地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

ファーストフード

2012-02-28 17:32:29 | アラビア語(ヨルダン)

الوجبات السريعة(ワジャバート・アッサリーア)

 ヨルダンで世界共通のファーストフードを見た記憶が無いのは、たまたま通らなかったからだと思うが、どうであろう?
 イランほどではないが、レストラン系がそれど多くないと感じたのも、たまたまだろうか?
 テイクアウトのお店はたくさんあって、このサンドイッチ屋さんのそばにも、連なるように何軒かあった。
 寒い日は、やっぱりあったまるスープがほしくて、野菜のトマトスープ。そしてサンドイッチ。
 具はエジプトと大して変わらない感じで、カリフラワーの天ぷらに野菜サラダ。
 うれしいのは、パンによくゴマが入っている事。
 このサンドイッチも、ふわふわパンとゴマの甘さが忘れられない。
 アンマンで、軽くご飯を食べたいと思ったら、食堂を探すよりもテイクアウトの店をのぞいて好きなものを少しづつかって、ホテルでお店を広げるのが良いと思った。[a]

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2012-02-21 17:10:07 | アラビア語(ヨルダン)

بيت(バイト)

 ヨルダンの家で思い出すのは、アラビア半島でよく見るタイプのテントである。
 しかし、地球散歩の書き手は、キャンプが好きな人も多い、テントは別だろうと言われそうなので、どんな家があったかと思いを巡らせるが、ヨルダンの後で行った、ドバイのサンゴの家が印象的で、どうにも思い出せない。
 とはいえ、勝手にお宅拝見はいつものごとくしているので、その中の一枚を写真の中から引っ張り出してみた。
 ヨルダンの「山」の記事の中で、山坂が多いと書いたが、アンマンでは膝が笑うかと思った。
 とにかく、どこの家も、玄関は10段以上の階段の上か、坂の上と言う感じである。
 アンマン城も見晴らしのいいところに立っているが、そこよりもさらに高いところに、家々が見える。
 路地も当然のように階段であった。
 ひ―ひ―言いながら階段を上っていて、ふと横を見ると、壁の切れ目から家の中が見えた。
 フラットの内階段の物干し。
 恐らく通気と日を取り込むために、壁を切ってあるのだろう。
 生活の知恵とはいえ、洗濯物を干していて、階段から足を踏み外さないかと心配になった。[a]

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2012-02-13 13:24:02 | アラビア語(ヨルダン)

شتاء (シター)

 ヨルダンの冬はとても寒かった。ダウンをきていてちょうど良かった。
 高い山や石橋など、とにかく登るところがたくさんあったが、山頂についても汗ばむ程度で、脱がなくてはいられないという事が無かった。
 寒いのはともかく、乾燥が気にならないのがとても良かった。肌はしっとりとしていて、突っ張る感じが無かった。
 エジプト辺りでは、風呂上がりにクリームをすりこまないと、あっという間に粉ふきいもになってしまう。
 あまりの快適さに、老後はヨルダンに住みたいと、思わず友だちと意気投合してしまった。

 そんなヨルダンで仰天したのがストーブ。
 ガスボンベをそのまま入れたストーブは、ちょっと間違ったら爆発するのでは?とドキドキした。
 合理的と言えば合理的で、石油だって同じじゃないかと言われれば、確かに大差ない気もするがガスボンベが熱せられている状態と言うのは、落ち着かない。
 この写真を撮っていたら、とても怪訝な顔をされた。[a]

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2012-02-03 17:09:38 | アラビア語(ヨルダン)

سيارة (サイヤーラ)

 ヨルダン色が出ているかと言えば、まったくそん感じではないのだが、 ヨルダンと言えばこの車が忘れられない。
 イラク系のホテルにふらりと立ち寄った私たちは、銀行とトイレ以外別段見る物もなく、ちょっとがっかりして帰ろうとしたところ、この車が目に飛び込んできた。
 どんな人が乗っているのか、しばし2階の踊り場から偵察するも、残念ながら誰も車に近づかなかった。残念!
 こんな輝かしい車を見物していたまさにその時、その場から2キロぐらいのところで、政府の経済政策に抗議した4000人の市民が「パンと自由」を求めるデモを行っていた。彼らは車に火をつけ、燃え盛る車と人々の姿が、世界のニュースを駆け巡った。
 そんなこととはつゆ知らず…
 このホテルのレバノンレストランで生肉に舌鼓を打ち、アンマン中を闊歩していた。
 夕食の後、日本からのメールで事件を知った私たちは、早速ホテルのオーナーに聞いてみたところ「ああ、今日やってたね。すぐそこで」と、何の危機感もない回答を得て、夜遊びに出かけた。[a]

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電車

2012-02-01 00:00:00 | ペルシャ語

قطار(ガタール) 
 
 「電車」の綴りはアラビア語と同じだが、読み方は違うとmitraに教えてもらった。
 イランで寝台車に乗ってビックリしたことがある。
 女性の4人部屋で私以外はイラン人であった。いつ車掌が見回りに来るかわからないからか、全員そろって戸を閉めた後もみなベールはつけたままであった。
 走り始めてしばらくすると、無愛想なおじさんがドアをノックしてきた。何かをベット上段にいる私に放ってよこした。他の人にもササ―と投げるように渡すと、とっとと次の客車へ向かった。
 何かと思ったら枕とシーツが2枚。
 他の3人を見ていると、きれいにシーツを敷くと、手でしわを伸ばしている。イラン人はとても几帳面だなと思った。
 それにしても電車のシーツと言うよりはかわいい女の子の家にお泊りに行ったような雰囲気である。
 単調な揺れの中、快適な寝台車の旅であった。
 朝起きて何より驚いたのは、使ったシーツの端と端を揃えてきっちりと畳んでいる3人の姿である。
 これまた昨日と同じように、畳んだ物に手アイロンをして、まるで使っていないかのように積み上げると、悠然と下車して行った。
 シーツやナプキンは、使った事がわかるようにクシャっとしておくものだと言われても、私もなんとなく畳んでしまう口だが恐れ入った。
 この話をmitraの家に着いてすぐ話すと「え~?」と首をかしげていたので、たまたまだったのかもしれない。
 イランの電車につてほとんど記憶がないが、これは忘れられない。[a]
 
 
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