Προτοχρονια(プロトホロニャー)
ギリシャの新年は1月6日の顕現祭(キリストが洗礼を受ける日)までツリーなどの飾り付けもそのままで、キリスト教関連行事の流れの中にあるような感じ。新しい年の幕開けには花火が上げられ、ミサが行われる。
元旦でもっとも印象的なのは、子供達がプレゼントを開ける日であること。ギリシャではクリスマスイブのサンタクロースではなく、「バシリス」という聖人からの贈り物が新年を迎えた頃に届く。
昔々、貧しい人にいつも施し(大きなパンを焼いて分け与えた)をしていた心優しい人「バシリス」を教会で聖人として扱うようになり、子供達へのプレゼントを届ける役割も担うようになる。彼のネームデー(ギリシャでは誕生日よりも重要視される名前を記念するお祝いの日)の1月1日が子供達に夢と喜びを与える日となったそうだ。
サンタ伝説も国によって様々。例えばヨーロッパでは、イタリアがベファナ、スゥエーデンがトムテンなど届けてくれる人の名前もプレゼントが届く日(イブ、元旦、顕現祭)もそれぞれである。
さて、このバシリスは新年に家族で食べるケーキの名前「バシロピタ」にもなっている。クリスマスのクラビエデスなどと同じように新年には欠かせない大切なケーキである。バター(あるいはオリーブオイル)をたっぷりと使った生地にオレンジの皮のすりおろしや絞り汁で風味を加えた、どちらかというと「どっしり」した感じの食感。焼き上がったケーキの上部には、新しく迎えた年度をメインの飾りとして粉砂糖やチョコを使って書く。来年だったら「2006」という具合。
そしてこのケーキを焼く時、タネの中にアルミホイルに包んだコインを入れるのがポイント。まずキリストに、次は家に、そして家族にという順番で切り分けたケーキを食べ、コインが当たった人はその年、幸運であるという。
これから始まる日々への期待や幸せへの予感・・。新しい年の幕開けだからこそ、改めて抱くことができる前向きな気持ちを大切に歩いていこう。(さ)
Την προτοχρονια το πρωι τα παιδια θα βρουνε τα δωρα
κατω απο το Χριστουγεννιατικο δεντρο η το τζακι.
(ティン プロトホロニャー ト プロイ タ ペディアー サ ブルーネ タ ドラ カト アポ ト
クリストゥゲニアティコ デンドゥロ イ ト ザキィ)
新年の朝、子供達はクリスマスツリーか暖炉の下からプレゼントを見つける。
Αυτα τα δωρα ειναι απο τον Αγιο Βασιλη.
(アフタ タ ドラ イネ アポ トン アギオ バシリー)
このプレゼントは聖バシリスから贈られたもの。
Ολοι η οικογενεια θα φανε βασιλοπιτα.
(オーリ イ イコゲニア サ ファネ バシロピタ)
全ての家族はバシロピタを食べる。
Μεσα υπαρχει τυχερο νομισμα.
(メサ イパルヒー トゥヘロ ノミスマ)
中に幸運のコインが入っている。
*新年にまつわるギリシャ語*
Χρονια Πολλα(ホロニャポラ)・・「おめでとう!」(この場合、新年の挨拶)
ギリシャ語の「X」の発音は「ホ」と「フ」の中間のような音です。
Αγιος Βασιλης(アギオス・バシリス)・・・聖バシリス
Βασηλοπιτα・・・バシロピタ
一年間ありがとうございました! Ευχαριστω πολυ!(エフハリスト ポリ)
いつも読んでくださる方々のおかげで頑張ってくることができました。
今後ともよろしくお願い致します。
皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。
新しい年のご健康とますますのお幸せを心からお祈りしています。
2006年の「地球散歩」の発展を願ってクリックをよろしく!
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ギリシャの新年は1月6日の顕現祭(キリストが洗礼を受ける日)までツリーなどの飾り付けもそのままで、キリスト教関連行事の流れの中にあるような感じ。新しい年の幕開けには花火が上げられ、ミサが行われる。
元旦でもっとも印象的なのは、子供達がプレゼントを開ける日であること。ギリシャではクリスマスイブのサンタクロースではなく、「バシリス」という聖人からの贈り物が新年を迎えた頃に届く。
昔々、貧しい人にいつも施し(大きなパンを焼いて分け与えた)をしていた心優しい人「バシリス」を教会で聖人として扱うようになり、子供達へのプレゼントを届ける役割も担うようになる。彼のネームデー(ギリシャでは誕生日よりも重要視される名前を記念するお祝いの日)の1月1日が子供達に夢と喜びを与える日となったそうだ。
サンタ伝説も国によって様々。例えばヨーロッパでは、イタリアがベファナ、スゥエーデンがトムテンなど届けてくれる人の名前もプレゼントが届く日(イブ、元旦、顕現祭)もそれぞれである。
さて、このバシリスは新年に家族で食べるケーキの名前「バシロピタ」にもなっている。クリスマスのクラビエデスなどと同じように新年には欠かせない大切なケーキである。バター(あるいはオリーブオイル)をたっぷりと使った生地にオレンジの皮のすりおろしや絞り汁で風味を加えた、どちらかというと「どっしり」した感じの食感。焼き上がったケーキの上部には、新しく迎えた年度をメインの飾りとして粉砂糖やチョコを使って書く。来年だったら「2006」という具合。
そしてこのケーキを焼く時、タネの中にアルミホイルに包んだコインを入れるのがポイント。まずキリストに、次は家に、そして家族にという順番で切り分けたケーキを食べ、コインが当たった人はその年、幸運であるという。
これから始まる日々への期待や幸せへの予感・・。新しい年の幕開けだからこそ、改めて抱くことができる前向きな気持ちを大切に歩いていこう。(さ)
Την προτοχρονια το πρωι τα παιδια θα βρουνε τα δωρα
κατω απο το Χριστουγεννιατικο δεντρο η το τζακι.
(ティン プロトホロニャー ト プロイ タ ペディアー サ ブルーネ タ ドラ カト アポ ト
クリストゥゲニアティコ デンドゥロ イ ト ザキィ)
新年の朝、子供達はクリスマスツリーか暖炉の下からプレゼントを見つける。
Αυτα τα δωρα ειναι απο τον Αγιο Βασιλη.
(アフタ タ ドラ イネ アポ トン アギオ バシリー)
このプレゼントは聖バシリスから贈られたもの。
Ολοι η οικογενεια θα φανε βασιλοπιτα.
(オーリ イ イコゲニア サ ファネ バシロピタ)
全ての家族はバシロピタを食べる。
Μεσα υπαρχει τυχερο νομισμα.
(メサ イパルヒー トゥヘロ ノミスマ)
中に幸運のコインが入っている。
*新年にまつわるギリシャ語*
Χρονια Πολλα(ホロニャポラ)・・「おめでとう!」(この場合、新年の挨拶)
ギリシャ語の「X」の発音は「ホ」と「フ」の中間のような音です。
Αγιος Βασιλης(アギオス・バシリス)・・・聖バシリス
Βασηλοπιτα・・・バシロピタ
一年間ありがとうございました! Ευχαριστω πολυ!(エフハリスト ポリ)
いつも読んでくださる方々のおかげで頑張ってくることができました。
今後ともよろしくお願い致します。
皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。
新しい年のご健康とますますのお幸せを心からお祈りしています。
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