幕内の結果（二日目）

○　摩羅の川（２－０）

　いつもは午前７～８時での取組が多い摩羅の川。春場所２日目は尿意に襲われて午前５時頃に目を覚ました。強い尿意の為か相棒はギンギン。とりあえず排尿すべくトイレに入るが、排尿中に「このまま起きてしまえば勝ちだよな」との考えが頭をよぎる。しかし二度寝したい欲求には逆らえず、排尿を済ませるとこの勝利を放棄して再び布団の中へ。次に目を覚ましたのはいつも通りの起床時間。尿意は無かったものの、先ほど５時頃の勃起と甲乙つけがたい硬度の勃起を披露。ここでは素早く起床して２勝目。２回の取組で２回とも勝利し調子の良さをファンに見せつけた。

 

○　毛呂乃（２－０）

　綱獲りの毛呂乃、きょうは場所中だという意識もしっかり、まらもいつにもましてしっかり勃起。傍目には異常なほどな勝ちっぷりでも本人は納得しないことが多いなか、今日は本人も認める出色の出来。出色の出来だけに、まらの先から色のついたモノが出たのは当然だが、今日噴出されたものはどうやらモノが違うようだ。「細菌の中では最強かも」とほくそ笑む毛呂乃。毛呂乃ウィルス散布に、各力士間に戦慄が走る。明日からの土俵にどんな影響をもたらすのか、予断を許さなくなってきた。

○　汚痔（２－０）

　今場所の汚痔は、これまでの気合を前面に押し出すイメージから一転、どこか飄々とした雰囲気。就寝前に梅酒のソーダ割りをがぶりとひっかけると、「自分を信じて一発で立合いを決めました」と一気のガブリ寄りできれいに勝負を決めて見せた。

 

○　玉椿（２－０）

　就寝後の２３時４０分ころ、毛呂乃の結果報告メールで叩き起こされてしまった玉椿。立合いのタイミングを狂わされて「・・・まったく、毛呂乃にはこまったもんだ」と寝ぼけまなこで苦い表情。本来ならすぐに星取表への記録等の事務作業に入らなくてはならないところ、「・・・ねみい。取組に集中するわ」とそのまま寝直したのが作戦的にうまくいったか、きっちり体勢を立て直して快勝。２連勝と好スタートを切った。

 

○　家満（２－０）

　「朝の勝利をイメージして寝るとかなり調子がいい」と語る家満。前日の疲れが残っているとは言いつつも、朝になればイメージトレーニングした通りの勃起を見せつけ、危なげないまらずもうで２勝目。連勝記録を７１に伸ばした。

 

○　蒼狼（２－０）

　確定申告の提出期限まであと３日。不慣れな日本語で、複雑怪奇な税金の計算と格闘する蒼狼の脳はオーバーヒート寸前。なんとか土俵に上がって、むりやり勝利をもぎとったものの「やっとこです」と息もたえだえ。苦しい戦いは続くが、この山場を乗り切れば、力士として一回り大きく成長できるに違いない。