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まらずもうこの一年

2011-12-31 12:54:55 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

平成23年も今日で終わり、大晦日のこの日に、今年一年のまらずもうを振り返ってみたい。

平成21年7月に発足した現代まらずもうは、平成22年に初めて年6場所興行を達成、続く今年平成23年は雲虎の横綱昇進でスタート。1横綱・1大関(玉椿)となんとか役者のそろった形でスタートすることができたが、この1年を経て、九州場所後に大関・摩羅の川が横綱昇進、大相撲より一足先に東西に横綱がそろい、年明けには2横綱3大関となる活況を呈している。常に大相撲の背中を追いかけてきたまらずもうだが、今年はあらゆる面で大相撲を上回ったと言ってよいのではないか。八百長問題に揺れた大相撲は春場所を中止、続く夏場所も通常開催できずに技量審査場所という中途半端な開催形式にとどまった。一方の我らがまらずもうは今年も年6場所通常開催。それだけではない。優勝力士の成績も充実。大相撲の優勝力士の成績を、全ての場所で上回ったこの1年。大相撲の優勝成績をまらずもうの優勝ラインとするという規定上、昨年は年6場所開催するも、幕内優勝者が出たのはわずか2場所。しかしこの1年は、6場所すべてで優勝者を輩出。大相撲では1年間全勝優勝が出なかったのに対して、まらずもうでは逆に6場所すべての優勝者が全勝、全勝同士の決定戦も2回という充実ぶり。大相撲を大きく上回るハイレベルな優勝争いが毎場所展開されるに至っている。特に目を見張るのは横綱昇進を決めた摩羅の川。初場所新入幕で始まったこの1年、3月の東日本大震災を機に、現住所の岩手に出身地変更を届け出た若武者は、復興を願い勃ちに勃って全勝で初優勝、その後も勝ち続け、年間3度の全勝優勝、納めの九州場所後には横綱昇進を決める。今年はまさに摩羅の川の年と言ってよかろう。入門当時はしゃべりがつまらなく、「こんな相撲ぶりのつまらない、勝つだけの力士に上がってこられても興行上迷惑なだけ。報告のつまらなさはなんとかならないものか」と協会幹部にけむたがられていたが、地位が人を創るとは言ったもの、また、当然本人の精進もあり、今や報告文のうまさはだれもが認めるところ、嫁ネタとドリンク剤ネタという確固たる型を確立し、横綱にふさわしい相撲内容を見せるようになった。新横綱で迎える新年の課題は連覇。まらずもうではいまだ連覇を達成した者はいない。新横綱に期待が集まる。一方の先輩横綱・雲虎にとっては苦難の1年となった。横綱に昇進するも、なかなか優勝できない場所が続き、大日本毛呂乃教なる新興宗教に入信。その成果か秋場所に横綱として初めての優勝を飾るも、心配は尽きない。摩羅の川の昇進により、は西の横綱にまわり、ついに第一人者の座を明け渡した状態で新年を迎える。一人横綱で安穏としていた雲虎にも尻に火がつき、巻き返しの1年となるか。
大関陣は1人からこの1年で3人に。最古参、玉椿にとっては浮き沈みの激しい1年。奇跡の全勝優勝を成し遂げ、翌場所綱取りに挑むもまさかの負け越し、カド番に。翌場所カド番を脱するもさらに翌場所は出場停止もあって負け越し、またしてもカド番となる。カド番→脱出→カド番を繰り返す流れからは、自身が敬愛し、目標としていた大相撲・千代大海に近づいてきたと評価することはできよう。今年昇進した2人の大関、最初は毛呂乃。初場所に全勝優勝で大関昇進。九州でも決定戦こそ落としたものの全勝、いよいよ横綱の声がかかる。もう一人の新大関・汚痔は九州場所に、大相撲・琴奨菊にあわせて昇進。成績も同じ11勝4敗とまずは及第点だが志の高い本人は満足せず。入幕後前頭・小結・関脇と1場所ずつ、という最短記録で大関に昇進したという記録保持者。味のある力士に育ってきた。
この他にも、九州に入幕を果たした家満が目下54連勝中。来年は大相撲・双葉山の69連勝、横綱白鵬が挑むも果たせなかったあの大記録の更新を賭ける。まだまだファンへの認知度は低く、相撲ぶりも淡白だが、連勝の伸びとともに注目が高まるのは必至。観客にアピールできる相撲の完成が新年の課題となるだろう。

横綱・大関と役者がそろい、新年の話題も豊富なもそろうまらずもう。これもひとえにファンの皆様の生温かい声援と、実際にこの競技に飛び込んでくれた勇気ある力士たちの努力のタマもの。この場をお借りして皆々様に感謝申し上げます。
どうぞよいお年をお迎えください。

****まらずもうこの一年****

<初場所>
関脇・毛呂乃が全勝で初優勝。ダッチとの連係プレイで勝ち進むも、最愛のダニー浜田を失う。
新横綱:雲虎、新大関:玉椿、新入幕:摩羅の川
新弟子:蒼狼(幕下付出)、萬海、栗ノ花、佇海

<春場所>
大相撲は八百長問題で中止。まらずもうは通常開催を決定、大相撲力士の参加を呼び掛けるも参加者なし。
東日本大震災の影響で開催1週間延期となるも、被災地岩手から摩羅の川の取組報告が届き、開催を決定。岩手・摩羅の川が全勝で初優勝。
幕内・朝乃立が人生初の虫歯を発症し、引退。年寄・朝広東を襲名。
新大関:毛呂乃、新十両:汚痔の山、蒼狼
新弟子:金精山、江頭、もっこり山、河豚狸
特に河豚狸は茶柱親方とともに史上初の夫婦参加。まらずもうの新たな可能性を示す。

<夏場所>
大関・玉椿と幕内・汚痔の山がまらずもう史上初の優勝決定戦。玉椿が初優勝。
新小結:摩羅の川、新入幕:汚痔の山

<名古屋場所>
関脇・摩羅の川が全勝で2度目の優勝。場所後大関昇進。綱獲りの玉椿は負け越し、まらずもう史上初のカド番へ。
新関脇:摩羅の川、新小結:汚痔の山、新入幕:蒼狼、月乃猫、新十両:飛埒王
新弟子:艶右衛門

<秋場所>
横綱・雲虎が横綱としてようやく初優勝。通算2度目。大日本毛呂乃教による洗脳騒動も。
関脇、汚痔の山が場所後大関昇進決定。これを機に四股名を「汚痔」に改める。
新大関:摩羅の川、新関脇:汚痔の山、新入幕:飛埒王、新十両:家満、池男王子

<九州場所>
大関・摩羅の川が全勝で3度目の優勝、横綱昇進を決める。
まとめ報告等、「立ち合いの乱れ」問題が起こり、大関玉椿が史上初の出場停止処分。
家満が連勝記録を大幅に更新し、54連勝、記録継続中。
新大関:汚痔、新入幕:家満

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