免許返上した僕の叔父さん

2010-12-05 19:57:57 | タナカ君的日常
 12月に入って最初の日曜日の今日、 暮れの挨拶の品を持って実家の周辺に住む弟や妹、そしてオジさんやオバさんの家を廻った来たのですが、その中で86歳のオジさんが 「俺はなー、車の免許を返したんだよ」 と話しだした。 「えーっ? なんで?」と聞き返す僕。

オジ : 「 車をバックさせててな、 チョット塀に擦ちゃってね、マズイっ、”ブレーキ!” と思ったのさ」
オジ : 「 だけどな、 アクセルとブレーキが判らなくなっちゃったんだよ」
オジ : 「 そんな事が起こるのかい? と思うだろ?」
オジ : 「 本当に判らなくなるんだぜ、 自損事故で済んだから良かったけど・・・ 」
オジ : 「 人身事故でも起こしてみろよ、 大変な事になる 」
オジ : 「 だからさ、 ”もう車の運転は止めべえ” そう思ったのさ 」

僕  : 「 でも、車使えないと不便になっちゃうだんべ 」

オジ : 「そりゃあ不便だよ、 でも、しょうがねーやいな 」
オジ : 「近所の買い物なんかは、 自転車で行くんさ 」

僕  : 「オバサンの病院へ行く時なんか、どうしているの? 」

オジ : 「 くるりんバス(地域運行バス)を使ったり、 福祉タクシーを使ったりして病院へ見舞いに行くのさ 」

僕  : 「ところで、オバサンの様子はどう? 」 などと 話はこの後、暫く続きます...

 70歳を過ぎる様な高齢になると耳が遠くなり、視力も落ち、運転能力も落ちること。 事故発生の比率も若者に対して高い事。 だから任意保険の保険料を若者より高くするなんて話を最近新聞記事で読んだ覚えがあります。  オジさんから、アクセルとブレーキが判らなくなっちゃった話なんかを聞くと 「保険料が高くなっても仕方ないのかな」 なんて思って帰って来ました。
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