地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

山(ニュージーランド)

2011-06-11 00:00:00 | 英語(ニュージーランド)

Mountain(マウンテン)

 

美しい山、というと、ニュージーランドの山々を思い出す。

 

その姿を初めて目にしたのは、誰もが知っているであろう映画「ロード・オブ・ザ・リング」。この映画の背景として広がる山の姿に、釘づけになった。どこなのか全く分からなかったから。欧州とは違う。中東やアジア、アフリカでもなさそうだ。雰囲気はカナダに似ているが…。後に、ニュージーランドの山と知った時、何か新しいものを見つけた子供のようにワクワクした。南半球の遠く離れた国に、あの山がある…

 

氷河が残る山と青い空を背景に、牧草地、羊の群れ、そしてタソック。このタソックという植物は、牧場を広げる際刈り取られていたらしいが、近年空気を浄化する作用を持つことが判明し、現在では保護されているそう。いかにもニュージーランドらしい絵になる風景に、一役買っている貴重な存在だ。

 

欧州、アフリカ、中東、アジア、アメリカ、そのどれでもない。独特の澄んだ空気、整った街並み、そして山を携える国。ただただ、美しい。極限の美に出会い、あなたの心には何が浮かぶだろう。

 

ニュージーランドの山。そのピュアな美しさに触れた時、人は自らの還るべき場所を知るのかもしれない。[y

 

 

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羊(ニュージーランド)

2011-06-07 00:00:00 | 英語(ニュージーランド)

sheep (シープ) 

 

ニュージーランドでは、羊の数の方が人口より多い。確かに、羊をよく見かけた。日本ではあまりお目にかかることのない、子羊の羊毛を使用したセーターというのも、方々で販売されていた。「病気になったり、弱ったりしている子羊を使うのだ」から、動物の命を大切にした上での行為、つまり動物愛護のポリシーに反することはない…そんな説明を加えられながら。 

 

これも周知の事実だが、ニュージーランドには、もともと羊はいなかった。スペイン生まれの丈夫なメリノ種が、オーストラリアの大地で根付き、やがてニュージーランドに持ちこまれた。ちなみに、同じように持ち込まれた猫などは、固有種キーウィの天敵となってしまった。我々人間も、発展途上中、いろんなことを学習中なんである。 

 

羊と人の関わりは長い。様々な神話や宗教に登場する羊。オイル、羊肉、羊毛、洋皮紙と、羊の命は、人々の暮らし、命の繋がりに大変な役割を果たしてきたようだ。しかしながら、私自身、日本で羊を見かけたことはなかったし、羊肉を食べたことも、ニュージーランドに行くまではなかった。イギリスでも、フランスでも、その他欧州を巡っていた頃、チャンスはたくさんあったはずなのだが…身近に感じてなかったので、無意識に避けていたのかもしれない。

 

残念ながら、日本の湿潤な気候には適さず、広く定着することのなかった羊。もし、定着していたならば、周囲の風景も、羊と人の歴史への親近感も、もっと違ったものになっていたかもしれない。[y

 

 

 

 

スペインからオーストラリアへの羊の移動はこちらを読んでね!

 

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