脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

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2016-01-14 | Weblog

サッカー日本代表の本田が「人生には谷があるその谷が深ければ深いほど山は大きい、僕は試練の中にあった時その谷が深ければ深いほどこれは自分にしか経験できないことなんだと思う、そしてそれを乗り越えたら自分は大きく成長する。」と言っていた。私は本田はある意味深い哲学を持っていると評価している。世界に出て行っていろいろな経験をしたのだろう、彼はそういう中で葛藤し悩み自分を成長させている。そういう彼の言葉には非常に説得力がある。一方外の世界を知らない人間がたいした教養もないのに哲学と言うのは笑える。哲学と言うのはただ自分の言いたいことを言うのではない、本田のように深い部分で葛藤し悩むからこそ持てる考え方である。悩むと言うことは人間を成長させるためには必要なことだ、私の子供も中学生なので勉強のことや人間関係に悩んでいる。学校の授業が早いペースで進むのでついていくのがたいへんで、私立なので通学の時間もかかるので結構ハードな中学生活である。母親は悩んだ時に大丈夫かと心配しているが、しかし私は悩むときは思いっきり悩め、中途半端に悩まない、頭を使って大いに悩むとかならずどこかにゴールはあるものだ、即ちただ無抵抗に悩むのではなく本を読んだり、勉強しながら、いろいろなことを経験しながら悩めそうしたら大きく成長できると言っている。母親は教育関係者なのでそういうことに黙って見てられないのだと思うのだが、私から言わせれば今少し子供に対して過敏になりすぎていると思う。我々の時代はもっともっと悩んだように思える。恋愛のこともそうだが人間関係で悩み傷つくのは我々が当たり前のように通る成長の過程ではないだろうか?しかし最近の子供はそういう免疫ができていないのだろう?まわりもそう言う環境をつくらさないように子供に気をつかいすぎている。がしかし思いっきり悩むから人間であってそういう過渡期は人間を理解する上では非常に必要なことである。人間は弱い、弱いから葛藤したり悩んだり傷ついたりするのだ。私などはまわりが強者だと思っているが自分は弱いと言う自覚はある。しかし唯一自分がアドヴァンテージだと思っていることは、いろいろなことに葛藤し悩んだことで、そういう葛藤や悩みは絶対に自分を成長させると言うことを経験を通して理解していることである。谷におちた時にその先にある山が見えるか見えないかと言うのは人間の思考能力が左右する。私はアニメのコナンのファンだがコナンの魅力は何があっても考えることをあきらめないこと、そのあきらめずに考え抜いた先に必ず答えを見出すというところである。パスカルは人間は考える葦だと言ったが、その葦のようにもろい人間には知性や知恵が与えられている。すなわち考えることができるのは人間だけで葛藤し悩むと言うことはまさに人間らしい行為である。人生は山あり谷ありと言う言葉があるが本田の言葉をかりればその谷が深ければ深いほど山は高くその山の頂に上った時見えるものは広い。そしてそこには大きな経験と達成感がのこるだろう。


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