بطيخة(バティーハ)
一般家庭ですいかを出されると、たいてい小さく切ってある。しかし外で食べるときは、皮付きで三角形。
夏のビーチでは、エジプトでもすいか割りは定番。目隠しして、右だ!左だ!と野次が飛ぶ。一緒に応援すれば、もれなくありつくことが出来る。
すいか畑は、砂漠の真ん中に突如現れる。♪すいかの名産地♪は、日本人がイメージするオアシス。砂漠の真ん中にぽつんとある水ならぬ、緑のうね。エジプト人によれば「すいかは水を飲まないから、何もないところが好きなのさ。お日様の光を内に秘めて、真っ赤で甘いすいかになるんだ」
なるほど。すいかは肥料をやるとだめになってしまう植物。砂漠ほどすいかに適した土地もあるまい。
古代エジプトでも食されていて、ツタンカーメンの墓からも副葬品として見つかっている。ツタンカーメンも、すいかで涼を取ったのだろう。
エジプトのすいかは黒いしまは細くて薄い。その代わり、種はものすごく大きい。「ご」のつく虫と間違う人もいるぐらい大きい。
日本ではすいかと言えば塩をつけるが、エジプトではヤギのしょっぱいチーズをつける。塩辛さが甘みを引き立てるというのは万国共通のようだ。
写真は、オアシスにて散歩中。東屋で休んでいた農夫に「すいか食べないか?」と言われ、お邪魔したところ。[a]
すいかには太陽。私たちにはクリックが命の水
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