「キング・オブ・バイオレンス」KING OF THE ANTS
監督:スチュアート・ゴードン
出演:クリス・マッケーナ、カリ・ウーラー、ジョージ・ウェント、ヴァーノン・ウェルズ、ダニエル・ボールドウィン、他
2003年・アメリカ・94分<レンタル>
<STORY>
ショーン・クローリーは平凡な青年だった。だが、街を影で牛耳るウェインとの出会いが彼の人生を狂わす。僅かな報酬で殺人を依頼されたショーンはそれを承諾。しかし、その殺人が彼の精神を破壊してしまった。自責の念から裏切りを働くショーン。だが、組織がそれを許すはずがない。廃屋に拉致・監禁された彼は日夜、果てしなく続く拷問に真実の地獄を体験する。そして、その恐怖がショーンを“暴力の王"に変える。復讐にとり憑かれた彼は、必死の反撃を開始する...
B級の中ではA級監督の(笑)スチュアート・ゴードン監督作。どちらかというとホラー系の監督さんですが、今作はタイトル通りのバイオレンス作品です。
キャストもB級にしてはA級で(笑)ボールドウィン兄弟の次男ダニエル・ボールドウィンや「マッドマックス2」のヴァーノン・ウェルズ、ヒロイン役でカル・ウーラーが出演してまして、役者の演技に関しては申し分ないですね~主演は新人ですが彼も悪くないです。
ストーリー自体は復讐劇で個人的には好きな作風なんですけど、どうしても1点だけ納得いかないところがあります。
それは主人公が「罪も無い人を殺す」ことです。
自分の意思で金のために人を殺し、挙句自分を利用した組織に復讐するわけなんですけど、観ている側としては「で、お前に殺された人の無念は?」と思わざるを得ません。
原作(今作は原作があり、作者が脚本を担当しています)ではその辺がどういう風に描かれているのかはわかりませんが、そういう点で主人公には感情移入しにくい作品ではありますね。
ただまぁスチュアート・ゴードンですから(笑)勢いで押し切るのは今に始まったことではありませんし力技でねじ伏せる感は否めませんが、スチュアート・ゴードンの作品を観たことある人ならまぁ許容範囲といいますか、まだマシな作品ではないかと思います。
監督:スチュアート・ゴードン
出演:クリス・マッケーナ、カリ・ウーラー、ジョージ・ウェント、ヴァーノン・ウェルズ、ダニエル・ボールドウィン、他
2003年・アメリカ・94分<レンタル>
<STORY>
ショーン・クローリーは平凡な青年だった。だが、街を影で牛耳るウェインとの出会いが彼の人生を狂わす。僅かな報酬で殺人を依頼されたショーンはそれを承諾。しかし、その殺人が彼の精神を破壊してしまった。自責の念から裏切りを働くショーン。だが、組織がそれを許すはずがない。廃屋に拉致・監禁された彼は日夜、果てしなく続く拷問に真実の地獄を体験する。そして、その恐怖がショーンを“暴力の王"に変える。復讐にとり憑かれた彼は、必死の反撃を開始する...
B級の中ではA級監督の(笑)スチュアート・ゴードン監督作。どちらかというとホラー系の監督さんですが、今作はタイトル通りのバイオレンス作品です。
キャストもB級にしてはA級で(笑)ボールドウィン兄弟の次男ダニエル・ボールドウィンや「マッドマックス2」のヴァーノン・ウェルズ、ヒロイン役でカル・ウーラーが出演してまして、役者の演技に関しては申し分ないですね~主演は新人ですが彼も悪くないです。
ストーリー自体は復讐劇で個人的には好きな作風なんですけど、どうしても1点だけ納得いかないところがあります。
それは主人公が「罪も無い人を殺す」ことです。
自分の意思で金のために人を殺し、挙句自分を利用した組織に復讐するわけなんですけど、観ている側としては「で、お前に殺された人の無念は?」と思わざるを得ません。
原作(今作は原作があり、作者が脚本を担当しています)ではその辺がどういう風に描かれているのかはわかりませんが、そういう点で主人公には感情移入しにくい作品ではありますね。
ただまぁスチュアート・ゴードンですから(笑)勢いで押し切るのは今に始まったことではありませんし力技でねじ伏せる感は否めませんが、スチュアート・ゴードンの作品を観たことある人ならまぁ許容範囲といいますか、まだマシな作品ではないかと思います。