脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

MTオリーヴにおける組織の運営とは2

2010-05-26 | Weblog
最近ありがたいことだが、社会人や女性の人たちの入会や問い合わせが多い。
私自身このクラブを始めたのは、ストレスや仕事で悩む社会人をこのスポーツで励ましたいと言う気持ちがあるので、たいへんうれしいことである。
私はボクシングクラブのような共同体を運営する時、コモンセンスということを重要視するのであるが、それにはわけがある。
それはここが社会人中心のクラブであり、それを意識することで気持ちよく練習してもらい、ジムを使いやすい場にしたいからであり、こういういろいろな人が集まる場所は、公共性を考えて運営しなくてはならないと考えているからである。
コモンセンスとは英語ではこう書かれてある。
「The ability to behave in a sensible way and make practical decision」すなわち英語で言うコモンセンスと言うのは思慮分別のある行いと、実用的な判断力ができる能力のことで、前にもあげたように、コモンセンスとはいわゆるでかい声であいさつしたり、かたまって独自のオウンルールのようなものをつくって、それが礼儀だというようなこととは全く違ったことであり、オリーブはボクシングクラブであると同時に社会的集団であるので、指導するほうも、このコモンセンスを意識しなければ運営することに困難さをおぼえるであろう。
今入会者が多く、私自身英語の教室の運営もあるので、新しくトレーナーを雇いたいのだが、ここの状況を考えたら安易にはやとえず、毎日忙しい日々をおくっている。
オリーヴにはいろいろな職業の人がいるのだが、多くの人は社会で責任のある仕事をもっていて、第一線で活躍している。
だから何も考えていないような、あまりそういうことに洗練されていない人間が関わっても円滑にまとめていくことはできないと言う懸念があり、無知であると言うことは、発言や行動が失礼にあたるからである。
コモンセンスとはAbilityという言葉に示されているように、能力的な言葉でもあり、ただ単に上から垂直に教えられることでもなく、自分で考えて行動しなくてはならない。
すなわち相手とのかかわりの中で理解していくものであり、培われていくものである。
以前運動部が、監督の言葉を何も言わずはいはいと返事しているのを聞いて、はいがワンに聞こえると言うようなことを言ったが、コモンセンスと言うのは、ただ犬のしつけのように、上からあれはだめだと言うような感じで、ただ一方的に教え込まれるものではないからである。
コモンと言うのは日本語では共通という言葉であるが、しかしコモンセンスの共通と言う言葉は日本だけのという意味でもないし、ましてや自分たちの集団だけのということでもない。時々自分たちは、こんなに仲がいいんだと言うことを強調する集団があるが、中高生ならまだしも、大人であれば、程度が低く、公共性に欠けると思っている。
コモンセンスとはグローバルな言葉である。
これを十分認識して、他の国の文化や宗教、習慣などを常に意識しなければ、おらが村のへんてこなルールになってしまいがちなのである。
オリーヴでボクシングを指導すると言うことは、このバランスが非常に問われる。
私は練習生と親しく関係をもったり、師弟関係のようなものを結んだりはしないが、べたべたした関係を持つことは、公共性を重んじることとは違う。それは一種のかたよりであると思っているからである。
言葉の問題もそうであるが、常に公共性が欠けることがないように注意しなくてはならない。だから言葉を知らなかったり、人間関係に無知だとだめなのである。
オリーヴは社会人が多い、そしてこのバランスが問われ、努力しているからこそ、社会人の支持があり、信用があるのだと思っている。





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