家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「388」・・・(789)

2013-07-06 03:37:40 | Weblog
「388」388 ARLETTA AVENUE
監督・脚本:ランドール・コール
製作総指揮:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:ニック・スタール、ミア・カーシュナー、デヴォン・サワ、シャーロット・サリバン、クリスタ・ブリッジス、他
2011年・カナダ・87分<レンタル>

<STORY>
高級住宅街アレッタ通り388番地に屋敷を構える、ジェームズとエイミーの夫婦。ひょんなことからエイミーとけんかをしたジェームズはそのまま仕事に出るが、帰宅してみると彼女は書き置きを残して姿を消していた。不安に駆られ、家族や友人に連絡するも、誰もエイミーの所在を知らないという。ジェームズ一人が残された家では、窓ガラスが割られたり無言電話がかかるように。やがて、ジェームズはパソコンの画面に拘束されたエイミーの姿を見つけ...

配給がアルバトロスってことでかなり不安でしたが(笑)ヴィンチェンゾ・ナタリの新作なので観てみることにしました。
で、まず大きな勘違いをしておりまして非常に恥ずかしいのですが、ヴィンチェンゾ・ナタリは”製作総指揮”で監督も脚本もしておりません。
ってことは、まぁ根本的に”ヴィンチェンゾ・ナタリの作品では無い”ってことですね...まったく初歩的なミスです。
(ちなみにクレジットで監督の名前が出てきて初めて間違ってることに気づきました...笑)

でも、まぁしょうがないのでとりあえず観てみましたら、ここでもう一つ衝撃がありました。
何と先日観た「ATM」という作品と同じような内容じゃ無いですか!何か損したような気分です。
「ATM」と違うのは、こちらの方がまだ”動機(目的)”という点に関しては何となくわかるっていうところですかね~?
映画作品としては「ATM」の方が(オチを除けば)エンターテイメントとして楽しめました。
こちらはオチはまだわかりやすいですが、全編地味で静かな不条理サスペンスです。

この2本をミックスして、犯人のキャラ設定をもう少しわかりやすくすれば面白い作品が出来たと思うのですが
「ATM」にしても今作にしても正に”二分の一”レベルの薄さでしたね。
ちなみに主演は「ターミネーター3」で大不評だった、ブサイクになってしまったジョン・コナー(笑)でお馴染みのニック・スタールです。