家庭内映画館

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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」・・・(475)

2009-07-11 00:37:24 | Weblog
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.
総監督・原作・脚本:庵野秀明
監督:摩砂雪、鶴巻和哉
音楽:鷺巣詩郎
キャスト:緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、山寺宏一、石田 彰、立木文彦、他
2009年・日本・108分<劇場>

<STORY>
汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗り、自ら戦うことを選んだ14歳の少年、碇シンジ。そんな彼のもとに、新たにエヴァ2号機とそのパイロット、式波・アスカ・ラングレーらが加わり、謎の敵“使徒”との戦いは激化していく...

久々に劇場へ行ってまいりました(笑)
火曜日の夜、しかも最終回の22:15~の上映にもかかわらず50人近い観客が!
やはり社会現象となっている作品ですね~
興行収入も現在公開中の作品ではトップらしいです。

公開中ですのでさすがにネタバレはマズいのですが、ネタバレなしでは何も書けませんので、簡単に内容に触れながら感想でも...

前作「序」がテレビ版の焼き直し的な作品であったのに対し、今作は一応オリジナルシナリオになっています。
”一応”というのは、個人的には表面的な表現方法が変わっただけで根幹を成すテーマに関しては変わっていないという思いからです。

若干ネタバレですが...登場人物たちの性格が12年前よりかなりポジティヴになっています。
これはおそらく「誰にでもわかるくらいの大団円的ハッピーエンド」を迎えるための布石だと勝手に思い込んでいますが(笑)どうでしょうか?

もう一つネタバレですが...この「破」でテレビ版の26話に相当する辺りまで話が進みます。
新劇場版はこれで半分が終わったわけですが、その時点で12年前のエヴァと同じところまでストーリーが到達してしまいました。
で、ここから12年前には無かった完全オリジナルストーリーになりそうではあるのですが、もしかしたら12年前の最後の数分に相当する部分を後半の2部の長さまで引き伸ばすという考えも否定できません。

12年前と新劇場版の間には、総監督:庵野秀明の”結婚”という、一見どうでも良さそうでいて実はかなり重要な出来事がありましたので、その辺が今後どれだけ作品に反映されてくるのかは楽しみでもあります。
12年前と同じく一筋縄ではいかない作品になるのか?想像通りわかりやすいハッピーエンドな作品になるのか?...個人的には後者であると思うし、そうあって欲しいとも思っています。

エヴァファンであれば、新キャラの「真希波・マリ・イラストリアス」やアスカの苗字が惣流から式波に変わったこと、その他気になることは多くあるでしょうけど、私は特にアニメにもエヴァにも興味は無く(笑)あくまで一映画作品として観ておりますので、そういう意味では謎の部分なんかはどうでも良いかな~と思ってます。

正直言って、私は12年前のテレビ版も劇場版も”ハッピーエンド”だと思ってますので、今回も同じく”ハッピーエンド”で終わると信じております。
とにかく、残りの2本が来年中には公開されるように祈ってます(笑)