旅先での英会話

2017-09-22 10:17:54 | タナカ君的偏見
 旅を終え一月が経とうとする今、楽しい思い出ばかりが増幅されて夢の出来事だったような気がする。英語ができればもっと楽しい旅になっただろうと今痛切に思うのだが、もうこの齢で勉強して脳ミソが受付けない。気付くのが20年遅かった。
 日蝕見物に同行してくれた友人が彼のブログの中で旅に掛かった費用と共にこの様な感想を書いていた。

 そこに書かれた20年が何を意味するのか? キリマンジャロやモンブラン登山のためにアフリカやヨーロッパには旅をしたが、 アメリカへ旅行することのなかった事に対する悔みの言葉か? 外国語(英会話)習得に必要な能力が20年前に較べて各段に落ちてしまっているであろうと思い込み、 今から努力しても会話能力向上に対しては実りの無い時間の無駄遣いにしかならないとの諦めの言葉か?

 何か(個人旅行)したいとの想いがあっての主体的な英会話の勉強と、 学校のカリキュラムの中で学ばされる受け身の勉強では、 同じ時間を掛けたって達成出来る内容には雲泥の差が生じるんではないですかね。 そういう意味では「旅先で使う英語の能力なんて3ヶ月もあれば必要最小限の所はなんとかなるだろう」 と思いますが、どうでしょう?

 旅で必要な能力だが、 日常生活でも必須な「喰う」、「眠る」、「移動する」 の3つだろう。

 そんな場所でのサービスを受けるために相手に伝えるべき、 こっちの情報を提示出来れば、 物事はあれよあれよと言う間に勝手に進んで行きます。

空港:
 予約済みのeチケットとパスポートを搭乗手続きカウンターの担当者、 あるいは搭乗手続き端末の周辺でサポートすべく待機している担当者に差し出せば面倒を見てくれます。

レンタカー事務所:
 予約書類、 免許証、 パスポート、 追加運転手がある場合、その免許証、 任意保険加入の申し込み(必要なら)、 返却時の燃料精算(満タン返し/そのまま)、 クレジットカード。

ホテル/モーテル:
 予約書類、 パスポート、車両ナンバー、クレジットカード。

 予約の無い飛び込みであれば、 空室の有無と部屋代の確認。 モーテルであれば空室の有無は道路端に明示されているから、 部屋代の交渉だけかな。

レストラン :
 メニューをもらう、 当てずっぽうに注文する。 想定外の食べ物でも、 とりあえずお腹に入れる。 どうせ僕らの海外旅行、せいぜい10日でしょ、 何かをお腹に入れて水を飲んでいれば、 生きて帰ってこれますよ。 食べ残しする事に罪悪感を持たないで残す。 無理に食べて体調崩すよりも、 空腹状態の方が健康的にすごせます。

ファーストフード :
 たいがい写真入のメニューが掲示されているでしょうから、 指差しとメニュー・ナンバーを伝えれば、 たいがい事が足りる。

 こんな風に旅先で利用する施設、 それらを利用する際の手続きはパスポートの必要性を除けば日本国内での旅先での利用と大きな違いは無い。 日本国内での旅に慣れていることが重要なのです。

 英語はたしかに必要かも知れないが、 それほど多くの語彙やフレーズは必要無いでしょう。 旅先で使う会話教材を持って行けば、 基本なんとかなります。

 相手の言ってる事が聞き取れなかったら、 紙に言葉を書いてもらいましょ。 ちょいと面倒かも知れませんが、 言葉が話せないとぶっちゃけて伝えてお願いすれば良いのです。



 「俺は英会話なんて、全然駄目!!」 そう言っていたFさん


 仮設トイレの順番待ちしていた時に、 楽しそうに順番待ちの列に並んで居た方と話をしていたじゃないですか・・・ 能力は充分ありますよ。 「下手な英語」そんなコンプレックスを捨てさえすれば、 驚くほど意志を通わす事が出来るんじゃないですかね。
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