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ハンドルを回す時に、その持ち替え動作に意識が行ってしまうと、
どうしても、ふらついたり、周囲の状況が分からなくなったりします。
なので、ハンドルは極力意識せずに持ち替えるようにしたいものです。
この「意識せずに持ち替える」というのは、
言い換えれば「体で覚える」ということでもあります。
例えば、子どもの頃のラジオ体操を思い出してみてください。
最初は、おにいさん・おねえさんたちの真似から始めたと思いますが、
ほどなく音楽に合わせて手足を動かせるようになってきたはずです。
また、ピアノやギターを演奏したことがある人なら、
練習していくうちに自然に指が動くようになっていくのが
実感できたことと思います。
ハンドルの回し方も同じように、
練習を繰り返すことで、体に覚え込ませる必要があります。
ただ、その際に、誤った方法で覚えてしまうと、
ハンドルが足りなくて切り足さなければならなくなったり、
ハンドルを回すのに時間が掛かってしまったり、
つまり、ハンドルを意識せざるを得なくなってしまうことにつながります。
「10時10分」に持つのを基本型にして、
「ハンドルを回したら、また10時10分に持ち替える」
という“正しい持ち替え”を、徹底的に練習してください。
「ハンドルを正しく持ち替える」と言うのは、
「意識せずに持ち替える」ことと矛盾するように思えるかも知れませんが、
ラジオ体操やギターやピアノと同じようなものと考えれば、
無理なく理解できるでしょう。
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