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雨飾山 登山

2009-07-28 22:11:21 | 国内旅行と山歩き
      右手の奥の山が雨飾山、左は駒ヶ岳

 7月末の28日にもなって”梅雨の晴れ間”の表現は無いはずだけど、 今年の夏の悪天候の中では、それがピッタリの一日でした。 当初26日に計画されていた雨飾山登山は気象条件が思わしく無いので一日延ばしで延期されて来たのですが、 リーダーのF君が昨日ついに痺れを切らして(イヤ、見事な判断で)埼玉を出発して来てくれたのです。 山梨を北上するにつれて雨になり始め、ここヤナバの山荘も雨でした。 「明日は、曇り程度で登れる可能性は有りますから、出かけてきました」の言葉通り深夜2時にはまだ音を立てて降っていた雨が、起床予定の4時には葉先の雨だれか区別するのが難しいくらい弱い降りになってました。 ラーメン朝食を作って食べる頃には、上空の雲のかたまりが見え、動きや色が天候回復の期待を持たせるに十分となりました。

 今回、登山口に選んだのは新潟県側にある雨飾温泉からのルートです。 姫川に沿う国道148号線の長い幾つものトンネルを越えて北上し、平地に出て根知駅近くで右に国道を離れて今度は南下しつつ高度を上げて雨飾温泉に近づいて行きます。 途中では双耳峰の目指すピークが雲と青空の中に見えているではありませんか、 警笛と上向きビームで先行車に合図して道端に停車して思わずパチリが上の写真です。 温泉に至るルートの要所には看板表示が設置され、その面での不安は全く無い道でした。 しかし林道に入ってからは路面が一応舗装されているものの、カキ餅煎餅を思わせるひび割れが入りガタガタ走行を余儀なくされ、 すれ違いが困難な幅員の狭い場所も多く、対向車が考えられる時間帯に走ると思わぬ時間を喰うかもしれません。 そして6時半に登山口の駐車場に到着しました。 歩きだす前の僕たちの交わす言葉は”好天気を恵まれた僕たちの幸運”についてです。

 

 登山口から山頂までの標高差は1000m程度あります。 途中、中の池と笹平の付近は平らな感じになりますが、他はひたすら登ります。 F君のTシャツは休憩時に絞ると汗がしたたり落ちました。 僕も下山後に入った温泉の体重計の数値では1kg以上も汗を出した勘定になります。急登の途中、市販のアルミ製の梯子や、木製の現地組み立て梯子が薬師尾根に飛び出してから中の池に至るルートの何箇所かに設置されていました。 山頂への登りは30分に一回ペースで休憩を繰り返し11時少し前に山頂に到着。 前後して山頂に到着した関西混成チーム(奈良・京都・大阪・神戸?)と我々は別々のピークに陣取って昼食休憩を取りました。 大型のアゲハチョウが飛び交い、花には蜂が蜜を求めて集うのを眺めながら、うっすらとした日差しを浴びての休憩は真に至福の一刻でした。


        山頂から笹平への下り道で

 飛行機の音かもしれない遠い音を「雷鳴かも?」と判断し1時間弱で昼食休憩を切り上げて11時50分、下山を開始。 谷筋から霧が上がり、展望は悪くなってきましたが、趣のある眺めでもあります。
 下りでは、中の池の前後で大小合わせて3匹もの蛇に出会いました。 日中、暖まったから動き出したんでしょうね。 木の根や石でリーダーを除き全員2・3回づつくらいバランスを崩しながら下山、温泉に近くなるほど回数が増えたのは、やっぱり疲れもあると思います。

 14:30に到着した温泉宿は空いていました。 入浴客は僕たち4人だけです。 最初は内湯に入り、男性だけは外の露天風呂も味わって来ました。 宿の親父は「皆さんで入ったらどうですか?」とすすめて呉れたのだけれど、女性は抵抗があったのでしょう。 これでビールを飲めれば最高なのですがグッと我慢。


      露天風呂 ”都忘れの湯” にて

 温泉に入り着替えも済ませ、すっきりした気分で車の乗り、ワイパーを動かし続ける必要も無い程度の小雨が降り出した中を、大町まで車を走らせ、郊外の蕎麦屋でお別れの食事会をしました。 梅雨の晴れ間?のピンポイント登山は、これにて無事に終了です。

 F君の奥さんも僕の妻も仕事があるから今日中に帰らないとならないので、ここでお別れしました。 9時頃 「20時少し過ぎには無事に家に帰り着いた」とF君から連絡がありました。  又、山荘一人暮らしに戻ります。 

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