脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

その時時間が少しとまった Like being shot with a stan gun

2019-08-13 | Weblog
「それって名前」
大学生を中心のハワイ研修に引率で行った時の話。幼稚園や小学校、そして学童保育のような所を見学したのだが、現地の6歳ぐらい?の女の子がついてきた。彼女は私の恩師の奥さんになついているようで、学校見学ツアーにいっしょについてきていた。彼女はアメリカ人のハーフで、青い目をしていたが、一応両親のどちらかが日本人なので、日系人で日本語が話せた。時々芋虫を見つけたりしたら「あっキャタピラだ」と英語が出てくるけど、しかし基本的には日本語がべらべらで、普通に会話できる。私には同じようなにおいを感じるのか、結構この子に気にいられているのか積極的に話をしてくるのだが、話しによると日本にはおばあちゃんがいるらしく、彼女は時々そこに行くそうである。さらに話を聞いてみると、彼女は小さい時(たぶん3歳ぐらいまでだと思うが)そこにいて、ちゃんと日本名があるらしく、日本ではその名前で呼ばれていると言っていた。私は「へえっじゃあ君は日本の名前があるんだ」と言うと「そうあるよ」と答える。「じゃあ教えてよ」と聞いたら、とんでもない答えがかえってきた。
「あのねっ、私の名前はちゃかちゃんねーちゃん」「はっ.....いやいや名前だよ。名前はなんて言うの」「だから私の日本名はちゃかちゃんねーちゃん。だっておばあーちゃんの家でそうよばれるんだもん」
この名前に一同ドン引きであった。最近DQNネームなんて、わけのわからない名前をつける親がふえてきているが、まさにこれはその領域をはるかにこえている。もし彼女が日本国籍を選択していたら、間違いなくいじめにあうであろう。
しかしすぐに恩師の奥さんが、実はこの子はさやかという日本名があって、日本に行った時に向こうの家では「さやかちゃんねーちゃん」と言われるので、それをちゃかちゃんねーちゃんと聞き間違えているらしい。と説明してくれた。
こう説明されると思わずああそうかと納得するのだが、しかしもし本当に彼女の名前がそうだったらおそろしいことである。

「ハイデガーと犬」
親しい韓国人の後輩に「時間は人間だけがもつ感覚だ。だから人間だけが時間は永遠ではなく、人生におわりがあることがわかるとハイデガーの話をしたら。その後輩が「お兄さんは犬になったことがあるのか。犬になったことがないのになぜ犬の気持ちがわかるのか」と言ってきた。その質問に何も答えることはできず。ごもっともですと言ってしまったが、たぶんハイデガー先生もこの彼女の言葉には何も返すことはできないだろう。




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