィートなテイストではなくとも、戦場の兵士たちに、チョコレートは夢と希望を与えたようだ。
 チョコレートの大敵は、融けるということ。
 これまた戦争が絡むが、スペイン内戦で、スペイン兵が食べていた砂糖でコーティングしたチョコレートをヒントに改良されたのが、
M&M'sの、お薬みたいな、カラフルなチョコレート。
 おいしいものの発展の陰に戦争あり。
 そのことがちょっとしょっぱい、涙型のチョコレート屋さんの話。[a]

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