家庭内映画館

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「DAY-X 人類VSゾンビ最終戦争」・・・(270)

2007-09-02 13:46:08 | Weblog
「DAY-X 人類VSゾンビ最終戦争」DAY-X
監督:ジェイソン・ハック
出演:ケン・エドワーズ、ジェイソン・ブレニザー、カトリン・ケイグル、ブレア・コックス、他
2005年・アメリカ・80分<レンタル>

<STORY>
世界中にゾンビが蔓延し、生き残った人間は集団で行動することで、辛うじて命を繋いでいた。だがある博士が発明した秘薬が、人類の運命を変えることになる...

まぁいわゆるB級・C級のゾンビホラーです。
厳密に言うと病原菌で「ゾンビ化」してしまったということなので「ゾンビ」ではないですが、大きくわけてゾンビものと言っても差し支えないかと思います。

ネット上で色々見てみましても非常に評判が悪いですが(笑)個人的にはそんなに悪い作品とは思いません。
確かに低予算なのでキャスト・メイク・ロケ場所等、お金が掛かってないのが丸わかりなんですけど、私はお金の無さが逆に功を奏してると思います。

黒人がリーダーであったり狭い場所に大勢で立てこもったりと基本的にはロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を下敷きにしてるみたいですね。
おそらく多くの人が納得いかないのはゾンビが出てくるシーンが少ないからではないでしょうか?予算が無いためだと思いますが立てこもった人たちの会話のシーンが結構多いんですよね~私は逆に狭い密室でのシーンが緊迫感が醸し出ていて良かったと思います。

あと特徴的なのは、この作品の特徴でもある「逆ゾンビ(?)」の存在です。
ゾンビに噛まれるとゾンビになるというのは基本中の基本の設定ですが、今作ではある少女に噛まれるとそれが解毒剤になるんです。
もちろんなかなか面白い設定ではありますが、イマイチうまくいかしきれてませんでしたね。
それとラストもなんかうやむやに終わっていった感が強いですね~(笑)

本来なら「もっとお金を掛けて丁寧に撮れば面白くなる」と言いたいところですが、今作をちゃんと撮ったら「ナイト・オブ~」や「ゾンビ」になります(笑)
だからやっぱり、あくまで”B級ホラーの1本”として楽しむのが今作の正しい観方でしょうか?