町からどんどん山奥へ入り、道路が一方通行になったころ、川のせせらぎがかすかに聞こえてくる。狭い駐車場に車を止め、背の高い木々の間のゆるやかな登り道をほんの少し歩くと、目の前に、本当に唐突に、滝が現れる。
これは、龍双ヶ滝。日本の滝100選に選ばれているとか。落差60メートルで、大きくもなく、小さくもない。滝の麓は奇麗に整備され、だれでも簡単に水浴びができるようになっている。私としては、とてもお気に入りの場所。
あともう少ししたら…ダム建設のための工事が始まって、近づけるのかどうか分からない滝。
冬は道が閉鎖され、訪れることは出来ないけど…きっと冬の間も、美しい姿でひっそりと佇んでいるんだろうな。
そんなことを思いながら眺めていると、虹が現れた。また春がきて暖かい日差しが戻ったなら、この滝を訪れ、美しい姿を愛でようと思う。[y]
冬は凍ってるんだろーなー!寒そう!