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脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

あいさつには意味がある

2013-01-17 | Weblog
最近入会して来る人にはっきりと自分は運動部の雰囲気についていくことができない。ここだとそういう考え方や雰囲気がなさそうなので、来たと言う人が増えてきた。おそらく大阪の事件で改めて日本の運動クラブがいかに権的かと言うことを、さらに社会人になった視点から見て思ったのだろう、しかし前にも言ったがこういう問題は徹底して制度自体をかえなくては毎年同じことがおこるだろう。

話しは最近希望者に韓国語を教えているのだが、まず最初に表現で教えているのは最初のあいさつ言葉であるが、そのあいさつ言葉はアンニョンハセヨと言う言葉である。
このアンニョンハセヨと言う言葉は英語で言うとare you in peaceであり、漢字でいうと安寧がハセヨ(ありますか)と言うことである。
そしてこのあいさつは日本語の一方的なあいさつではなく、疑問形になっていて、アンニョンハセヨと聞かれたら、かならずネ アンヨンハセヨ(はい 平和があります)と答える。
これはあいさつと言うものが一方的ではなく相互関係にあって、特に相手に安寧がありますかと聞くことでお互いを気づかっていることがよくわかる。
よく運動部などであいさつはでかい声でしろと言っているバカがいるが、そもそもあいさつというものをなぜでかい声でしないといけないのかわからないのだが、おそらくそれはただの服従を意味する行為であって、そういう服従を表す行為は封建的なクラブによく見られるが、もともとあいさつというのはそういう目的のためにあるものではない。日本語の意味は私にはよくわからないが、しかし韓国語のような意味はあるのだと思う。

私は教える時はかならずそのあいさつの意味を伝えるようにしているが、それはこの言葉と言うものを大事にしてほしいからだ。
例えばさようならは行く人と送る人では表現が違う。
行く人は送る人に対してアンニョンヒケセヨ(平和でいてください)と言い、そして送るひとは行く人にアンニョンヒカセヨ(平和に言ってください。)さらに友達どうしのカジュアルな会話でもチャルガヨ(Go well)チャリッソ(stay well)と相手を気遣う言葉があって、そういうちょっとした意味を説明をするのだが、それだけでもああ言葉にはこういう意味があるのかと、そのあいさつを大事にするようになると思っているからだ。
それをただでかい声でただ服従を表せば「ちわーっす」でも立派なあいさつとみなされる運動部の体質に下品さを通り越して、国語を冒涜しているんじゃないかと思うんだが、こういうバカな体質にならないためにも、指導する人間はもう少し国語力と言うものを磨いて正しい日本語を使う必要があると思うのだが、しかし指導する奴の中には礼儀とかあいさつとか言っているわりに、結構でたらめな日本語をつかっている奴が多いのではないかとにらんでいる。
礼儀正しいと言うのは正しく国語を話すことである。日本語を正しく話す人は礼儀正しい人だし、でたらめな日本語を話す人は決して礼儀正しいわけではない。もし運動部でいうハイハイハイと親玉に服従し、一応自分は下っ端ですと言うようなことを示すことが礼儀と言うならば、そのへんのチーマーと呼ばれているような奴や暴走族でもできることであるが、DQNクラブの礼儀やあいさつというのはこれとかわらないのではないか。

正直まったく関心がないので人のブログやホームページなどは見ないが、もしそういうものを見て、使われる表現が稚拙だったり、きちんとした文章を書けないような奴はだめ、特にこういうスポーツクラブと言うのは親が見ているのだから、自分の子供よりも程度がひくいような文章しか書けないようでは信用されないだろうし、親ももっとそういうところを見なければいけないと思っている。
子供が楽しくやっているから、ひとつのことに打ち込んで一生懸命やっているからいいなどという考え方は今回の事件を見て、よく考えなくてはいけないということはわかることである。
スポーツの指導をしているからこの人は礼儀正しい人だとか、正しい人だと言うのは全くの勘違いである。
むしろそれしかできなような奴は物の見方がせまいので、わけのわからない常識をおしつけてきたり、世の中の常識からかなりずれていることが正しいと勘違いしているのだが、それは今回の事件も含めて、体育会の礼儀などが世の中の常識とマッチするかどうかということを考えたらわかることである。

正直もう少し人生の選択肢の幅を広げるために、運動クラブには勉強させる必要があるのではないだろうか?中学高校あるいは小学生の時代からそれだけをしていればいいなんていう生き方は間違っている。
そしてそういう生き方を認めてさせているのが、まわりのそういったバカな大人たちで、そういう風潮をもうそろそろなくして行く必要は大いにあるだろう。











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